目次
セールスポイント
・料亭やプロの料理人も認めている
・創業60年を超える老舗のだし屋
・年間365万パック以上のだしパックを製造している
・化学調味料や保存料などは無添加
ダシにこだわったブランド
だしづくりを追求していく中で「うまみ」成分の科学的な分析と、職人の完成や技術力の両方に目を向けることで「うまみ」にある本質と絶えず向き合い続けてきた「だし屋フタバ」という老舗のだし屋があります。
「だし屋フタバ」は創業60年以上、だしを扱ってきた専門店ですが、お手軽にプロの味を楽しんでもらうために「ON THE UMAMI」という新しいブランドを立ち上げました。
こちらではだしパックや削り節をメインに、旨味を存分に味わうことが出来る商品を多く扱っています。
ON THE UMAMIの特徴
うまみを研究してきた結果、使われている素材ごとに科学的に数値化して特徴を可視化しています。こちらでは「コク」「キレ」「余韻」「甘味」「深み」「酸味」の6つをグラフにして、わかりやすく表示しています。
こちらを数値化しているのには理由があり、素材を引き立てることを主としている日本のだしはシンプルながらも多種多様です。なので、料理に適しただしを選ぶ指標があることで利用者がわかりやすい様にしています。
だしパックは5種類ある
こちらの商品であるだしパックは5種類の味を楽しむことが出来ます。
「悟りだし」「UMAMIだし あご」「UMAMIだし いりこ」「UMAMIだし 合わせ」「UMAMIだし 鰹と昆布」の5種類があり、悟りだしは5パック、その他のUMAMIだしは8パック詰められています。
そして、「UMAMIの旅」は5種類のだしパックを1つずつ詰めたものになっています。
「悟りだし」以外は味付けがしてあるので、手軽に本格的な味を楽しむことが出来ます。
更に、こちらのだしパックの特徴は中身も使える所です。
通常のだしパックは食べる用に作られていませんが、こちらのだしパックはダシを取った後も美味しく食べられる工夫がされています。
なので、だしを取らずにそのまま料理に使うという手段も出来ます。値段は一律、税込み648円となっています。
レビュー
今回紹介するのには「UMAMIの旅」です。これは使いやすいだしパックでありながら、日本各地のだしを5種類味わうことが出来ます。
名前の由来は「ご当地だし」を旅するように味わうことが出来ることからだそうです。
今回は「UMAMIの旅」を2袋頼みました。
▼カタログとレシピが同封されていましたので、レシピを参考にするといいかもしれません。
なお、管理人は読まずに作っていますので、参考程度にしてください(笑)。
基本的には1つのパックからダシを取り、使用済みのだしパックを料理に使っています。
悟りだし
ポイント
鹿児島県枕崎産のサイズが4.5kg以上の鰹を厳選して素材に使用しています。
荒節の表面を削り、カビ付け工程を施して水分を取り除き、うまみを凝縮、脂肪を分解した「本枯鰹節」という最高品質の鰹節です。
鶏肉としめじの吸い物
材料
「悟りだし」、鶏モモ肉、しめじ、長ネギ、塩、醤油
作り方
1.鍋に「悟りだし」と300~400mlの水に入れて、中火で沸騰後5~7分間煮出します。
2.鶏もも肉は醤油洗い(少量の醤油を素材に染み込ませることです。下味を付けながら臭みや水分を出す働きがあります。)をして、5分ほどしたら熱湯をたっぷりとかけます。
3.しめじを食べやすいサイズに切っておきます。
4.長ネギを薬味用として切っておきます。
5.だしが取れたらパックを取り出し、鶏肉としめじを入れて、火を通します。
6.味付けは塩のみで大丈夫です。
7.盛り付けたら完成です。取り出した「悟りだし」は別の料理に使います。
管理人が鰹節にこだわっていた時は削り器を使い、本枯鰹節を削っていたのですが、その味を思い出しました。
削りたてじゃないとこの味は楽しめないと思っていましたが、少し粗いチップのような中身と個別包装されているおかげで新鮮な削りたての味を楽しむことが出来るのかもしれません。
その分、通常のだしを取るのと違い、長めに火にかける必要があるのでしょう。
「悟りだし」の味は本当に美味しいので、具材はもっとシンプルな方が楽しめると思いました。
贅沢おかか
材料
「悟りだし」の中身、ゴマ、醤油、砂糖
作り方
1.小さめの鍋でダシを取った「悟りだし」の中身を弱火で乾煎りします。
2.煮汁が無くなったら、醤油と砂糖を小さじ1ずつ入れます。
3.鍋が焦げないように合わせ、仕上げにゴマを入れれば完成です。
だしを取ったあとの旨味じゃないぐらい、美味しいので絶対捨てないでください!
