セールスポイント
・軽やかな食感と低カロリーなおかき。
・旨味と味付けが良く、満足感が高い。
・素材は国産のものが多い。
北越について
1935年、富山県砺波市に創業した「北越」は米菓を製造するメーカーであり、少しだけ高い製品を中心に取り扱っています。
国産もち米を100%使用しているのがこだわりのポイントであり、富山県で育てている米を中心に様々なせんべいやおかきに加工しています。
又、米の粉末で作る安い米菓群とは異なり、もち米を蒸してから杵つき餅にしており、おいしいおかき/せんべい作りに必要な作業を欠かしていません。
不思議なもので粉の状態から製造した場合と杵つき餅から製造した場合では驚くほど味が違います。
たまねぎおかきとごぼうおかき
国産もち米を使用した生地に、各フレーバーごとの具材と香辛料などを練り込み、やわらかな食感に焼き上げた少し変わったおかきです。
「北越」では副素材には全国各地の高品質な名産物を使用している所に特徴があり、美味しい素材ならば富山県以外の名物も取り入れているスタンスを取っています。
今回紹介する「たまねぎおかき」には淡路島産乾燥たまねぎを練り込み、「ごぼうおかき」には鹿児島県産ごぼうを練り込んでから焼き上げています。
レビュー
今回紹介するのは「北越」の「たまねぎおかき」と「ごぼうおかき」です。
▼パッケージ。
内容量はいずれも15袋となっています。
▼たまねぎおかきを盛り付け。
最初に共通点としておかき自体は非常に軽やかなサクサクとした食感であり、中はフワフワと表現するほどに空気を含んだ、全体的に歯応えが非常に良いおかきとなっています。
市販されているおかきの中でもかなり軽めかつ油分が少なめなので、カロリーが低いですが、先述した様に丁寧なおかき作りにより、味は安いものより遥かにいいですね。
『オニオンスープ』をイメージにした味わいらしいですが、玉ねぎの甘味と旨味はしっかりとしており、香辛料も程よく効いているので上品な和風スナック菓子…といった印象です。
故に、ポテトチップスの様に後味はしつこくなく、だからといって、物足りなさを感じさせない絶妙な味付けをしています。
▼ごぼうおかきを盛り付け。
一方、「ごぼうおかき」は『きんぴらごぼう』風味の味わいらしいですが、甘じょっぱい味のきんぴらごぼうではなく、薄口醤油で甘味は少なめのきんぴらごぼうに近い味わいとなっています。
ごぼうの風味は驚くほどに強く、野性味のある味わいには驚かされ、採りたてのごぼうよりも香る程となっています。
加えて、一味や唐辛子では無く、何故かピリッとした胡椒を採用することで刺激のあるごぼうチップスの様な味でありつつも、おかきの歯応えとサクサクとした食感が不思議と合っていますね。
「たまねぎおかき」にも小さなチップの様なものが稀にいますが、こちらの製品には米粒サイズぐらいのごぼうチップスが口の中で弾けると風味が一気に広がるのがたまりません。
総評
純粋なおかきや煎餅を求めている人向きではありませんが、しつこすぎない上品な旨味は意外と他社でも少なく、おかきらしさは十分に楽しめますね。
記事内ではお取り寄せとしては微妙な表現をしている自覚がありますが、「たまねぎおかき」は既に10袋ほどリピートしているほどになっています(笑)。
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純粋なせんべいを欲する人には上の記事にて紹介している2メーカーのおかき/せんべいがオススメですが、色々な美味しさを持つおかきがあるのは良いことだと個人的には感じています。
こちらのシリーズにはもう1つだけ種類があり、「白えびもち焼き」という新製品が誕生したそうなので、今度はそちらも注文してみたいですね。