セールスポイント
・1つの最中に対して、生柿半分を使った贅沢な和菓子。
・柿の豊かな甘さと柚子の優しい香りが相性抜群。
・有機JAS認証を受けた柿だけを使った加工品の数々を販売。
柿の専門 いしいにつて
1965年に奈良県五條市に創業された「柿の専門 いしい(石井物産)」は様々な柿の加工品を取り扱っている食品メーカーです。
自社農園で栽培している柿は有機認証を取得しており、無農薬の茶葉を活かした柿の葉を使った茶や粉末、うどんなどの一風変わったものも作っています。
現在(2022/05/31時点)は「JR奈良店」「三条通店」「にぎわい棟店(五條市役所内)」の3店舗があり、奈良県では親しみのある店となっています。
勿体ないから名物へ
『西吉野町を日本一の柿の産地にしよう』とブランド化を始めたのが当時の西吉野町の長であり、今の「柿の専門 いしい」現社長です。
しかし、高品質の柿を作ることが出来る様にはなったものの、ブランド化した故に、廃棄しないといけない柿が出てきてしまいました。
そこで、柿を使った酢や奈良漬などの商品を開発し、現在では柿の加工品だけで60品にもなりました。
柿もなかについて
干し柿以外の柿の加工品がほとんどない時代に、傷が付いた生柿を無駄にしたくないと想いから生まれたのが「柿もなか」です。
白あんを使わずに、柿だけで作った特性あんに、柚子をほんのりと効かした上品な味わいが特徴です。
「柿もなか」には半分の生柿を使っており、ダイスカットした果肉も入っている為、生柿や干し柿とは又違った甘味と食感を楽しむことが出来ます。
レビュー
今回紹介するのは「柿の専門 いしい」の「柿もなか 5個入」です。
▼パッケージ。
▼中身。
ポイント
食べるときには知らなかったのですが、アイスにして食べても美味しいそうです。
又、トースターで加熱すると更にサクッとします。
▼盛り付けたもの。
既に挟まれているタイプのモナカですが、中身の餡がややしっかり目の柿のペーストなのでパリパリとしています。
シンプルな柿餡とは異なり、ゆず果汁を使うことで酸味をプラスし、干し柿とは違った味わいが楽しめる上に、風味が良いですね。
甘みは控えめで、干し柿よりもサッパリとしていながらもややみずみずしさを感じられます。
小豆のタイプの最中とはぜんぜん違うので、非常に面白く、最中の芳ばしさとも相性が良かったです。
総評
干し柿丸ごとを使った商品ではないので、比較的リーズナブルなのが嬉しいですね。
又、柿の少々気になる舌触りが加工することで抑えられ、柚子の香りが加わることで少々クセのある香りがマイルドになっています。
最中・柿・柚子と和菓子好きにはたまらない組み合わせなので、一回は試してみてください。