乾煎りしないと口当たりが気になると思うので適度に水気を飛ばしましょう。
UMAMIだし 鰹と昆布
ポイント
国産の鰹と昆布を素材にしたダシです。
漁獲日や群れ、魚質の違いで1本ずつ味の異なる鰹節を均一に組分けし、安定感のある深い味わいを実現しています。
鰹節をいぶした香りを最大限に引き出し、利尻昆布の豊かな香りとの相乗効果で素材の味を引き立てます。
ナスの味噌汁
材料
「鰹と昆布」、ナス、味噌、長ネギ
作り方
1.「鰹と昆布」を500~600mlの水に入れて、中火で沸騰後3分間煮出します。
2.ナスを好みの大きさに切ります。
3.長ネギを切っておきます。
4.ダシが取れたら、ナスを煮ます。
5.「UMAMIだし」シリーズは味付けがしてあるので、少量の味噌を少しずつ溶いていきましょう。
6.盛り付けたら完成です。こちらも取り出したパックは美味しく食べられます。
こちらも削り節から取ったダシと遜色のないクオリティの合わせダシですね!
家庭でダシを取る習慣がある人にとってはいつも通りの味を簡単に味わうことが出来ます。
使いやすいダシなので、料理には幅広く使えるのが嬉しいです。
「悟りだし」以外はダシを多く摂ることが出来るので、4人分までなら十分まかなえると思います。
和風だしの玄米おにぎり
材料
「鰹と昆布」の中身、醤油、生姜、白ゴマ
作り方
1.生姜は皮を取って、すりおろしておきます。
2.鍋で「鰹と昆布」の中身を弱火で乾煎りします。
3.すりおろした生姜と小さじ1の醤油、ゴマを入れたら、火を落とします。
4.白米と玄米を2:1で炊いたものを300g取り、作った具を混ぜ込みます。
5.握って、盛り付けたら完成です。
玄米独特の香りを生姜が和らげ、おかずが無くとも「鰹と昆布」の旨味で美味しく食べることが出来るおにぎりです。
よく噛むおにぎりなので、ダシの味も存分に感じられます。
UMAMIだし 合わせ
ポイント
「いわし煮干し(片口いわし、うるめいわし)」「あご(トビウオ)」「昆布」「椎茸」「鰹節」「鮪節」の7種類の素材を使用した、コク深い風味が特徴のダシです。
強さと甘さをしっかりと感じながらも、それぞれの味が合わさり凝縮されたうまみとなっています。
煮物と相性が良く作られています。
大根の鶏そぼろ煮あんかけ
材料
「合わせ」、大根、鶏挽き肉、本味醂、日本酒、塩、片栗粉
作り方
1.「合わせ」を500~600mlの水に入れて、中火で沸騰後3分間煮出します。
2.ダシを取っている間に大根の下処理をします。大根を2cmぐらいの幅に切り、皮を厚めに剥きます。皮を厚めに剥くことで、硬い部分を取ることが出来ます。
3.一手間かけるとしたらら面取りをしましょう。面取りとは素材の角を丸くすることで煮崩れを防止し、見た目がよくなります。
4.水から大根を煮て、楊枝がスッと通るまで弱火~中火で下茹でします。
5.大根はザルにあけて、流水でアクを取り除きます。
6.「合わせ」から取ったダシに下茹でした大根を10分ほど弱火で煮ます。
7.大根を取り出し、調味料と鶏挽き肉を入れたら弱火で鶏挽き肉をほぐします。
8.鶏挽き肉に火が通ったら、少しだけ火を強くしてアクを取ります。
9.片栗粉でとろみを付けたら、再度大根を入れて、火を落とします。
10.盛り付けたら完成です。
管理人がリピートしたい商品№1のだしパックです!
