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【実食/取寄】究極の天日塩「黒・ピンク」【塩二郎】

塩二郎の黒とピンク、パッケージ

セールスポイント

・太陽光の力を利用して作られた完全天日塩。
・制作時間に掛ける時間は約2~3ヶ月。
・素材の味を引き立てるように作られている。

田野屋 塩二郎について

「田野屋 塩二郎」さんは高知県の田野町で「完全天日塩」を作っている職人です。

※生産者と商品名が同じなので、以下商品名を「塩二郎」、生産者を「田野屋」とします。

現在では釜を使用した塩作りが主流ですが、「塩二郎」は釜を一切使用していない「完全天日塩」にて作られています

「完全天日塩」は太陽光と風だけで作り上げるので、非常に労力と時間のかかる伝統的な手法であり、全国でも数えるほどしか職人は残っていません。

素材を活かすために2番目に美味しい塩

塩本来の味は種類により甘みが強い、苦味がある、塩気が立っているなどの様々な特徴があります。

塩を舐めながらお酒を飲むことが出来るように、塩自体には単体でも美味しさを持っています

しかし、「塩二郎」はあくまで調味料の塩として『2番目に最高!』を目標にして作られています

50種類もの塩を作り分けている

『食材の味を際立たせる塩』を作っているので、料理法や素材によって適した塩は変わります。

驚くことに全国の料理人から本マグロの大トロ用、デザートの仕上げ用などの様々なリクエストに答えており、計50種類もの塩を作り分けているそうです。

塩二郎の特徴

「塩二郎」のこだわりは生産方法だけではなく、様々なこだわりがあります。

通常、塩を作るには塩分の濃い場所にて採取し、水分を飛ばして結晶化させます。

しかし、「塩二郎」は良質な川に含まれるミネラルと栄養豊富な海の水が合わさる低塩分の場所から採取しています

だいたい海水塩分濃度は3.1~3.7%なのですが、「塩二郎」に使われている海水は薄く、塩分濃度約2.5%となっています。

低塩分という理由から多めの海水を使う必要性があり、水分を蒸発させるためのエネルギーが太陽光のみなので時間がとてもかかることが良くわかります。

更に、「塩二郎」は濃縮させた塩水を結晶箱内にて1時間ごとに手で混ぜ合わせており、ミネラルと塩が別々にならないようにチェックしながらこの作業を行っています。

塩の水分を丁寧に抜く作業は2ヶ月半から3ヶ月半かけて行われ、品質をチェックされた後にようやく袋詰にされて完成となります。

レビュー

今回紹介する商品は「塩二郎」の「黒」と「ピンク」です。

「塩二郎」には塩の結晶のサイズが違う「黒」と「ピンク」が販売されており、「黒」は約0.2mmの細かい塩、「ピンク」は約0.8mmの大粒タイプで「黒」と比較して4倍の大きさにもなります

▼パッケージはこのようになっています。

黒とピンクの塩、比較画像

▼「黒」は細かい塩であり、使い勝手の良い塩です。

ピンクは粗塩

2番目に美味しい塩をテーマに作られた「塩二郎」ですが、塩気は全面に感じるものの、口の中に入れた後はほんのりと甘みが広がっていきます

海水の採水地へのこだわりにより、海水だけで作られた他社の天日塩とはちょっと違いますね。

▼「ピンク」は目でわかるぐらいに塩が粗くなっています。

黒は細かい塩

この「ピンク」はおそらく天日塩の中でもかなり大きくなっており、作るのは難しいと思います。

「黒」と同じ海水で作られていますが、「ピンク」の方が甘く感じます。

これは塩のサイズが大きいほど、塩気がゆっくりと溶け出すため甘みを感じるからですね

▼塩だけのおにぎりでも高級な味わいです。

塩二郎で作った握りめし

塩だけのおにぎりは良い米と良い塩が必要なので、意外と食べる機会がありません。

しかし、この「塩二郎」を使えばおかずがなくとも贅沢な一時を味わうことができます。

▼大粒の納豆には「黒」がオススメです。

納豆に塩を加えても良い

納豆といえばからしに醤油やタレなどで和えて食べるのが一般的ですが、美味しい塩があるならば塩で食べるのも面白いです。

小粒のものだと大豆の旨味や歯ごたえが少々物足りないので、スーパーの納豆で試すのならば中粒以上のサイズで試してみてください

ご飯に合わせるよりも、日本酒の肴にしたほうが美味しく食べられます。

▼「ピンク」はカツオの塩たたきがオススメです。

粗い塩であるピンクはカツオのたたきに使用

公式では炙りカツオを使用していますが、血合いをガッツリと落とし、やや多めの薬味があれば炙っていなくと美味しく食べられます

カツオの塩たたきはやや大きめの粒である塩かつ、ミネラル分が多すぎない塩が良く合います。

▼「塩二郎」つくしの塩からあげです。

薄味に作った塩唐揚げにピンクの塩をふる

鳥手羽元の下味にすりおろした生姜と「黒」を少々振って揉み込み、薄めの片栗粉の衣でパリッと揚げます。

仕上げに「ピンク」を振りかけたら出来上がりです。

シンプルですがただの鶏肉が驚くほど美味しくなり、塩の力を実感できる食べ方の1つですね。

塩二郎の性質まとめ

「黒」はほとんどの料理に使えるオールラウンダーな塩になっていますが、天ぷらや刺し身などのつけ塩にはやや塩気が強いかもしれません。

「ピンク」は直前に振って食べるか、魚の塩焼きやオーブン焼きなどの料理が完成した時に塩が目視できるようなものに向いています。

逆に、大粒の結晶の性質は煮物や吸い物に用いると「黒」と差が無くなる点については気をつけましょう

総評

塩としてはべらぼうに値段が高いですが、味は確かに美味しいですね。

高い塩は総じて言えますが、粒子の細かい市販のアルペンザルツやローズソルトなどの岩塩を料理の下味に使い、野菜やパスタなどを茹でる用の安い塩を使い分けることで良い塩を長持ちさせることが重要です。

1つの塩だけで全てをまかなう人には向いていませんが、上記の様な使い分けをするならば高くとも長く楽しむことができます。

現在では「塩二郎」の二代目が作っている「土佐の塩丸」が比較的リーズナブルな値段で購入できる様になりました。

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