セールスポイント
・日本人好みのもっちり・ふっくらベーグル。
・従来のベーグルよりも柔らかく、万人向け。
・種類が豊富であり、リピートしても飽きが来ない。
福ベーグルについて
2015年に群馬県高崎市に設立された「福ベーグル」は地元で非常に人気のあるベーグル専門店であり、女性が中心に働いているベーカリーです。
地元に住んでいた人が食べられなくなると、通販を利用して購入する人が多数いるほどの人気からうかがえるように、楽天でのショップ評価も高いです。
20種類以上(限定やサンドなども含めると50種類以上)のベーグルが1つ1つ手作りで製造されており、当日売り切りなので、常に美味しいベーグルが食べることが出来ます。
通常のベーグルと違う所
ベーグルは水分量が少ない生地を練り、紐状にしてから輪にし、発酵→ボイル→ベイクと1回茹でる工程を挟みます。
又、パンでは珍しく、卵だけではなく、油脂類と乳製品も入れないので、ズシッとした密度の濃いパンに出来上がります。
食パンの加水率が65%前後、フランスパンが70~80%、それに対してベーグルは55~60%とかなり少なく、水分量によって中身の白い部分の硬さが違うことがわかります。
一方、「福ベーグル」のベーグルには弾力性に富んだ小麦粉(強力粉の中でも多い品種)を使った上で、水分含有量を増やすことにより、もっちり・ふっくらしているのが特徴です。
更に、大多数のベーグル生地には具材がたっぷりと入れられているので、1つだけでも満腹感を得られ、通常のベーグルよりも柔らかいのでお年寄りでも食べやすくなっています。
厳選された素材
北海道十勝産小麦粉(十勝ゆめぶれんど)や京都宇治和東産抹茶、北海道産クリームチーズ、無農薬オレンジピール、有機チョコレート、北海道産エリモ小豆、本和香糖(和三盆に近い砂糖)、松田のマヨネーズなど厳選した材料を使っています。
『よくあるウリ文句じゃない?』と思う人もいるかもしれませんが、十勝ゆめブレンドや松田のマヨネーズ、本和香糖などは市販品と比べても倍以上するので、価格にかなり跳ね返ります。
これだけの材料を使い、リトルマーメイドやポンパドールなどのベーカリーと同じぐらいの値段で販売しているのは調理師の管理人から見ても、相当営業努力をしていることがうかがえます。
アウトレットのロスベーグルがリーズナブル
「福ベーグル」では日を跨いだベーグルではなく、可能な限り焼き立てを提供したいという思いから、1日における生産量が少なく、口に入らない方が多数いました。
しかし、それでも売りきれなかったベーグルは上記のこだわりから当初は廃棄していました。
しかし、それではあまりにも勿体ないということから、訳ありベーグルを冷凍した「ロスベーグル」として通販限定で販売し、好きなものが選べない代わりに通常品よりも格安での購入が可能になりました。
実店舗でも焼き立ての残りは多くなく、人気のある詰め合わせの為、購入してからの納期期間が不確定な点については注文時には留意してください。
レビュー
今回紹介するのは「福ベーグル」で気になった商品を適当に注文したものです。
▼ダンボールケース。
▼中身。
ポイント
様々なお取り寄せを試していますが、手書きのメッセージを同梱しているメーカーは当たりが多い印象がありますね。
薄利多売やマーケティングの手法に頼りすぎているメーカーは手間をかけないので、「福ベーグル」は対応面でも期待出来そうです。
調理方法
『自然解凍が一番美味しい!』という商品がおとりよせでは多いのですが、米やパンなどの中には電子レンジで解凍した方が美味しいものがあり、こちらもそのタイプでした。
基本的には電子レンジに入れる前に袋に切り目を軽く入れ、1、2分程度加熱します(要調整)。
ポイントは全体が温まり、凍っている部分が無いことを手で確認することです。
その後、予熱したオーブントースターで2,3分ほど焼けば出来たてに近いクオリティになります。
電子レンジで加熱しすぎるとベーグルの水分が飛びすぎることにより、硬くなってしまいます。
ココアチョコ&抹茶ミルク&アールグレイミルクティー
有機ココアチョコ(写真左下)
ココアがたっぷりと生地に練り込まれているので、ややビターに仕上がっています。
中のチョコレートは他のベーグルと比べてもたっぷりと入っており、チョコレートの味を存分に味わうことができます。
▼中身が入っているタイプは具がギッシリ。
他のベーグルよりもシンプルな構成のため、チョコレートが好きな人にオススメであり、ココアのほろ苦さがやや大人向けとなっています。
抹茶ミルク(写真真ん中)
抹茶の風味がほんのりと香り、苦味は控えめなので万人受けするフレーバーですね。
中身のホワイトチョコレートはやや控えめに使われているので、抹茶の旨味と風味を損ないません。
