セールスポイント
・外国の方へのお土産に最適な一品。
・添加物を一切使っておらず、植物由来の材料のみで構成。
・日本人にも非常に高評価なインスタントラーメン。
Samurai Ramen UMAMIとは?
ラーメンと言えば日本人にとっては馴染みのある国民食の1つであり、様々な形態を持つことが出来る汎用性のある料理です。
訪日外国人にとってもラーメンは日本に来たら食べたい食事としても人気ですが、日本土産として選ぶ人も多くいます。
ですが、日本ではほぼ無宗教に近いので色々なものを自由に食べることが出来ますが、世界中には禁忌とされている食べ物が宗教や思想ごとに異なっています。
それらのしがらみを排す為に作られたのが、「Samurai Ramen UMAMI」(以下、侍ラーメン)です。
ラーメンと言えば様々な野菜や肉、魚介などからスープを取り、複雑な旨味を持つスープを楽しむ料理です。
ですが、このラーメンは動物性出汁を一切使わない上、アルコールも不使用かつ添加物を一切使っていないので、多くの人たちが楽しめ、Vegan(ヴィーガン)の人達にも対応しています。
公式において『当商品はハラール認証を取得していない』と答えています。
ヴィーガンとは?
完全菜食主義や絶対菜食などとも訳されますが、菜食主義とは食生活が異なり、卵や乳製品も避けています。
細かいことは当サイトの趣旨から外れるので記載しませんが、動物から得られる素材は可能な限り、生活内で使わない様にしている人たちです。
金箱と袋入りの違い
細かいことは後ほどレビューに記載しますが、金箱はお土産用として作られたこともあり、ラーメン以外にも竹箸が2膳、サムライ語トランプが1枚入っています。
袋入りは麺とスープのみの日本でもよく見かける棒状の袋ラーメンです。
『動物成分が入っていないのが信じられない!』と言われるぐらいの出来である「侍ラーメン」はお土産で気に入って、家庭でも楽しみたいという要望から袋入りのタイプが作られました。
ですが、何故か両者では微妙に材料の配合が変わっており、例えば袋入りのスープは黒糖を使用している所、金箱ではメイプルシュガーを使っています。
といっても、大きな差はなく、食べ比べなければわからない程度なので、好みの方を買ってください。
レビュー
今回紹介するのは「ヒガシマル」の「サムライラーメン」「サムライラーメン 金箱」です。
▼サムライラーメンのパッケージです。
▼1袋に2人前の麺と濃縮スープが入っています。
▼金箱のパッケージです。
パッケージが金ピカなのは侍として頂点を極めた豊臣秀吉の黄金の茶室の金箔を再現したものだそうです。
NO MSGマークとは?
MSGとはグルタミン酸ナトリウム(MonoSodium Glutamate)の略ですが、科学的に作られたものだけを指しています。
これを使っていないことをアピールするのに使われているのがNO MSGマークです。
▼キチッと入っておりお土産でも場所を取りません。
▼海外では箸が無い家もあるので竹箸付きです。
セット内容
侍ラーメン 2人前
唐辛子(薬味) 2人前
竹箸 2膳
マニュアル 1枚
サムライ語トランプ 1枚
この竹箸はかなりの高級品であり、日本のチェーン店ではちょっと置けないクオリティですね(笑)。
▼マニュアルは多言語対応です。
日本語、英語、中国語、アラビア語で表記されています。
▼公式画像です。
こうして日本が徐々に勘違いされていくわけですね(笑)。
作り方
1人前に使う水分が350mlで、沸騰したら麺を入れてから2~3分茹でます。
スープを入れてひと煮立ちさせたら完成です。
麩とネギのヴィーガンラーメン
基本的に金箱と袋入りではそこまで差がないので味に関してはまとめて紹介させていただきます。
動物性出汁が入ってないラーメンは大抵イマイチですが、コレに関しては信じられないクオリティに仕上がっており、コンセプトを考えるなら物足りなさを感じさせません。
恐らく旨味の多い薄口醤油をたっぷりと使って味噌で味を整えている感じですが、醤油ベースよりの味がします。
すりごまや昆布などのコクと旨味のある素材をたっぷりと使っており、ラー油とコショウをやや強めに利かしているので、胡麻とコショウの香りがするピリッとした旨味たっぷりの中辛スープになっています。
▼コンセプト無視ですが、旨味を補強するのに肉や海苔を足しても良いですね。
旨味を補強するためのニンニクが多めに入っており、ラーメンとしてはニンニクの味が少々表面に感じられます。
その様な意見が多くあったのかわからないですが、後にニンニク不使用のタイプである「Samurai Ramen UMAMI 赤」というタイプが販売されました。
又、複雑な旨味による『塩なれ』の効果が薄いため、市販のラーメンよりも塩気を強く感じるかもしれません。
塩なれとは?
旨味が多くなることで塩気が薄く感じられる効果なので一見デメリットに聞こえますが、醤油や味噌などを沢山使うことが可能になり、より美味しい料理を作りやすくなる現象です。
▼付属の唐辛子を使うと雰囲気が随分変わります。
麺は小麦粉と塩のみなので、日本の規格としては中華麺にあたらず、コシが無いので麺が伸びやすいです。
なので、麺の茹で方はやや硬めに茹でたほうが日本人好みに仕上がるでしょう。
▼意外といけるのが紫蘇と梅でした。
紫蘇はオススメのトッピングですが、見た目がすぐに悪くなるのが欠点ですね。
乗っける梅は低塩分のものにしないと、汁が辛くなりすぎます(経験談)。
金箱と袋入りとのスープの味の差を言葉にするのが非常に難しいですが、金箱の方が黒糖ではなく、メイプルシュガーを利用しているせいか、全体的に味がまろやかな気がします。
総評
製造者が関西のうすくち醤油の代名詞とも言える「ヒガシマル」な上に、販売メーカーが九州なので、トンコツ系の味わいが強いて言うなら似ています。
海外では一風堂や一蘭、山頭火などが様々な国で人気のあるラーメンチェーン店ですが、いずれも豚骨ベースというのが特徴ですね。
魚介系スープはアジア圏には人気がありますが、西洋では馴染みのある動物系のスープが支持されるみたいです。
そういう意味でも「侍ラーメン」が海外で評価されるのは納得であり、如何にも『日本でござる』的なわかりやすいデザインと派手な金ピカケースもお土産向きですね(笑)。
市販のラーメンとも味が異なりますが、それでもハイレベルにまとまっているので、ラーメンマニアも試してほしい一品でした。