セールスポイント
・直火式銅釜でじっくり時間をかけて作られたカレールウ。
・保存料を使わず、天然素材のみで作られている。
・海上自衛隊横須賀基地で実際に使われている海軍カレー。
旭カレールウの徹底したこだわり
日本蕎麦屋を経て、カレールウ製造工場になってから現在まで変わらない製造方法を手作業にて行っています。
70年もの間、三代に渡り、職人の手で受け継がれています。
熱伝導に優れた直火式銅釜で原料を包み込むようにじっくり時間をかけ、焼き上げることで13~17種類のスパイスの香りが活きてきます。
保存料、エキスを一切使用していない
カレーライスを食べて胸焼けを起こす理由の原因として「保存料」や「煎れていない小麦粉」が影響しているのではと言われています。
「旭カレールウ」には保存料は使用しておらず、じっくり時間をかけているので胸焼けしにくいカレールウに仕上げられています。
余計なエキス類を使っていないのには理由があり、好みの具材を使って作る場合に旨味がケンカしないようにしているからです。
海上自衛隊の船内で使用
「旭カレールウ」は実際に海上自衛隊横須賀基地で使用されており、毎週金曜日に提供されています。
ちなみに毎週金曜日がカレーライスの日とされているのは、曜日感覚がなくならない様にする為だそうです。
旭カレールウの種類
現在(2018/07/28)、4種類のカレールウが販売されているのでざっくりと紹介します。
旭カレールウ 甘口 辛さの目安
元祖 旭カレールウであり、創業より変わらぬ製法で仕上げています。
昔なつかしい、優しい味わいのカレールウで、時間をかけて焼き上げた香り高く、コク深い1品です。
小さな子供でも食べられる辛さに仕上げてあります。
旭カレールウ 辛口 辛さの目安
上記の甘口よりも辛さを増やしたものです。
口の中に程よく広がる辛さが食べやすさを演出します。
旭カレールウは全てフレークになっているので、炒めものや唐揚げ、コロッケなどに使用することが出来ます。
旭カレールウ セレクト 辛さの目安
二代目が考案した「旭カレールウ セレクト」は使用する油をサラダ油に帰ることにより、肉だけではなく、魚介類にも合うようになっています。
生のニンニクと生姜を使ったことにより、香りがよくなっており、トマトの酸味と共にスパイスの香りを楽しむことが出来ます。
旭カレールウ 孫 辛さの目安
三代目が考案したスパイシーなルウで、創業者の孫が受け継がれた製法で作っており、これからも伝統を守っていく気持ちを込めて「孫」と名付けられました。
トマトとフルーツをふんだんに使い、酸味と甘さの中にしっかりと存在するスパイスは大人の辛口です。
レビュー
今回紹介するのは「ワタナベ食品」の「旭カレールウ・セレクト」です。
▼パッケージはこのようになっています。
▼フレークタイプで10人前作る事が出来ます。
商品名ではわかりませんが、一般的な中辛と同じぐらいの辛さになっています。
フレークなので、炒めものや唐揚げ、パスタなど様々な料理に使用出来るのが便利ですね。
残った場合は瓶に入れて、冷蔵保蔵するといいそうです。
今回はオリジナルレシピになりますが、裏面に作り方とレシピが記載されており、そちらの方が圧倒的に手間はかかりません(笑)。
海軍カレーなのでイメージにより、スタミナが付く豚と海鮮をメインにしています。
スタミナ海軍カレーのレシピ
材料10人前
豚肩ロース 300g
塩コショウ 少々
サラダ油 小さじ1
海鮮ミックス(イカ・ホタテ・エビ) 200g
好みの野菜(今回は人参のみ) 300g
水 1600cc(調理中の蒸発分があるので、各自調整)
ブーケガルニ(お好みで)
ローリエ 2枚
ホール胡椒 少々
追加調味料(お好みで)
鶏ガラスープの素 大さじ1
コンソメスープの素 小さじ1
濃口醤油 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ2
ウスターソース 小さじ2
トンカツソース 大さじ1
美味しくする材料