このだしパックには複数のダシが含まれているので家庭でこの味を出すのは中々難しいですね。
シンプルな飲む用のダシならば先程紹介した「悟りだし」と「鰹と昆布」がオススメですが、料理好きには是非こちらをオススメしたいです。
大根と鶏挽き肉以外の素材が入っていないので、4,5人分の量は作れると思います。煮物に合うだけではなく、おでんの汁にも利用したら美味しそうです。
旨味たっぷりの塩つくね
材料
「合わせ」の中身、鶏挽き肉300g、万能ねぎ、塩少々、サラダ油
作り方
1.「合わせ」の中身、鶏挽き肉、塩を合わせたら、よく練って粘り気をだします。
2.粘り気が出たら、万能ねぎを入れて、再度練ります。
3.形を整えたらクセの無い油を引いた鍋に入れて、中火で焼きます。
4.両面に焼き目を入れたら、フタをして、弱火で10分ほど焼きます。
5.火が通ったのを確認したら、盛り付けましょう。
写真を見れば分かるように「大根の鶏そぼろ煮あんかけ」と同日に撮影したので、先程のレシピとほぼ同じ材料です(笑)。
こちらの「合わせ」は旨味が強いので、鶏挽き肉の量を半分ほどに減らす場合は塩を入れなくても美味しく食べられます。
とてもお酒に合う味なので、飲ん兵衛な人は試してみてください。
UMAMIだし あご
ポイント
厳選された上質な国産あご(トビウオ)を高温で一気に焼き上げることで、臭みを無くしてすっきりとした味わいを実現しました。
コク深い風味のあごと香ばしさが引き立つあごをほどよくブレンドすることで、料理に深みを与えるダシとして活躍しています。
サンマのつみれ汁
材料
「あご」、「あご」の中身、ネギ、粉山椒
作り方
1.「あご」を500~600mlの水に入れて、中火で沸騰後3分間煮出します。
2.ネギを1cmぐらいにぶつ切りしておきます。
3.サンマは腹骨と小骨は取ったほうがつみれのフワフワした食感を邪魔しないので美味しいです。カルシウムを取りたい人はそのまま使います。
4.サンマの皮を剥き、2cmぐらいにぶつ切りにします。
5.フードプロセッサーに「あご」の中身、粉山椒、青ネギ、サンマを入れて、滑らかになるまで回します。
6.鍋にダシを入れ、弱火にしておきます。
7.スプーンを使って、つみれをダシが入ったた鍋に落とします。
8.味付けはこれでも十分だと思いますが、好みで塩か醤油で調整しましょう。
9.盛り付けたら完成です。
焼あごのダシは香ばしく、臭みが少ないのが特徴です。
サンマのつみれ汁はダシが無くとも美味しく食べることが出来ますが、かつお節やあじ節、まぐろ節などとは相性がよくありません。
一方、こちらの「あご」はお互いの旨味を引き立て合ってくれました!
つみれの臭みは「あご」の中身と粉山椒、ネギで消しているので、魚独特の臭さは感じません。
魚嫌いでも喜んで食べてくれるかもしれないメニューですね。普段は滅多に使わないあごダシですが、「UMAMIだし」シリーズは1年間賞味期限が持つので、ふと使いたくなったときに便利ですね。
UMAMIだし いりこ
ポイント
国産いわしを高温のオーブンで焼く「焙焼」という一手間を加えた焼きいりこを素材に使用しています。
まるで囲炉裏であぶったかのようなおいしさを感じるだしです。
いりこ本来の深いコクと香ばしさが引き立つ香りと味わいです。
讃岐うどん
材料
「いりこ」、冷凍うどん2玉、塩、好みのトッピング
作り方
1.「いりこ」を500~600mlの水に入れて、中火で沸騰後3分間煮出します。
2.そのままでは汁の味が薄いでの塩を小さじ1入れます。好みがあるので小さじ1/2から試しましょう。
3.冷凍うどんを別の鍋で茹で、しっかりと湯切りします。
4.うどんを器に入れ、汁を注ぎます。
5.好みのトッピングを載せて完成です!今回はエビと長ネギのかき揚げにしました。
シンプルに食べるだけでかなり美味しいです。
冷凍うどんと「いりこ」を使うだけで、簡単で本格的な味わいを楽しむことが出来ます。
今回は粉末の出番が特に思いつかなかったので、強めにダシを取っています。
上記にあるレシピでは沸騰後3分煮出していることにしていますが、実際には長めに6分ぐらいやっています。
それでも味や見た目が濁ることはなかったので、そのままパックを捨ててしまうぐらいなら長めに火を入れてダシを濃厚に取るのは悪くないと思います。
2人前以上のダシが取れるので、残ったものは次の日に冷やし吸い物にでも利用しましょう。
総評
どれも美味しいですが、「UMAMIの旅」は最初だけで良いと思いました。
というのは、好みのダシが見つかったからです。
管理人は削り節と昆布、いりこなどからよくダシを取っているので、「鰹と昆布」、「いりこ」に関してはあまり出番がないと考えたからです。
一方、本枯鰹節を普段使いするほど贅沢ではないので「悟りだし」をたまにのご褒美扱いで使い、濃厚な旨味がある煮物を作れる「合わせ」は常備しておきたいのでリピートします。
最初は「UMAMIの旅」をいくつか購入して、好みのダシを探してみることをオススメします。