セールスポイント
・明太子の味を凝縮した新しいおつまみ。
・博多名物の明太子をからすみのように仕上げた。
・酒のあてからお茶漬けまで明太子同様の使い方が出来る。
はかた寿賀やについて
福岡県の博多に店を構える「はかた 寿賀や」は明太子の加工食品を製造しているメーカーです。
売れ筋の商品は様々なメーカーの明太子を小分けにし、セットにした「博多めんたい味めぐり~あじ祭~」と明太子をからすみにした「博多珍味 明太子からすみ」です。
明太子からすみとは?
博多名物といえば明太子が真っ先に出てきますが、移動距離を考えると持ち帰り時間が難しいのが難点です。
そこで、からすみにすることにより常温で長期間保存が出来、味が濃縮された明太子を博多新名物として作り出しました。
からすみなのでそのまま食べてもいいですが、元が明太子なのでご飯やお茶漬けにも合わせることが出来ます。
レビュー
今回紹介するのは「はかた 寿賀や」の「明太子からすみ 四種食べ比べ」です。
▼パッケージは高級感がありますね。
▼袋をあけるとキレイに並んでいます。
味は全部で「辛子」「八味」「柚子」「山椒」となっています。各種味ごとに紹介します。
辛子
こちらはベースとなる「明太子からすみ」になります。
一口目では辛味はあまりなく、ほんのりと舌を刺激する程度ですね。
しかし、口の中で噛むたびに旨味と辛味が徐々に強くなってきて、最後は明太子を口いっぱいにほうばったような雰囲気を楽しむことが出来ます。
あくまで本物のからすみではないので、ねっとりとした舌触りではなく、ちょっと変わった柔らかい乾物といった感じです。
八味
八味の内容は「唐辛子」「陳皮(蜜柑の皮)」「白ごま」「黒ごま」「青のり」「麻の実」「けしの実」「山椒」となります。
こちらはベースとなる「辛子」よりも複雑な味わいで、やや辛味が控えめなのが特徴です。
陳皮が多めに入っているので柑橘類の香りとともにほんのりとする苦味が大人の味になっていますね。
ごまやけしの実の味は主張をしていませんが、油分や旨味として使われている感じですね。
柚子
強めに効いた柚子が特徴で、後味をサッパリとさせています。
唐辛子も効いていますが、柚子はふんだんにつかっているので一口目から柚子の強い味と香りを楽しむことが出来ます。
ベースとなっている「辛子」に柚子を足しただけですが、それだけでも雰囲気はだいぶ変わりますね。
山椒
山椒の味も香りもしっかりと効いており、1番通向けの味わいといった印象がありました。
最初から最後まで山椒と明太子の強い味が口の中で満たされますが、このクセがたまらなくなる人がいそうですね。
相性のいい日本酒と組み合わせたら1番輝くかもしれない飲ん兵衛向きの「明太子からすみ」と個人的には感じました。
お茶漬け
先述したようにお茶漬けに向いているとのことだったので、美味しく食べられた方法を記述しておきます。
材料
炊きたてごはん 1膳
好みの明太子からすみ 5g前後
出汁(液体の白だし、お茶漬けの素などでもOK)適量
好みの薬味
作り方
1.明太子からすみをお湯で2分ほど漬けて出汁を取る。
お茶漬けにそのまま入れると塩気が強すぎ上に、歯ごたえが硬くて気になります。
2.出汁は飲む用の2倍前後に希釈し、①のつけ汁を混ぜる。
ポイ 明太子からすみの出汁を入れるので、塩分と旨味が補強されるので薄味の出汁を使います。
3.盛り付けたら完成!
お茶漬けの定番ともいえる明太子よりも、「明太子からすみ」の方がお茶漬けに適していると言えるほど合いますね(笑)。
本来の明太子と比べると新鮮な香りがないので、ネギなどの薬味で補強してあげるとクオリティが高くなります。
少量の「明太子からすみ」でもお茶漬けの具材に物足りないということはなく、「明太子からすみ」から出る出汁は旨味が十分あり、ピリッとしています。
戻した「明太子からすみ」はしっとりとした食感になり、少しだけ本物のからすみを想像させる舌触りになりますね。
総評
珍味の部類なので、酒呑みにオススメですね。
明太子と見ると値段が高いですが、本物のからすみと比べるとグッと値段が安くなるのはポイントが高いです。
今回頼んだのはお試しセットなので、スライスになっているものでしたが、単品のものは1本まるごと干されたのになります。