セールスポイント
・安っぽいあたりめとはかなり違う風味。
・しょっつるが上手く機能しており、クセが少なく、旨味が多い。
・ソフトさきいかよりも硬く、よくあるあたりめより柔らかい。
長谷食品について
1955年の北海道函館市に創業された「長谷食品」は海産物の燻製と乾物を製造しており、お酒に合う珍味やおつまみを製造しています。
特にチーズとイカの加工品に力を入れており、柔らかく焼いた国産真イカの中にカマンベールをたっぷり入れた「カマンベール入チーズいか」や今回紹介する「しょっつるあたりめ」などが人気製品です。
しょっつるあたりめとは?
北海道産のするめいかに隠し味にしょっつるを使用した醤油ベースのタレに漬け込み、焼き上げたあたりめです。
魚醤はクセがある調味料ですが、ズシッとした香りと旨味は上手に使うことで風味と旨味を格段にアップさせてくれる便利なものです。
しょっつると魚醤について
しょっつるは秋田県の名産品である魚醤です。
原材料のハタハタは秋田県で特に愛されている魚であり、様々な形で地元にて食されていますが、ハタハタで作る魚醤「しょっつる」も非常に重宝されています。
魚醤は頭部と内蔵、尾などを取り除いた魚の重量に対して30~40%にもなる塩分を直接まぶし、常温で1年以上漬け込むことで独特の香りと強烈な旨味を作り出します。
しょっつるが使われる料理として有名なのがしょっつる鍋であり、ハタハタと野菜、豆腐などを入れた鍋にしょっつるだけで味付けをして食べます。
レビュー
今回紹介するのは「長谷食品」の「しょっつるあたりめ」です。
▼パッケージです。
▼盛り付けたものです。
風味はあたりめの風味に加えて、しょっつるの焼けた芳ばしい香りが楽しめます。
肉厚ではなく、やや薄めになっていますが、絶妙な歯ごたえであり、ソフトさきいかと市販のあたりめの中間ぐらいの硬さになっているので程よく食べられて感心しました。
肉厚でないから味が弱いということは全くそんなことはなく、イカの味は十分に満足でき、加えてしょっつるの独特のクセを上手くまとめ、マイルドな風味ながらも旨味を存分に引き出しています。
個人的には今まで食べたあたりめの中のベスト商品ですね。
総評
おとりよせとしては若干異質かもしれませんが、このあたりめとのんべえが出会ったら、他のあたりめが食べられなくなるかもしれません(笑)。
流石にレシピを作るのが不可能なのでシンプルなレビューになってしまいましたが、このあたりめは少し値段が高くともおとりよせする価値が十分にあるオススメ商品でした。