セールスポイント
・糖度が12度以上と果物並の甘さ。
・甘いだけではなく、旨味と香りも良い。
・同じ品種でも味の差が驚くほど違う。
OSMIC TOMATOとは?
※現在は、商品名や企画が変更されましたが、タイトル以外に大きな差は無さそうなのでそのまま記載しています。
2015年、東京に創業された「オーガニックソイル」は高糖度フルーツトマトを販売している食品メーカーであり、主に関東圏で販売しています(現在、販売地域を拡大中)。
その高糖度フルーツトマトがOSMIC TOMATO(以下、オスミックトマト)であり、甘さが年間平均糖度9以上と果物と同じぐらいの甘みを持っているのが特徴です。
従来のトマトの糖度が5~6度なので、如何にこのトマトに甘みがあるかがわかりますね。
中には平均糖度が11度以上である「Premium」や12度以上の条件に加えて、他にも厳しい条件が課せられている「first」などと「オスミックトマト」内にもランクが様々とあります。
今回は「OSMICトマトジュースfirst」と「OSMICトマト三種類」を紹介します、
オスミックトマトの秘訣
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トマトは夏の野菜と思われていますが、現在の日本の気候では夏になってしまうと温度が高すぎて美味しく育たず、一年を通して理想のトマトは作れなくなりました。
そこで、「オスミックトマト」を生産している「オーガニックソイル」は専用のハウスを6~7年かけて開発し、日射量や炭酸ガス、水分などを高度に管理制御出来る様にしました。
簡単に言うと冷暖房完備の一戸建に加えて自動換気システムと3食ご飯付きの完璧なお家ですね(笑)。
更に、暑さを調整する為にカーテンが自動で開閉し、苗床は1レーンごとに大きな栽培槽(長い植木鉢みたいなもの)を使うことにより、害虫や病気などのトラブルがあった時にも他の苗床は無事という気遣いまでされています。
又、微生物が高密度に生息している培土「オスミックソイル」を使用することで、トマト本来の食感や香りを引き出し、日持ちが良く、旨味のある美味しいトマトが出来上がります。
OSMIC トマトジュース first 糖度15度以上
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※現在は「OSMIC FIRST QUEEN」という製品名に変更されました。
「オスミックトマト」だけを使ったトマトジュースは糖度が15度以上となっており、添加物を一切足さず、味付けもしていません。
720mlのトマトジュースの価格が1本10,000円(税抜)と驚くほどに高価となっています。
通常のオスミックトマトでも糖度15度以上のトマトは作ることが出来ないので、他社のトマトジュースと同様に煮詰めて作っています。
その際にはトマトのヘタを丁寧に取り、皮と種ごとじっくりと煮詰めた後に裏ごしをして完成となります。
レビュー
今回紹介するのは「OSMIC TOMATO mini Premium」「OSMIC TOMATO mini 5star」「OSMIC TOMATO mini」の3種類に加え、「オスミックトマトジュースfirst」です。
規格が変わってしまったので商品名は現在販売されているものと異なりますが、基本的な商品の性質は変わっていないそうなのでそのまま記載しています。
▼包装紙とのし紙です。
トマトと言ったら夏という印象があるので、この時期には良くお中元に使われています。
▼化粧箱です。
▼左からPremium、5star、mini。
ポイント
キッチリとケースが収まっており、ケースも見た目以上にしっかりとしているので安心してギフトに使用出来ます。
イタリア料理店「LA BETTOLA」のオーナーシェフである落合 務さんのレシピと「オスミックトマト」のガイドも同封されています。
▼ケースが可愛らしいですね。
▼ハリ・ツヤ・形が見事です。
参考
「オスミックトマト」は見た目がほぼ一緒の為、混ざると判別が難しくなります(味は全然違いますが)。
食べ比べをしたい時には何かしらの工夫をして、食卓に並べてください。
OSMIC TOMATO mini
基本となる「オスミックトマト」であり、他のランクと比べると確かに甘みは若干少なめかもしれませんが、糖度が増えるほど瑞々しさが減るので、トマトのジューシーさを楽しめるのは本製品が一番です。
