セールスポイント
・トマトを使った漬物というユニークな商品。
・柚子のジュレが食感と香りを良くしている。
・余ったジュレは他の料理に使える。
亀蔵について
「亀倉」のオーナーは創業250年を超える老舗漬物店で約20年間修行し、昔ながらの漬物製造の技術を習得しました。
しかし、伝統を守るだけでは新しい漬物が出来ないと考え、自身で2005年10月に京都府の亀岡市に「初代 亀蔵」を設立し、新旧様々な漬物を作り続けています。
こだわりとして国産100%の素材で作っており、有機栽培や特別栽培の野菜を契約農家の方から協力してもらい、新鮮なものを漬け込んでいます。
又、無添加にこだわっており、手間暇かける伝統的な手法を用いながら、新しい漬物づくりに挑戦し続けているメーカーです。
トマトの漬物の誕生秘話
設立してからまだ20年経っていない「亀蔵」ですが、非常に根強い人気を誇っているのには他には無い漬物があるからです。
それが「亀蔵」名物の「トマトのお漬物」であり、売れ筋は最初に作られた「柚子とまと」です。
誤って白菜の漬物を作る際に一緒に湯剥きしたトマトを浸けてしまった所、昆布出汁が効いたトマトは青臭さも無く、酸味が程よくなり、他の野菜も一緒に美味しくしてくれることを偶然発見しました。
「亀蔵」のオーナーは生野菜が苦手であり、当然生トマトもダメでしたがこのトマトの漬物に関しては美味しく食べられたので商品化したそうです。
レビュー
今回紹介するのは「初代 亀蔵」の「柚子トマト」です。
▼パッケージはスタンドパウチになっています。
現在賞味期限が製造より50日となったので、ギフトは勿論、家庭の冷蔵庫で食べたいときまで寝かせておける様になりました。
▼トマトはかなりトロトロでした。
柔らかかった為、カットしたら少し潰れてしまいましたが、実際の製品はこの様なものはほぼ無いそうです。
ここまで柔らかい熟れたトマトは旨味がしっかりとしており、漬汁によりほんのりと甘くなっています。
トマト事態は極端に味が付いているのではなく、一緒に入っている柚子の芳醇な香りがする甘みの強いジュレと一緒に食べるとバランスが取れる作りになっています。
甘酢に浸けただけでここまで深い味が出ると思えず、原材料にはかかれていませんが、もしかしたら調味液には昆布の様な旨味が使われている気がします。
▼ジュレにはたっぷりと柚子皮が入っています。
トマトには昆布と同じグルタミン酸がたっぷりと含まれているので、柚子の風味を加えた旨味があるジュレとなります。
今回は薄めに塩味を付けたサクサクとした唐揚げにジュレを掛けています。
塩味の唐揚げにレモンも合いますが、柚子の甘酢は酸味が穏やかであり、甘味があるのでシンプルな塩味とは違う楽しみ方が出来ます。
総評
話題の漬物であり、テレビ朝日の「マツ&有吉 かりそめ天国」でも紹介されたことがあります。
年間10万個の大ヒットを記録したこともあり、今までに無かった味を楽しみたい人やちょっと変わったギフトに用いたい人にオススメです。