玉ねぎ大サイズ 1個以上(多くても問題ありません)
クズ野菜 キャベツの外側の葉や芯、人参の皮、トマトのヘタ、生姜の皮など
作り方
1.玉ねぎは可能な限り薄くスライスし、水がヒタヒタになるぐらい入れて、中火で煮る。
飴色玉ねぎを作るのにみじん切りをする所もありますが、形は残らないのでスライスで問題ありません。
薄くスライス出来ない人はスライサーを使うと簡単です。
水で煮ることで飴色玉ねぎを作る際に炒めるサラダ油を減らす事が出来ます。
2.色が黄色くなってきたら水分を飛ばし、可能な限り少ないサラダ油を足す。
焦げ付きにくいテフロン加工された鍋だとやりやすいです。
カレーならこれぐらいの色合いで十分ですが、オニオンスープを作る際にはもっと焦げたような色合いまで炒めます。
飴色玉ねぎを作るポイントとしては鍋底に貼り付けるようにし、色が少しでもついたらこまめに混ぜることを繰り返してあげると早く出来上がります。
4.普段捨てているようなクズ野菜を別鍋にて水で煮る。
キャベツの外葉や芯、人参の皮、生姜の皮などは普段捨てていると思います。
それらの野菜をまとめて保存しておき、弱火でコトコトと水で煮ることでかなり美味しい野菜ブイヨンが取ることが出来ます。
普段からそんなもの用意するのが面倒な人は野菜室にある野菜の捨てる部分を探してもOKです。
この野菜ブイヨンは様々な料理に使うことで味が2段ぐらい美味しくなりますが、お金がかからないのでオススメです。
5.豚肩ロースは角切りにし、サラダ油で炒める。
表面には焼き色をなるべくつけない方が柔らかく仕上げられます。
人参の栄養素は主に脂溶性ビタミンなので、炒めることで栄養素の吸収率が高まります。
7.野菜ブイヨンをザルでこしたら、全ての材料を一緒にして、水を入れて沸騰させないように煮込む。
飴色玉ねぎを作った鍋や肉を炒めた鍋には旨味成分が残っているので、水や野菜ブイヨンで洗うようにしてから混ぜると旨味を逃さずにすみます。
下処理をしっかりと行っているので、アクはあまり出ないと思います。
アクはキレイに取りますが、上に浮いている脂分はあまり取らないほうが美味しいです。
何故かと言うと、この脂分には炒めた際の旨味と香味が入っているからです。
9.野菜が煮えたらシーフードミックスを入れて、軽く火を入れる。
シーフードミックスは遅く入れた方が固くなりません。
10.ブーケガルニを取り出したら、「旭カレールウ・セレクト」をすべて入れて、20分程弱火で煮た後、火を落として味を染み込ませる。
※最後の行程の写真を取り忘れました(笑)。
今までの行程で水分量はかなり変わっているので、カレールウを入れた後に好みのとろみになるまで水加減を調整します。
その時点で1回味見をし、好みの調味料で味を調整します。
11.食べる前に再加熱したら完成!
えらい手間をかけている割には材料が少ないと思った人もいるかと思いますが、実は「旭カレールウ・セレクト」は「生姜」「ニンニク」「トマトケチャップ」「赤ワイン」「マンゴ・パイナップル・パパイヤ・バナナ」「チーズ」と良い素材が沢山使われています。
なので、ニンニクや生姜などのみじん切りはいらず、チャツネも足さなくとも店で食べる様なカレーと比べても遜色ない仕上がりになります。
辛味は最後にピリッと感じる程度の中辛で、万人受けする辛さですね。
砂糖はほとんどはいっておらず、純粋に玉ねぎとフルーツの甘味のみなので、中辛にはピッタリです。
このカレールウはとろみが比較的強いので、最終的な出来上がり量は通常のレシピよりも水気が多くなりました。
総評
管理人は普段カレールウを使わず、手づくりオンリーなのですが、「旭カレールウ」ならまた使いたいですね。
スパイスの配合と隠し味の材料がいい仕事をしています。
このメーカーはカレールウしか作っていませんが、現在4種類販売されているので他の商品も試してみたいですね。
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