市販品のフルーツトマトと比べても明らかに甘みが強いですが、単純に甘いだけではなく、ほのかな酸味と強い旨味が良いですね。
公式では「5star」のバランスが優れていると述べていましたが、個人的には食事では最適な「オスミックトマト」だと感じました。
OSMIC TOMATO mini 5star
通常の「mini」と比べると糖度が1しか変わらないにも関わらず、かなり甘みを感じられるフルーツに近いミニトマトですね。
糖度が高い「Premium」よりも甘みが強く感じられますが、これは旨味や酸味が「mini」や「Premium」よりも弱めに感じられる分、甘みが主張されている雰囲気ですね。
管理人は甘いトマト(桃太郎とまと系)というのは中途半端な甘みを持っているのが好みではなく、昔ながらの瑞々しさを持つトマトの方が好きです。
しかし、このトマトは本当にフルーツの様なトマトなので、おやつや食後のスイーツ感覚で美味しくいただけました。
OSMIC TOMATO Premium
「mini」の味を濃縮させた様な味わいであり、甘みと旨味が強く感じられる「オスミックトマト」です。
「5star」よりも甘みは少し弱く感じますが、酸味がほぼ無く、トマトソースや極上のホールトマトのコクに爽やかさを持たせた様な濃縮された味を楽しむことが出来ます。
リピーターが多いのも分かる味であり、味の深みが要求される昨今では人気が出るのも頷けます。
ミニトマトの柚子シロップ漬け
材料
オスミックトマト 5star 適量
柚子果汁 小さじ2
砂糖 大さじ1
水 大さじ3
塩 少々
「オスミックトマト」の皮を湯剥きしてから調味液に1日漬け込むだけで完成です。
この料理のメリットは大量に購入した場合に味を落とさずに多少賞味期限を長くすることが出来る所ですね。
ポイントとしては酸味の強いレモンではなく、ほのかな甘みと穏やかな風味がある柚子を使うことでトマトの酸味や旨味を邪魔しなくとも済むことです。
「5star」は甘みを感じやすいトマトでしたので、スイーツ風に加工するのにはピッタリでした。
ミニトマトのジュレ寄せ
材料
オスミックトマト mini 適量
ゼラチン 5g
水 100g
コンソメの素 小さじ1
コショウ 少々
オレガノ 少々
湯剥きしてからコンソメジュレで硬め、2日ほど寝かしたら完成です。
料理に使うならば通常の「mini」がオススメであり、わかりやく料理の質を上げてくれます。
といっても、基本的には「オスミックトマト」はそのまま食べて味わうのが最良だと思います(笑)。
オスミックトマトジュースfirst
▼高級品なので頑丈かつ美しいケース。
▼中身は緩衝材入り。。
▼赤ワインの特上品を彷彿させるデザイン。
▼2020年産の892本目。
商品には購入した順番に配られるシリアル番号が付いています。
▼注いだもの。
手前が通常クラスのオスミックトマトなのですが、明らかに「オスミックトマトジュースfirst」の色合いが濃いことがわかると思います。
伊達に色が濃いだけではなく、ボトルから注いだ瞬間からまるで果物の様な香りが漂い、口に含むとトマトの青臭さだけを取り除いたフレッシュなトマトの風味がします。
見た目からはわからないと思いますが、ほんのりトロミがあるぐらいなのでゴクゴクと味わうものではなく、ワイングラスに少量注いで少しずつ味を確かめながら飲むのが良いでしょう。
▼位置を変えて、拡大。
糖度15度というと柿やメロンぐらいの甘さなのですが、果物の様にしつこい甘味はなく、後味はスッキリとしているのが非常に不思議ですね。
又、トマトといえば旨味が強いのが有名な野菜ですが、トマトジュースなのに様々な野菜が使われているスープよりも旨味が凄まじく、色々な用途に使っても美味しいことがわかります。
公式では黒ビールと合わせたカクテル「レッドアイ」に使う贅沢レシピをやっていましたが、一般的な消費者である管理人はそのまま最後までシンプルに楽しみました(笑)。
総評
市販品のフルーツトマトよりも甘みがありますが、トマトの旨味と甘さは見事な調和を感じさせ、サラダや料理にも使い勝手が良かったからです。
最近の野菜は何でも甘くなってきていますが、この商品郡は単純に甘いだけではなく、独特の美味しさを持っているのが好印象でした。
特に感動したのは「オスミックトマトジュースfirst」であり、トマトの良さだけを濃縮した様な味わいが楽しめました。
値段があまりにも高いのがデメリットとも言えますが、贈り物に使う分にはメリットへと変貌し、トマトが好きな人への贈り物としてはこれ以上のものはないでしょう。