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【実食】船橋屋の定番人気「くず餅/みつ豆/あんみつ/ところてん」

船橋屋/くず餅・みつ豆・あんみつ・ところてん

セールスポイント

・450日熟成させた小麦澱粉を使った看板メニューのくず餅が入っている。
・船橋屋の「くず餅」「あんみつ」「みつ豆」「ところてん」の甘味セット。
・江戸時代に創業され、200年以上の歴史を持つ和菓子の老舗。

船橋屋とくず餅

亀戸天神のすぐ側にある「船橋屋」は1805年に創業されました。

当時から亀戸天神では梅や藤の季節になると参拝客で賑やかになっており、その客を狙ったのが初代船橋屋の店主でした。

湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、黒蜜きな粉をかけて餅として提供していました。

その和菓子はすぐに参拝客に受け入れられ、江戸の名物の1つになる程の評判でした。

いつしか久寿餅(くず餅)と名付けられ、芥川 龍之介や永井 荷風、吉川英治などの文化人が訪れるような有名な店になりました。

船橋屋の商品はいずれも高品質なので、当サイトでも幾つかの商品を紹介しています。

くず餅プリンの見た目
【実食/取寄】熟成が生んだ「くず餅プリン」【船橋屋】

・450日熟成させた小麦澱粉を使った特製和風プリン。
・1日各5セットのみの限定商品。
・江戸時代に創業され、200年以上の歴史を持つ和菓子の老舗。

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船橋屋の和フィナンシェ_個別包装
【実食】老舗和菓子屋作「和フィナンシェ」【船橋屋】

・450日熟成させた小麦澱粉を使った看板メニューのくず餅が有名。
・和風素材で作られたフィナンシェ。
・江戸時代に創業され、200年以上の歴史を持つ和菓子の老舗。

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葛餅と久寿餅の違い

「くずもち」とひらがなで表記するとわかりませんが、蛸と凧のように「葛餅」と「久寿餅」は別物です

葛餅の特徴

葛餅の材料は主に葛粉やジャガイモから作られたデンプン(市販の安い片栗粉と同じもの)です。

葛粉は秋の七草の1つであるクズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用の粉です。

このデンプンのみで作られている葛粉を本葛と呼び、生産量が少なく高価になっています。

水と共に加熱すると透明~半透明になり、プルンとした独特の舌触りと食感が産まれます。

久寿餅の特徴

久寿餅は小麦粉から精製したデンプンを乳酸菌で発酵させたものを使っています。

「船橋屋」が用いている発酵小麦澱粉は450日もの熟成をさせた後に加工しています

発酵させることにより独特な風味が産まれ、水と共に加熱するとモチモチとした歯ごたえが出来、白い色になります。

この久寿餅は主に関東地域にしかなく、発酵している和菓子はかなり珍しい部類です

レビュー

今回紹介するのは「船橋屋」の「くず餅入り甘味セット」です。

賞味期限が2日と短く、クール便なので受取日時には気をつけてください。

▼2つのダンボールに別けられていたので、商品は全て取り出して撮影しました。
船橋屋/くず餅・みつ豆・あんみつ・ところてん

しっかりと梱包されているので、ギフトの使用にも安心ですね。

くず餅

▼包装紙はこのようになっており、落ち着いたデザインですね。
船橋屋の元祖くず餅

注意点

気をつけるポイントとしては冷たい所で保存し、冷蔵庫に入れっぱなしにしないことです。

長時間入れておくと「くず餅」が硬くなってしまいます。

「船橋屋」では食べる1時間前に冷蔵庫で冷やすことをオススメしています

▼包装紙を取るとこのような化粧箱が出てきます。
元祖くず餅についてのパンフレット

▼フタを取るとこのようになっています。
船橋屋の久寿餅セット

▼フィルムを剥がすと「くず餅」が出てきます。
船橋屋のくずもちはミッチリと入っている

そのまま一口食べてみましたが、わらび餅や葛餅とは違い、乳酸発酵しているのでわずかですが酸味を感じます

甘味は殆ど入っておらず、モチモチとした食感と弾けるようなプルンとした舌触りが印象的です

常温で食べたものと冷蔵庫で1時間程度冷やしたものを食べ比べましたが、後者の方が美味しかったので、食べる1時間前には冷蔵庫で食べる分だけ冷やすのをオススメします

▼「くず餅」をバラし、黒糖蜜、きな粉の順番で掛けます。
船橋屋のくずもちを盛り付け

きな粉を最初にいれると黒糖蜜で溶けてしまうので気をつけましょう。

甘味が加わることでわかりますが、発酵小麦澱粉の酸味と黒糖蜜・きな粉が合わさることでちょうどいい味わいが産まれます

きな粉は風味が良く、甘味はかなり控えめですが、ほのかな塩気を感じます。

黒糖蜜はどっしりとしたコクがありながらも甘味は上品なので口の中でしつこい甘さは残りません

サッパリとしたバランスになっているので、最初に見た時は多いと思いましたが、実際に食べ始めると10切れぐらいはペロリと食べてしまいました(笑)

