セールスポイント
・16倍まで濃縮されているので保管場所を取らない。
・保存料や着色料は使っておらず、素材を厳選している。
・時間短縮になり、少量で使いたい時に便利。
元祖白だしの老舗メーカー 七福醸造
白だしを最初に独自開発したのが「七福醸造」であり、ある料亭の板前から『茶碗蒸しを作るのに出汁を作って冷ますのが大変だから、白醤油に出汁を入れたものを作って欲しい』という依頼から白だしが生まれました。
依頼主が昔の料亭だったこともあり、中途半端な素材を使うことが許されず、プロが納得できる品質になった結果、値段は少々高くとも立派な味がする新たな調味料が完成しました。
白だし自体は料亭の料理人にも人気の高い、飽きのこない上品な調味料であり、市販品がスーパーなどの小売店に並ぶ様になってからそれほど時間が経っていませんが、十分な市民権を得るほどになりました。
そもそも白だしとは?
白だしは塩や薄口醤油(淡口醤油)、白醤油(大豆をあまり使わずに、小麦粉で作った醤油)で合わせ出汁に味付けをした琥珀色に近い日本の調味料です。
白だしには濃縮された出汁と強い塩気があるので、薄めるだけで茶碗蒸しや卵焼き、煮物、炒めもの、天ぷらの下味などと使い道は幅広くあります。
色を付けたくない料理には最適な調味料の1つであり、隠し味として様々な料理に少し入れるだけで旨味を簡単に増やすことが出来ます。
四季の彩(しきのいろどり)の特徴
白だしに使われている出汁に決まりはありませんが、鰹節・昆布・椎茸などの定番素材が多いですが、美味しさを追求すると白だしは中々値が張る物となってしまいます。
なので、スーパーやコンビニなどの小売店で販売されている200~300円程度の白だしの大半は保存料や添加物をたっぷり使っているものが多く、違和感たっぷりの紛い物がほとんどとなっています。
先述した様に大半の白だしは残念なものが多いのですが、「七福醸造」は味だけではなく、健康と安全も重視しており、「四季の彩」は少々高くとも安心・安全にこだわった高品質な伝統素材で構成されています。
3年かけて全国から選りすぐった素材
全国各地を歩き回り、何度もプロが試行錯誤を重ねた結果3年以上の月日がかかりました。
半年以上かけて旨味を凝縮させた「鹿児島枕崎の本枯節」、手間暇かけて乾燥させた「北海道産昆布」、太陽でじっくりと旨味を引き出した「国産椎茸のどんこ」を贅沢に使用しています。
又、「七福醸造」の生産工場がある愛知県碧南市は日本が誇る焼酎「三河本みりん」の産地であり、「四季の彩」に優しい甘味と関西らしいまろやかな味わいを作り出しています。
又、こちらの出汁の格を更に上げる為に、通常の2~3倍の時間をかけて醸造した「有機白醤油」を使用しており、こちらは「七福醸造」が自ら手掛けている『日本で唯一の有機白醤油』となっています。
こちらの製品自体も非常に高評価を得ている商品であり、こちらの白醤油と贅沢な出汁を加えて作られたので、白+出汁=白だしという製品名になりました。
レビュー
今回購入したのは「七福醸造」の「料亭白だし四季の彩」です。
元々愛用品でしたが、サンプルを頂いたのでレシピ数を増やしました。
▼ケース。
▼パッケージ。
▼様々なパンフレットと商品カタログ。
▼一ヶ月分のレシピが初回に付く。
▼レシピの中身。
注文した特典なので当たり障りのない吸い物のページを選んでいますが、慣れていない人が使いやすい調理方法が多めに記載されています。
▼レシピを参考に茶碗蒸し。
先述した様に白だしは茶碗蒸しを作る為に開発された製品であり、品質が良い白だしほど味に影響します。
風味の良し悪しが吸い物と同じぐらいにわかりますが、「四季の彩」は茶碗蒸しにしても非常に良いお味ですね。
▼次回以降のサービスも充実。
注文時に貰えるレシピブックは次回、3,000円以上の買い物をすることで専用のレシピホルダーが貰えます。
又、レシピブックは「七福醸造」の運営している通販部門「味とこころ」からのダイレクトメールに同封されており、使えば使うほどに料理の幅が広がっていきます。
▼中身。
左側が規定量の16倍に希釈した吸い物、右側がそのまま瓶から出した原液であり、非常に濃縮されていることが見た目からもわかるはずです。
