セールスポイント
・「博多もつ鍋やまや」で出しているからし高菜と同じもの。
・化学調味料無添加。
・通常の高菜漬けに加えて豊富な出汁素材を使用。
博多もつ鍋 やまやとは?
博多名物であるもつ鍋を看板にしている「博多もつ鍋 やまや」は東京と大阪を中心に人気があるチェーン店です。
新鮮な国産牛小腸のみを贅沢に使用し、アゴだし醤油や西京味噌を使ったもつ鍋が人気です。
ランチでは辛子明太子・からし高菜・ご飯がおかわり自由になっているボリュームたっぷりの定食を楽しめます。
やまやのからし高菜のこだわり
ランチタイムの時に食べ放題になる「やまやのからし高菜」が今回紹介する商品ですが、3つのこだわりがあります。
九州産三池高菜のみ使用
高菜の名産地は2つあり、熊本(阿蘇高菜)と福岡(三池高菜)が有名です。
三池高菜はみっちりと太った葉の厚さや太い茎が特徴で、シャキシャキとした歯ごたえを楽しむことが出来ます。
古漬けを使用
高菜漬けは他の漬物と同様に乳酸発酵をしており、「やまや」では3ヶ月以上漬け込んだ古漬けを使用しています。
乳酸発酵が進むと旨味が増え、同時に酸味が増えるので味わい深くなります。
サッパリとした高菜は浅漬けで作られ、食べやすくなりますが独特の旨味が物足りなくなる傾向にあります。
独自の味付け
味付けは秘伝のタレを使用しており、唐辛子の辛さとゴマによる風味を加えています。
1番の違いは多くのからし高菜は旨味成分となる素材を1つ、2つ程度しか入れていませんが、「やまやのからし高菜」は6種類の出汁素材が使われています。
「北海道産利尻昆布」「九州産原木栽培椎茸」「長崎産焼あご」
「鹿児島産枕崎産枯鯖節」「鹿児島枕崎産鰹節」「熊本産うるめ鰯節」
値段が少し高い理由
他の高菜の値段と比べると「やまやのからし高菜」は2割程度高いのですが、先述したように旨味素材が豊富なところにあります。
多くのからし高菜は浅漬けの安い物を使い、旨味を補強するために化学調味料を使っているものが多数です。
ですが、「やまやのからし高菜」は古漬けすることに時間をかけ、6つの国産出汁素材を粉末で使用しています。
これだけの理由があるので本来はもう少し高くてもおかしくないのですが、大きな会社なので大量生産出来るので多少コストを抑えられるようですね。
レビュー
今回紹介するのは「博多もつ鍋 やまや」の「やまやのからし高菜」です。
▼パッケージはこのようになっており、他の高菜漬けよりもちょっとオシャレです。
▼フタを開けるとこのようになっています。
▼1パックに250g入っています。
▼盛り付けたものがこちらです。
唐辛子が効いており、古漬けなので酸味も強い方になりますね。
なので、それらの味のバランスを取るために先述した出汁を入れているということですね。
高菜はシャキシャキとしており、歯ごたえを楽しむことが出来ます。
高菜漬けは歯ごたえを楽しむものなので必然的によく噛むことになりますが、時折ゴマの実が弾けて味が変わるのが良いですね。
▼家庭でお手軽料理を味わうなら納豆に混ぜるのがオススメです。
付属のタレを半分ほどいれ、よく練ってから高菜漬けを混ぜます。
薬味のような使い方で酸味と辛味が納豆の臭み消しになります。
定番の食べ方に飽きている人は1度試してみてください。
▼たまたま作ったつけ麺にトッピングしました。
ピリッとし、酸味がある高菜漬けはラーメンの付け合せには定番ですね。
風味が豊かな高菜漬けなので写真のような醤油系のものよりもトンコツや家系などの味が強いものと組み合わせるほうが「やまやのからし高菜」を活かせます。
カップラーメンに入れると具材の歯ごたえの無さを補いつつ、風味をプラスすることでグレードを上げられます。
▼高菜炒めです。
博多では定番の食べ方である高菜炒めはそれ自体が商品として扱われるほどの人気食品です。
以前、紹介した「華味鳥」の「高菜炒め」がそうですね。
作り方は高菜漬けに対して1/3程度のごま油で炒めるだけです。
やまやの高菜漬けは古漬けなので、酸味がありますが炒めることで酸味が飛び、旨味に変わります。
酸っぱすぎると感じた人はまず炒めてみてください。
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【実食/レシピ】水炊き料亭博多華味鳥の「めんたい高菜」
・福岡にある水炊き料亭「博多華味鳥」が作った博多風和え物。
・ご飯とお酒のつまみに最適。
・料理に混ぜるだけで高菜と明太子の複雑な味わいを楽しめる。続きを見る
総評
高菜漬けの相場としてはちょっと高いですが、本格的な味わいかつ旨味が多いのが良いですね。
お茶漬けや寿司、高菜チャーハンなどレシピも多くあるので、余すことがあまりないのも高菜漬けの魅力の1つです。
ランチタイムで食べて、そのまま気に入ってお土産で購入する人も多いのもわかりますね。