あんみつ・みつ豆

▼各種ケースを拡大して撮り忘れてしまったので公式の画像を借りさせて頂きます。

種類ごとにケースの細かいデザインが違うのが凝っていますね。

▼具材ごとに仕切られています。
船橋屋のあんみつ

▼具材の下には寒天が入っています。
船橋屋の寒天

この寒天は伊豆諸島を中心に全国から吟味した甘草を直接煮出して固めたものです。単品で食べてみるとわかりますが、通常の寒天とは違いコリッとした食感が強く、磯の香りを感じることが出来ます

▼「あんみつ」の盛り付けをし、黒糖蜜をかけました。
船橋屋のみつ豆

入っている具材は「こし餡」「求肥」「くず餅」「赤えんどう豆」「クコの実」「みかん」です。

こし餡は船橋屋の甘味の中では甘めの部類に入りますが、他の具材があまり甘くないので一緒に食べることでバランスが取れます。

特に寒天と一緒に食べると「船橋屋」ならではのこだわりの味を感じることが出来ます

他に印象深い具材がみかんでした。

よくあるシロップ漬けのみかんですが、通常の缶詰に入っているシロップ漬けのみかんよりも質が1つ2つ上でした

こういう細かい所の品質の高さがお取り寄せする価値を高めますね。

▼「みつまめ」を盛り付けました。
船橋屋のあんみつ

「あんみつ」との違いは「こし餡」の代わりに「1口抹茶羊羹」「杏」「黄桃」が入っています。

「こし餡」が入っていないので、サッパリとした味わいになっていたので、こちらには多くの黒糖蜜をかけて食べました。

抹茶羊羹はやや硬めですが、ほんのりとした抹茶の香りが味の雰囲気を変えてくれますね。

「あんみつ」のみかん同様に杏・黄桃は共に美味しいシロップ漬けでした。

フルーツがかなり多いので、サッパリとした味が好きな人にオススメです

ところてん

▼フタを開けるとカラシとタレ、刻み海苔が入っています。
船橋屋のところてん_セット

▼付属品の下には内蓋があり、このようにキレイにしまわれています。
船橋屋のところてん

「あんみつ」と「みつ豆」に使われている寒天と同様のものですが、特に「ところてん」において磯の香りがする風味と食感が差を付けるポイントですね。やや細めに切られていますが、食感とツルンとした喉越しがいいですね。

▼盛り付けたものがこちらです。
船橋屋のところてん完成品

「船橋屋」はボリュームがある商品が多いのですが、「ところてん」も同様ですね。

タレは米酢の酸味が効いていますが、安物の穀物酢とは違って、トゲトゲした味はありません

カラシをいれることで不思議と酸味が減るようになり、たっぷりと入れてあげたほうが管理人は好みですね。

この手の刻み海苔に味を期待すること自体間違っているのかもしれませんが、品質は普通なので、好みに合わせて入れたほうが良さそうです

総評

全体的にボリュームがあり、品質が高かったので2,740円は安く感じました

「船橋屋」では複数の商品を購入しましたが、「くず餅」と「くず餅プリン」は1回試してもらいたいですね。

消費期限は2日となっていますが、極端な品質の低下はあまり感じなかったので、1日ぐらいなら過ぎても大丈夫です

なので、無理して食べきらないようにしてもいいと感じました。

くず餅プリンの見た目
【実食/取寄】熟成が生んだ「くず餅プリン」【船橋屋】

・450日熟成させた小麦澱粉を使った特製和風プリン。
・1日各5セットのみの限定商品。
・江戸時代に創業され、200年以上の歴史を持つ和菓子の老舗。

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船橋屋の和フィナンシェ_個別包装
【実食】老舗和菓子屋作「和フィナンシェ」【船橋屋】

・450日熟成させた小麦澱粉を使った看板メニューのくず餅が有名。
・和風素材で作られたフィナンシェ。
・江戸時代に創業され、200年以上の歴史を持つ和菓子の老舗。

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