甘めのパンでありながらも小麦粉の味を楽しむことが出来、リピートしたお気に入りの商品です。
▼ベーグルの断面を拡大したもの。
ポイント
通常のベーグルは水分量が食パンやバターロールなどと比べて圧倒的に少なく、ドッシリ・ギッシリといった印象がある腹に溜まるパンでした。
しかし、「福ベーグル」の商品はこの様に引きちぎろうとすると弾力性に富み、日本人が好きなモッチリとした食感となっています。
アールグレイミルクティー(写真右下)
シンプルな紅茶パンではなく、バニラとベルガモットを香料として加えており、アールグレイの芳ばしい香りと共に楽しめます。
ホワイトチョコレートは素材の風味をあまり消さないので、紅茶の香りをダイレクトに感じられます。
チョコレートが中に入っているタイプは上品な菓子パンと言った印象なので、紅茶やコーヒーと一緒に楽しむのがオススメですね。
カフェラテ
有機ココアチョコとほぼ同様の生地であり、ほろ苦い生地になっており、形がベーグルではなく、丸型になっています。
カフェラテクリームはほんのりと苦味がありますが、クリームがたっぷりと入っており、コクと甘みがあり、クリームパンを彷彿させるぐらいに入っています。
表面にはカリッとしたプレッツェルと粗塩がトッピングされているのでオリジナリティのある味わいが面白いですね。
かぼちゃ×2&米粉&プレーン
かぼちゃ×2ベーグル(写真左)
かぼちゃパウダーを生地に練り込んだものに、甘いかぼちゃのペーストあんが入ったベーグルであり、「福ベーグル」にて10年連続一番人気を誇る看板メニューです。
表面にトッピングされているオーツ麦やカボチャの種などの香ばしさがカボチャの甘みを引き立てています。
ハロウィンに用意しておいたら大喜びしてくれるスイーツに近い菓子パンでした。
米粉(写真真ん中)
プレーンと比べると米粉のほうが甘く、ふんわり・もっちりしているので具やトッピングが無くとも物足りなさを感じません。
他のベーグルと比べても柔らかめなので、本式ベーグルらしさからは一層離れていますが、一回は頼んでみてください。
▼米粉の方がプレーンよりも芳ばしく焼かれている。
プレーン(写真右)
生地の美味しさをシンプルながらわかる製品であり、食事パンには米粉と同様に向いています。
小麦粉が市販品と比べて倍ぐらいの値段である「十勝ゆめぶれんど」ですが、管理人も使ったことがありますが美味しい粉です。
ベーグルサンドにする為に、米粉とプレーンは大量にリピートしました。
▼サーモンサンドがオススメ。
クリームチーズを塗り、スモークサーモンを挟むだけでパン屋のサンドイッチが食べられなくなるぐらいに高品質に仕上がります。
塩あんバター&オレンジクリームチーズ
塩あんバター(写真左)
福ベーグルでは生地に油脂類をあまり使いませんが、こちらはあんこと一緒にバターを巻き込むことで、和風パンながらも力強い味わいですね。
表面にトッピングされているやや粗目のピンクソルトが全体の味を引き締めており、福ベーグルの中でもスイーツとしてのクオリティが高いと感じられました。
オレンジクリームチーズ(写真右)
角切りのオレンジピールとクリームチーズがたっぷりと入っており、ほんのりと甘いベーグルの生地自体の味わいを引き立てていますね。
オレンジピールのほろ苦さと酸味、クリームチーズのコクが加わる分、他のベーグルとはかなり雰囲気が異なるのが嬉しいポイントです。
ブラックペッパーガーリックチーズ&トマトバジル&ベーコンチーズ
ブラックペッパーガーリックチーズ(写真左)
表面にニンニクとブラックペッパー、チーズがトッピングされているシンプルな構成です。
中にもチーズが入っているので、アツアツの内に食べる様にしましょう。
トマトバジルチーズ(真ん中)
トマトジュースを生地に練り込んであるのですが、色がしっかりと現れるぐらいにトマトの味を堪能できます。
商品名からはピザの様な印象がありましたが、実際にはトマトとバジルの風味をメインに楽しむベーグルであり、チーズは旨味の補強役なので、市販によくある調理パンよりも生地を楽しめる様にしているみたいですね。
ベーコンチーズ(写真右)
厚切りベーコンとプロセスチーズがたっぷりと入っている惣菜パンであり、もっちりとしたベーグルと合わさり、非常にボリュームがありますね。
男性に支持があるベーグルであり、サラダとスープがあれば立派な食事になる便利な商品です。
総評
ベーグルといえば硬さと密度、シンプルな素材が人気のポイントとなりますが、「福ベーグル」のものは日本人好みに作られているので、今までベーグルを好まなかった人にも非常に好評です。
別物と言っても良いぐらいに本式ベーグルとは印象が違いますが、管理人はこちらの方が好みであり、パン好きの母親が気に入った為、すぐにリピートしました。