セールスポイント
・デザインと使い勝手が良いサーバー。
・石塚硝子が手掛ける希少な日本メーカー品。
・土台まで用意されているのですぐに使える。
石塚硝子とアデリアについて
1819年、岐阜県可児市に創立された「石塚硝子」はガラスを用いた食器や瓶などを製造しており、紙容器やプラスチックなどの分野でも活躍している製造メーカーです。
1850年には尾張藩主である徳川慶勝公よりビードロ細工の注文を受けるほどの権威があり、現在では従業員が2,000名を超える大手企業です。
1961年には新食器ブランドである「ADERIA(以下、アデリア)」を立ち上げ、レトロな柄のグラスやコップ、梅酒のビンなどのほとんどが「アデリア」のものでした。
▼様々な器を販売しているアデリア。
右のグラスは「The Premium NIPPON Taste」シリーズという高級洋食器メーカー「鳴海製陶」とのコラボ製品です。
金や銀をあしらった日本製の食器でありながらも、2,000円未満で買える製品としては高クオリティであり、プレゼントに使いやすいですね。
ひんやりとした口当たりかつ薄いフチはビールや冷酒、ウイスキーのオンザロックなどと冷たい飲み物に重宝します。
左の3つは「津軽びいどろ」というミニグラスであり、可愛らしく、女性に喜ばれるデザインとなっており、ちょっとした副菜やクッキーなどを入れても見栄えがしますね。
焼酎三昧サーバーについて
ドリンクサーバー、ドリンクディスペンサー、ウォーターサーバー、手付きサーバーなどと様々な呼ばれ方をしている製品郡の1つであるのが「石塚硝子」の販売している「焼酎三昧サーバー」です。
他社の製品と同様にコックをひねると液体が流れてくるというシンプルなものですが、「焼酎三昧サーバー」では一升瓶サイズの焼酎が入れられる2Lタイプと水割りが作りやすい5Lタイプの2サイズが販売されています。
瓶タイプのドリンクサーバーが多数販売されていますが、コストパフォマンスに優れている反面、フタを空けないと水の出が悪い製品が多くあります。
しかし、本製品はその対策としてフタに工夫がされており、スッと水が出てきてくれます。
▼ステンレスタイプもある。
フタを頻繁に洗いたい人には同じメーカーから販売されている「MCサーバー」だと、フタがステンレスになっているので洗浄しやすくなっています。
又、持ち手(ハンドル)があるので移動させる際の手間も「MCサーバー」に部がありますね。
ただし、土台が無いので自分で作成するか、適した土台が別途必要なのは少々面倒なポイントでしょう。
レビュー
今回紹介するのは「石塚硝子」の「焼酎三昧サーバー 5L」です。
ダンボールから取り出してすぐに撮影した為、ホコリの除去を行っていませんが、製品自体に問題はありません。
▼全てのパーツの全貌。
「本体」「内蓋」「外蓋」「土台の組木2個」となっています。
2Lタイプだと本体の高さが169mmですが、5Lタイプだと高さが308mmと約倍の長さになるので、印象はかなり違うと考えられます。
▼左が外蓋、右が内蓋。
コルクの内蓋を採用することで、恐らく、完全密封とならないことでジャグからの水の出方がスムーズになっていると考えられます。
仮に水の出が悪かった場合にはここの部分を微調整すればいいでしょう。
▼外蓋の溝。
最初見たときはこの様な溝で上手く嵌まるのか疑問でしたが、驚くほど瓶とフィットする程であり、むしろ、軽めに締めるぐらいの方が取り外しが容易な程です。
▼瓶の蓋の接合部分。
梅酒用の瓶で有名なメーカーなので、しっかりと溝が作らており、滑らかな仕上がりです。
▼土台の結合部分。
土台のパーツの凹み同士を組むだけであり、上下ともに向きは無い様ですね。
▼完成した土台。
支点となる出っ張り部分は乗せる場所(材質)によってはやや滑りやすい印象を持ちました。
なので、ゴムキャップや滑り止めシート、滑り止めシールなどを用いた方が安定感がグッと増します。
▼底の部分。
ポイント
純粋なソーダガラスには小さな気泡が入り、シワがついてしまうこともありますが、これがいい味を出しており、個々の部分まで水位が下がると水の出が悪くなるので目安にもなります。
ガラスの製造には消泡剤(泡を減らす働きがある)が存在していますが、ガラスの製造に用いられる消泡剤には有害物質が用いられる事がある為、「石塚硝子」のガラス製品では一切使われません。
▼商品名のシール。
「石塚硝子」のシールは全て非常に剥がれやすい為、シール剥がしは必要ありませんが、このシールを剥がさずに使いたい人は洗う時に気をつけてください。
▼完成品。
土台の高さがかなりあるので、ビールグラスぐらいならば普通に使えます。
管理人は常温保存した備長炭に浸かった水を入れる為に、「焼酎三昧サーバー」を購入したので、これぐらいの高さがあるとマメな補充が必要ないので助かります。
この大きさの焼酎サーバーでは好みの水割りを作っておき、計量せずに気軽に飲むのが本来の用途でしょう。
公式では水と焼酎を一緒にして寝かしておくと、水と焼酎がしっかりと混ざることで一体感が出ると表記していますね。
水を注いでみる
▼容器を近くに置く。
コック部分は取り外しが可能となっているのでフルーツウォーターやハーブウォーターなどを作った場合でも気軽に洗えます。
▼コックを開く。
半開きの場合だと緩やかに出てくれ、全開だと中々の勢いなので、鍋に水を貯めるのにも重宝しています。
▼コックを締める。
締めた後に1滴ぐらいは垂れますが、1,2秒待機するぐらいで十分なので、かなり優秀な方でしょう。
待てない人は受け皿や防水シートなどを容易しておくと周りの家具を痛めません。
総評
この手のドリンクサーバーでは『液漏れしない』『デザイン』『フタをしてあっても水が出る』『容量』が重要ですが、管理人は「焼酎三昧サーバー」に満足しています。
安物のドリンクサーバーはかなり液漏れが多いらしく、長年使える国産ガラスかつ液漏れがしないというと「石塚硝子」の製品しかほぼ無いみたいですね。
陶器タイプも人気がありますが、現代の家のデザインではガラスタイプの方が無難に使えることが多いので、管理人もガラスで作られたタイプを採用しました。
個人利用で購入する人が多数派だと思いますが、パーティーでも便利な製品なのでいろいろな人にオススメしやすい製品でした。