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【実食】浅草京都で人気【ぬれおかき&もち焼せんべい/寺子屋本舗】

寺小屋本舗の色々な製品をおとりよせ、一覧

セールスポイント

・1週間かけて作っている大型おかき。
・自然薯入のぬれおかきは独特の旨味がある。
・様々な味わいがあるので、飽きずに食べられる。

寺子屋本舗について

1985年、京都府京都市左京区に創業した「もち焼せんべい 寺子屋本舗(以下、寺子屋本舗)」はこだわりの素材と製法で、昔ながらの手焼きせんべいを作っている和菓子屋です。

観光地の近くにあることから食べ歩きが出来る様に、1枚/1串から購入が可能であり、看板メニューは「ぬれおかき」と「もち焼きせんべい」となっています。

インターネットショップではWeb限定商品も販売しており、「おかき処 寺子屋本舗」として営業しています。

親会社が様々な店を経営している為、ごま専門店「ごま福堂」や抹茶スイーツ処「茶和和」などの製品も同じショップにて購入することが可能です。

もち焼せんべいとは?

多くのせんべいメーカーではコストと見栄えの為に、餅米をくだいた米粉を使用していますが、味と食感は落ちてしまう傾向にあります。

しかし、「寺小屋本舗」では四角い餅を作り、乾燥させながら熟成させ、一枚一枚丹念に餅を焼く様に焼き上げています。

本来、せんべいはうるち米、おかきは餅米を使用したものと呼び分けていますが、「寺小屋本舗」で取り扱っているおかきは非常に大きめです。

加えて、餅から丁寧に作った製品であることを表す為に、「もち焼せんべい」という製品名になりました。

おかきは製造が大変

米粉やうるち米で作るせんべいは整形・乾燥・焼き・味付けと数時間で作ることが出来ますが、餅から作る従来のおかきの場合には乾燥だけでも1週間かかります。

鏡餅を砕き、乾燥させて作るおかきの味を思い出してみれば納得出来るはずです。

元祖ぬれおかき 自然薯入り

製品に関した情報が公式に一切書かれていないのですが、系統としては千葉県の銚子電鉄で有名な「ぬれせんべい」に近く、タレにたっぷりと潜らしたおかきです。

ただし、自然薯をたっぷりと使うことでしっとりとした食感は「ぬれせんべい」とは別物となっており、餅の様に伸びるのが特徴です。

味付けは「甘口醤油」「本醸造醤油」「七味唐辛子」などがあり、期間限定品として「ゆず味」「みたらし味」などが販売されたこともあります。

レビュー

今回紹介するのは「寺子屋本舗」の「もち焼せんべい」「ぬれおかき」などです。

▼購入したおかき。
寺小屋本舗の色々な製品をおとりよせ、一覧

購入した一部の製品

元祖ぬれおかき 甘口醤油 1袋
醤油手焼         5枚
特上のり手焼       5枚
しそ手焼         5枚
七彩菓          5袋

「七彩菓」は色々な小さな米菓子の詰め合わせでしたが、イマイチだったので紹介しません。

一緒に購入した「ごま福堂」の「杵つき金ごま」は値段調整用に購入したものでしたが、かなり高品質な金胡麻であり、擂らずに搗くことで風味が長持ちし、開封しても数ヶ月はいい香りが持続する良品でした。

もち焼きせんべい(3種)

寺小屋本舗のもち焼せんべい、丁寧な梱包

パッケージに高級感があり、市販品と比べると値段は安くありませんが、一枚一枚が大きく、昔ながらの手焼きで作っているせんべいの価格としては相場だと思います。

今回購入した製品以外の味付けには「一味手焼」「七味手焼」「あおさ手焼」「ごま手焼」「梅ざらめ手焼」などがあり、種類が豊富です。

醤油手焼

もち焼せんべいの醤油手焼、寺小屋本舗、盛り付け

スタンダードな「寺子屋本舗」の「もち焼せんべい」であり、見た目からわかる様に醤油の芳ばしさはしっかりとしつつも、焦げた部分はありません(わざと焦がしているメーカーもあります)。

