セールスポイント
・黄金のミルクとも呼ばれているジャージー牛乳を使用したヨーグルト。
・成分無調整のままで、旨味たっぷりのヨーグルトにしている。
・ヨーグルトの他にも牛乳やバター、プリンなどのスイーツを販売している。
蒜山酪農農業協同組合の商品
こちらの組合では多くのジャージー牛乳製品を扱っており、牛乳やチーズ、バター、プリンなど様々な商品があります。
今回紹介する「蒜山(ひるぜん)ジャージーヨーグルト」も同じジャージー牛乳を使用しています。
ホルスタインとジャージー牛の違い
日本で市販されている牛乳の多くはホルスタインが多いですが、ジャージー牛は日本では1万頭程度しかいないと言われています。
岡山県真庭市には全国の1/3ものジャージー牛がおり、中でも蒜山高原には約2000頭もいるそうです。
ホルスタインとジャージー牛では年間に取れる乳量が違い、ホルスタインは標準で5000kg、中には10000kgを超えるものも珍しくないそうです。
一方、ジャージー牛は3500kgと生産量の違いにより、コストパフォーマンは優れていません。
古いデータになりますが農林水産省の平成16年調べによると、国内では乳牛の99.3%以上がホルスタインで、残りの0.7%がジャージー牛です。
そんな少数しかいないジャージー牛ですが、乳脂肪分が多く、濃厚な味わいにより「黄金のミルク」とも呼ばれており、世界中でも高い人気を誇っています。
ジャージー牛乳をそのままヨーグルトに
「蒜山酪農業協同組合」の作る「蒜山ジャージーヨーグルト」は成分無調整のまま殺菌したものをヨーグルトにします。
その証拠にフタを開けると表面には黄金色の生クリームが固まっています。
これは乳脂肪分をホモジナイズしていない証拠です。
ホモジナイズとは乳脂肪分は均一になり、加工をしやすくなるので、そのまま飲んだ場合も味にムラがありません。
一方、ホモジナイズをしていない牛乳は加工をしづらく、味にムラが出来やすいとデメリットが目立ちます。
そのかわり、加工の段階が減ることにより、自然な味わいを楽しむことが出来るというメリットがあります。
ヨーグルトにする分にはデメリットが目立ちにくいので、よく考えられていますね。
レビュー
今回紹介するのは「蒜山酪農農業協同組合」の「蒜山ジャージーヨーグルト」です。
前から気になっていた商品ですが、たまたま生協で見つけたので購入しました。
クール便かつ賞味期限は2週間程度なので、受け取り日時は気をつけましょう。
▼このようなダンボールに入ってきます。
今回は10個入りではなく、6個入りなので箱の大きさはネット通販で買うものとは異なります。
▼カップのデザインはこのようになっています。
フタの牛さんにもこだわったそうですが、給食とかにありそうなデザインですね(笑)。
▼フタを開けるとキレイな黄金色が見えます。
ここの部分にジャージー牛乳の生クリームに当たる部分が濃縮されています。
▼写真では少々わかりづらいですが、2層になっていることが実際に見てみるとわかります。
ジャージー牛乳特有の濃厚な風味がある分、砂糖は市販品より少しだけ多く入れているように感じました。
一方、酸味は弱く、万人受けするように仕上がっています。
ジャージー牛乳の美味しさは脂肪分が多いからだけではなく、実際にヨーグルトの上面以外の部分も旨味と甘味があり、とても美味しかったです。
市販されている脂肪分が付加されている加工乳と比べると、ジャージー牛乳の方が圧倒的にバランスが取れているので、ジャージー牛乳のヨーグルトというだけで価値はありますね!
▼大容量パックもあります。
追記:白桃・ブルーベリー・マンゴーについて
「蒜山ジャージヨーグルト」が美味しかったので、フルーツ果汁が入った同シリーズも購入しました。
各種果汁がたっぷりと入ったヨーグルトであり、果肉が入っていないのが特徴です。
しかし、基である「蒜山ジャージヨーグルト」が濃厚な味わいを持っているのでフルーツの味が負けていました。
なので、こちらのヨーグルトを購入する際にはシンプルなものをオススメします。
総評
濃厚なだけではなく、非常に高いレベルでバランスが取れている美味しいヨーグルトでした。
市販のヨーグルトにはハチミツやフルーツなどを入れて楽しむことが多いですが、こちらのヨーグルトにはそのようなものは一切いれずに、シンプルに楽しんでください。
何度も購入していますが、ジャージー牛乳の製品の中ではクオリティが高いですね。