鰹節がベースの味になっていますが、花かつおの原料である荒節ではなく、旨味が多い高級な本枯節がメインとなっているので香りは穏やかな分、強い旨味が感じられますね。
加えて、酸味と風味が上品な鮪節と宗田鰹節が全体的に味をまとめており、尚且つ、複雑な旨味をもたらすことにより、和洋中問わず、様々な料理に使うことが可能となっているのでしょう。
又、家庭にはあまりない調味料である白醤油と三河本みりんを使っていることから、刺々しい塩気は全く感じず、まろやかな仕上がりになっています。
商品名に偽りは無く、京の料亭を彷彿させる味わいは正に職人の味となっており、家庭でこの味を再現する場合に苦労する事は間違いないでしょう。
調理例
ほうれん草のおひたし
手軽に使う方法としては幾つかありますが、お浸しの調味液を作るのが非常に楽です。
通常は出汁を引き、味付けをしてから冷まし、素材と絡めますが、「四季の彩」をほんのりと濃口醤油に混ぜるだけで本格的な味わいになり、麺つゆを掛けただけの料理よりも遥かに美味しくなります。
鮭茶漬け
お吸い物よりもやや薄めに作ったものを、熱々のご飯と鮭に注ぐだけです。
白だしには強めの塩分が入っているので、塩鮭は甘塩を選ぶことでバランスを取ることが出来ます。
薬味は好きなもので構いませんが、出汁の香りが良い場合には風味の軽いもので十分ですね。
おでん
市販品のおでんを購入した時に入っている調味液が好きな人には申し訳ありませんが、塩気と化学調味料が効きすぎた味が管理人は好きではないの使いません。
鰹節と濃口醤油だけで作る関東炊きも美味ですが、白だしを使っても美味しく作ることが出来ます。
おでんや煮物などに急いで味を染みさせたい時には最初に濃い目の煮汁で味をつけ、ある程度味が入ったら水を足して軽く煮ると手早く調理を終わらせることが出来ます。
だし巻き卵
材料
卵 3個
四季の彩 15cc
水 30cc(要調整)
油 少々
塩分は少々強めになるぐらいに作ってあり、居酒屋などにあるだし巻き卵と同じぐらいだと思います。
汁がじゅわっと出るだし巻き卵にしたい場合は水を大さじ1、2杯入れてあげると良いですね。
「四季の彩」は塩分が十分にあるので、余計な調味料を加える必要はなく、液体なので砂糖や塩を入れた時よりも味が均一に広がりやすいです。
たこ焼き
たこ焼きには白だしを使うことで魚粉を使わずに美味しい生地を作ることが出来ます。
又、作ったたこ焼きに薄めた白だしを使うことで明石焼きを再現すること可能となっています。
お好み焼きにも応用することが出来ますが、その場合には出汁パックや魚粉を入れないと少々物足りないですね。
あさりの和風パスタ
あさりとベーコンの組み合わせだとコンソメキューブを使う人が多いかもしれませんが、ここで白だしを使うことで一味違った仕上がりのパスタを作ることが出来ます。
又、コンソメを敢えて入れてから、隠し味に白だしを使うことで複雑な旨味を楽しむことも出来ます。
鶏ガラスープの素やコンソメの素などが無い時に白だしを代用する方法もあり、何時もと違った料理の顔をのぞかせます。
総評
和食を作った時に何か味が物足りないと感じた時に、白だしを少し料理の中に忍ばせるだけで、手軽に味の調整が可能になる便利な調味料の1つです。
個人的に使用している白だしの中でもトップクラスにオススメなのが「四季の彩」ですが、これだけの品質でありながらも値段でも優れています。
1本でどれぐらいの量の出汁が作れるかと計算してみると、吸い物出汁では5400ccも作ることが出来ます。
1杯200ccとしたら、27杯も作ることが可能となるので、本製品を公式HPで購入した場合には1杯あたりの値段は約30円とあらゆるジャンルのインストタント食品の中でも圧倒的なコストパフォマンスを誇ります。
▼次回使えるクーポン券。
先述した様に、次回の注文する時に使える700円引きの金券が付属されており、実質送料無料となります。
しっかりと顧客の事を考えたサービスも行っており、Amazonや楽天での購入よりも非常に得になっているので、購入する際には公式を選ぶ以外の選択肢が無いほどですね。
様々な白だしを比較したことがありますが、本製品を使うと安い市販品には絶対戻れなくなるほどにハイクオリティなので、一度は使ってみてください。