セールスポイント
・90日間熟成させた手作りキャラメル。
・全く歯にくっつかないのが嬉しい。
・甘味が控えめであり、素材の良さが出ている。
ドス・カフェラテスとは
1886年、スペイン北部のパンプローナにおいて誕生した老舗銘菓のブランドが「Dos Cafeteras(以下、ドス・カフェテラス)」であり、今ではスペインの代表的な銘菓の1つとなった熟成キャラメルです。
砂糖・ブドウ糖液糖・牛乳・コーヒーとシンプルな材料で構成されており、全て天然由来の材料だけで作られているのが特徴となっています。
130年以上の歴史の中で製法と材料を全く変えておらず、今でも手作りにて生産しており、現地スペインでは空港やガソリンスタンド、グルメストア、スーパー、ホテル、レストランなどと様々な場所で提供されているそうです。
ドス・カフェテラスが出来るまで
採乳した状態に近い牛乳(生クリームを取っていないのでコクがある)を濃縮してから、コーヒーエキスと糖類を加え、トロミがつくまで煮詰めます。
その後、テーブル上で粗熱を取ったら、キャラメルの形状にし、コーヒーマシンのロゴを刻印し、包装紙で梱包します。
熟成キャラメルというぐらいなので、紙に包んだキャラメルはワインセラーの様な専用の貯蔵庫で約3ヶ月熟成させ、それぞれのパッケージに詰められていきます。
レビュー
今回紹介するのは「ドス・カフェテラス」の「コーヒークリームキャラメル」と「エスプレッソキャラメル」です。
▼パッケージ。
フレーバーは2種類あり、「コーヒークリームキャラメル」と「エスプレッソキャラメル」があります。
パッケージは紙箱タイプが100g、220g、缶タイプが330gとなっており、今回は両方の製品共に100g(約14粒)を選びました。
▼中身。
1つ1つのキャラメルが手作りで包まれており、ユニークな包み方は如何にも異国の菓子といった趣がありますね。
賞味期限は2年近くあるので、日本で販売されているものと比べると保存性の高さが優秀です(日本のキャラメルは約1年)。
コーヒークリームキャラメル
日本のキャラメルやイギリスのファッジなどのソフトな食感とは真逆であり、口の中に入れた時にはすぐに噛み切れない程です。
しかし、飴を舐める様にしばらく味わっていると徐々に柔らかくなっていき、噛み砕くとホロホロと崩れ、歯にまとわりつくことはありません。
最初は食感ばかりに意識が行きましたが、2粒目を味わってみると優しい甘味と生クリームのコクが最初に主張し、徐々にコーヒーの味が口に広がることがわかります。
ゆっくりと味わうと上品な菓子といった印象ですが、キャラメルらしく噛みしめると黒糖の如く、しっかりとした風味と甘味が感じられ、食べ方次第で真逆の印象になる所が面白いですね。
エスプレッソキャラメル
こちらにはクリームの様なコクがほとんど無く、エスプッレソ系統の菓子にしてはコーヒーの苦味は強烈ではありません。
しかし、コーヒーの風味はしっかりと堪能することが出来、最初から最後までエスプッレソ特有の香り高さが持続しています。
「コーヒークリームキャラメル」と比べるとクリーミィさは殆ど無いせいなのか、「エスプレッソキャラメル」の方がやや甘く感じますね。
総評
シンプルな菓子なのであまり語ることがありませんでしたが、良質なコーヒーの風味と脂肪分の多い牛乳を使ったキャラメルと言えば不味い訳がありません。
最初に出た味わいなだけはあり、「コーヒークリームキャラメル」の方が完成度が高いと感じ、日本のキャラメルの2倍ぐらいのコクと上品な甘さが気に入りました。
スペイン土産の定番ですが、デザインが秀逸な為、旅行に行って無くともちょっとしたプレゼントに使える良い製品ですね。