先述した様に、せんべいではなく、おかきなのでカリカリと軽やかな歯応えがしており、こだわりの製造方法のおかげで米の甘味と美味しさが十二分に引き出されていますね。

この形状のおかきはほとんど販売されていませんが、おかきの甘さと硬すぎない歯切れの良さ、せんべいの満足感を持っているのが本製品の特徴であり、歯がそこまで悪くなければ歳を召した方でも食べやすいかと。

『単純な醤油味』という訳では無く、ほんのりとする甘味は砂糖や味醂などであり、鰹節のコクを加えている為、複合的な旨味があります。

特上のり手焼 5枚

寺小屋本舗のもち焼せんべい、特上海苔手焼

海苔にうるさい調理師の管理人ですが、本製品に使用している海苔は特上の名に恥じぬ良品を使用しており、風味が非常によく、せんべいとも合っていますね。

味付けは「醤油手焼」と同じものですが、海苔を挟む分、若干タレを多めに塗ってある様です。

海苔は『コレでもか!』というぐらいにたっぷりと巻かれている為(写真上部参考)、撮影する際に1枚だけ海苔を一面だけ引っ剥がして撮影しています。

しそ手焼 5枚

寺小屋本舗のしそ手焼、もち焼せんべいだが分類はおかき

乾燥赤紫蘇、要は三島食品の「ゆかり」の様なものを眩したのが本製品であり、米との相性は間違いありません。

ベースはやはり「醤油手焼」ですが、たっぷりの赤紫蘇が掛かっているにも関わらず、塩気はあまり強くないので減塩仕様のものを使っている様です。

赤紫蘇の乾燥させたものは梅酢を用いる為、ほのかな酸味があり、美しい色合いとなるのですが、せんべいに使用することで後味がスッキリとしていますね。

今回頼んだラインナップの中では一番味が濃かったですが、それでもせんべい自体の味は霞むこと無く、餅米と製造方法のこだわりが仕上がりに活きています。

元祖ぬれおかき 自然薯入り

ぬれおかき、自然薯、寺小屋本舗、パッケージ

ぬれせんべいがあまり好きではないのですが、人気のある製品である為、売れ筋である「甘口醤油」だけを注文しました。

観光地で購入する人も多く、食べ歩きをしながらハマる人が通販で再購入することが結構あるそうです。

▼盛り付け。
寺小屋本舗のぬれおかき、醤油ダレが非常に染み込んでいる

袋から取り出してみると、思いの外、じっとりしておらず、表面は艶があるほどに照りがありますが、触ってみると柔らかいという不思議なおかきです。

他のぬれおかきを食した事がない為、比較が出来ませんが、ぬれせんべいが苦手な管理人でも本製品は美味しく食べられました。

単純におかきをタレの中に潜らし、中まで味が染み込むまで漬けて置く…といった製品では無く、恐らく、うすい煎餅生地でモッチリとした具を包んでいるのだと考えられます。

▼温めなくともそこそこ伸びる。
寺小屋本舗のぬれおかきは自然薯入でねっとり伸びる

中身は自然薯をベースにしたネットリとした独特の醤油ダレ餡(?)であり、表現がし辛いのですが、餅と水飴を固めた様な…食感です(笑)。

自然薯の味わいと風味はしっかりとしているので、山芋が好きな人にも意外とウケが良いかも知れません。

中身を見ればわかる様に味は濃い目になっており、コッテリとした味わいとユニークな食感をメインに楽しむ菓子ですね。

パッケージの裏面を見てみると電子レンジで加熱してから食べると、よりモチモチになると記載されていますが、餅の食感がメインになりすぎて、管理人は温めない方がおかきとして好みでした。

総評

「もち焼せんべい」はオーソドックスなせんべいという訳では無く、おかきとせんべいの中間の様な製品であり、製法にこだわっている分、せんべい自体の味が良いですね。

「ぬれおかき」は万人受けする製品ではありませんが、せんべい界隈の珍味ポジションの様なものであり、好きな人は抜け出せなくなる独特の魅力がありました。

大きなせんべいを製造しているメーカーは随分と減り、小分けたタイプの重量がない製品が増えましたが、「寺子屋本舗」の製品は満足感のある良品でした。

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