セールスポイント
・外はサクッ、中はホロッとした新食感の甘納豆。
・豆臭さが少なく、豆が苦手な人でも楽しめる。
・製菓やパン作りなどに使うと美味しい。
黒豆しぼりについて
黒豆しぼりについて調べているとどこのメーカーが元祖なのか、昔からある和菓子なのかわかりませんでした(笑)。
ですが、黒豆や甘納豆を扱っているメーカーでは多数の会社が黒豆しぼりを作っているので人気のある商品でしょう。
黒豆しぼりについては大本がわかりませんでしたが、「永和産業」という神奈川のメーカーが「大豆しぼり」という商品を作ったのが新しい甘納豆の一歩ということが執筆中に知りました。
しぼり豆自体は単純に甘納豆を乾燥させたものですが、柔らかく似たものを程よく乾燥させたものなので、外は歯ごたえがあり、中はしっとりとしているのが特徴です。
黒豆について
黒豆は大豆の品種の1つですが、色が異なるのは種皮にアントシアニン系の色素を含んでいるからであり、栄養成分的には通常の大豆と大差ありません。
黒豆の中でも特に大きい兵庫県丹波篠山市付近で生産されている「丹波黒」や京都府京丹波町「和知黒」が有名ですが、岡山県や長野県、群馬県、北海道などでも様々な品種が育てられています。
おせち料理にも欠かせない煮豆にも使われ、コーヒーやお茶、きな粉などと加工品の幅も徐々に増えています。
レビュー
今回紹介するのは「キムラフーズ」の「厳選された素材 黒豆しぼり」です。
▼パッケージはこの様になっています。
▼煮豆よりも容易に指で潰せます。
撮影環境を整えて撮影したせいでマメのシワがバッチリですが、実物を見るときはここまで目立たないので『ちょっと黒くて大きいレーズン』ぐらいに見えます(笑)。
サイズは乾燥させて2cmなので、元のサイズはかなり立派なものだったと思います。
外側はサクリとした脆い歯ごたえですが、中は口溶けの良い干菓子の様であり、元が大豆だったとは到底思えないですね。
豆独特の匂いも少なくなっていますが、旨味は乾燥されているので増えており、煮豆よりも甘味がサッパリしているので、個人的には甘納豆の最終形態といった印象さえ覚えました。
▼意外とネットでもレシピが多い黒豆しぼり。
この「黒豆しぼり」を食べてパッと思いついたのはアイスのトッピングと大福でしたが、このアイスが非常にマッチしています。
鹿児島県の氷菓である白くまを発想に作ったレシピだったのですが、これはフルーツが無くとも一流のアイスに仕上がってくれます。
アイスクリームのコクとサッパリとした黒大豆の甘味、サクリとした歯ごたえがいい出会いになりました。
総評
黒豆しぼりは通販で何気なく見かけたので購入しましたが、それなりに有名なお菓子らしく成城石井の様な大手だけではなく、和菓子屋でも取り扱っている店が何店舗かある様です。
甘味がそこまで強くなく、シンプルに砂糖と黒豆だけなので子供のお菓子に使う人やダイエット時のおやつにしている人もいます。
製菓やパン作りにも使い勝手がいい素材であり、幅広い活躍が出来る和菓子なので我が家では若干ブームが来ています(笑)。
1つだけ注意点としては訳ありだと肝心の歯ごたえや中身のしっとりとした食感が損なわれるというレビューが多数見受けられたので、いずれのメーカーにしろ正規品を買うことをオススメします。