セールスポイント
・炊きたてご飯に混ぜるだけで簡単料理。
・評価とリピート率の高い商品。
・白だしの旨味と山椒の風味が堪能出来る。
野村佃煮について
「野村佃煮」の原点である店は1931年に京都の錦市場にある小さな惣菜店から始まり、手間をかけても少しづつ作り、新鮮なものを提供してきた京料理の専門店です。
元々は惣菜屋でしたが、現在は惣菜のノウハウを活かしたちりめん山椒や舞扇、角切り山椒昆布などの素材の持ち味を大切にする独自の佃煮を中心に製造しています。
簡単便利な京風混ぜご飯の素
今回紹介する商品は炊きたてご飯に混ぜるだけで本格的な混ぜご飯を味わえる京風混ぜご飯の素です。
『京風』と名前が付くだけあり、京都では非常に重宝されているちりめん山椒のピリッとした風味を活かした「ちりめんゆばごはん」「ちりめんたけのこごはん」が人気商品となっています。
上記の2点が人気商品となっていますが、「ゆば入り菜の花ごはん」「ちりめん生姜ごはん」も高評価であり、いずれの炊き込みご飯の素も高リピート率を誇っています。
レビュー
今回紹介するのは「野村佃煮」の「ちりめんゆばごはん」と「ちりめんたけのこごはん」です。
▼パッケージはこのようになっています。
ポイント
パッと見た感じでは2合分程度の量にしか見えませんでしたが、3合分なので全体量は十分あります。
炊きあがりのご飯に混ぜるだけなので、楽して作れるのが嬉しいポイントですね。
▼ご飯は硬めに炊きます。
記載されている作り方によると『米3合をやや硬めに炊き上げて十分に蒸らしてから、本品を入れてよく混ぜ合わせてください』とのことなので、すしめし(酢飯用の水加減)で白ごはんを炊きました。
▼炊きあがったら即座に具材を入れます。
▼煮汁と具をご飯に混ぜ込みます。
ポイント
湯葉が思ったよりも固まっているので時間をかけて優しく解してあげてください。
個人的意見になりますが、混ぜたてをすぐ食べるよりも混ぜ込んだ後に少し蒸らしてあげるとご飯によく味が染みるので美味しく食べられました。
▼盛り付けたものです。
淡口醤油を使ったかつお節と昆布が効いた濃いめの白だしで実山椒とじゃこ、そして湯葉にたっぷりと味と旨味が染み込むまで煮込んでありますね。
なので、湯葉は若干塩気で硬くなっていますが、旨味と山椒の香りがしっかりと染みており、湯葉だけを食べても良い酒のあてになるぐらいです。
じゃこにも1匹ずつ味が染みており、小さな魚であっても不満は一切ないです。
イメージとしては上質な和風だしで炊き込んだ白ごはんに香り豊かなちりめんじゃこを混ぜ込んだ味が近いと思います。
写真映えが悪かったので、万能ネギを少し散らしていますが、京都の定番のおばんさい(おかず)であるちりめんの実山椒がしっかりと効いているので、薬味は要りませんね。
▼角切りチーズを混ぜ、おにぎりに。
正直な話、この商品の完成度は高く、余計なことは一切する必要がありません(笑)。
ですが、そのまま炊いたままでは記事が寂しいので、ちょっとしたアレンジを紹介します。
「ちりめんゆばごはん」は味も香りも完成度が高いですが、油分やタンパク質の旨味は若干弱いので、『香りが穏やかで、味わいにクセが無く、ほんのり脂肪分があるもの』が合います。
なので、安めのプロセスチーズを小さい角切りにして混ぜ込むことで雰囲気を変えることが出来るので、味に変化を付けたい時にオススメです。
▼ちりめんたけのこごはんです。
基本的な味付けは「ちりめんゆばごはん」と同じですが、ゆばが入っていない分若干旨味が少なく感じます。
ですが、具材に味が染みているのは同様であり、タケノコに全ての旨味が入っており、メンマの様な複雑な旨味を楽しむことができます。
「ちりめんゆばごはん」よりも影が薄いかもしれませんが、ゆばが入っているよりも親しみのあるタケノコの方が好きな人も居るでしょう。
総評
Amazonと楽天の両方で非常に高い評価を得ていましたが、いかんせん地味すぎる商品だったので後回しにしていましたが、これは当たりでした(笑)。
炊き込みご飯の素は多くありますが、お米と一緒に炊き込むタイプが多いので、予期せぬおこげが出来ることがありますが、こちらはその様なことが起きないので、純粋な香りを楽しむことが出来ます。
ちりめんじゃこが好きな人には是非、楽しんでもらいたい一品でした。