セールスポイント
・7時間以上かけて煮詰めた牛乳から作られたジャム。
・「グリコ」の「特選高原牛乳シリーズ」の1つである牛乳の生産地
・低脂肪牛乳から作られているので、脂質が少ない。
日和高原の牛乳
ブランド牛乳の1つである「邑南日和(おおなんひわ)高原生乳」は「グリコ」が販売している「特選高原牛乳シリーズ」で扱われているものと同じものです。
これは「グリコ」が良質な生乳が取れる産地として指定しており、その産地の一部が「日和高原」となっています。
ミルクジャムとは?
ざっくり言うと練乳とほぼ同じで、水分を飛ばした牛乳に糖分を入れたものです。
大きな違いは色々調べた結果、練乳とほぼ変わりはないようです。
強いて言うならば加熱する際に鍋を使うか、使わないかぐらいでしょうか?
ハッキリと言えませんが、管理人はこのような答えを出しました。
マニアックな無駄話
「一般社団法人 日本乳業協会」のHPを参照した所、練乳は水分を飛ばす際に濃縮機(エバポレーター)という物を使い、45~60℃ぐらいの温度帯であらゆる機能を使い短時間で濃縮するようです。
一方、ミルクジャムは鍋により低温で加熱し、水分を飛ばします。キャラメルの色が付いていないバージョンといった感じですね。
その代わり、練乳の方がメイラード反応(おおまかに言うと砂糖とタンパク質が加熱されることにより、色が付く現象)が作用しにくいのでやや白くなります。
低脂肪の理由
近年、バター不足が度々ニュースになることがありますが、バターを作る際には生乳から脂肪分であるクリームを取り出し、低脂肪牛乳や脱脂牛乳が残ります。
そこで、低脂肪牛乳を飲料以外での使いみちを考え、製造されたのが「日和高原 ミルクジャム」です。
レビュー
今回紹介するのは「シックス・プロデュース」の「日和高原 ミルクジャム」です。
▼瓶のデザインはこのようになっています。
▼ジャムとのことですが、とろみは練乳よりもありません。
とろみが少ない理由としては恐らく砂糖の量が市販の練乳よりも糖分が少ないからでしょう。
瓶の底にはジャリジャリしたものがありますが、これは牛乳の甘味成分である乳糖が結晶化しているものなので、安心してください。
そのまま食べてみると練乳よりもやや甘味と脂肪が少ないので、ベタっとしておらず、くどくないですね。
ですが、物足りないということは無く、練乳と同じように使うことが出来ました。
なので、あくまで砂糖やジャム、ハチミツなどの甘味料のように楽しんでください。
ミルクジャムトースト
シンプルにトーストしたパンにジャムの様に使いました。
写真のようにこれぐらいの量でも十分に甘味を感じますので少量から試しましょう。
練乳と違い、安っぽい味にならずサッパリしているので朝食に食べるには最適ですね。
簡易ミルクティー
オススメの使い方の1つです。
植物性の油を使ったクリームであるコーヒークリーム(ミルク)と違い、不自然な味がしません。
様々な外国で練乳を使った紅茶を飲む方法があるそうなので、試してみました。
ケチらずにたっぷりと入れたほうが美味しいですが、甘味は同時に強くなります。
お茶菓子を食べない時に単体で味わうといいですね。
フルーツにかける
練乳よりもフルーツの味を消さないのが特徴です。
王道のイチゴと組み合わせましたが、練乳同様に美味しく食べることが出来ます。
苺狩りの季節が来たら、持ち歩くのもいいかもしれませんね(笑)。
総評
シンプルにサッパリした練乳という言葉が相応しい商品ですね。
「日和高原 ミルクジャム」の牛乳は低脂肪牛乳を使っていますが、他のメーカーの商品を見ていると通常の牛乳から作っていることが多いので、コクはありますが、ミルクの風味では劣るはずです。
なので、乳脂肪分の低いミルクジャムを買うならばこちらの商品がオススメです。