セールスポイント
・だし素材の専門店が作る生ハムのような食べる削り節。
・そのまま食べるだけではなく、料理にも使いやすい。
・鰹節を手軽に沢山食べられる。
かつをぶし池田屋について
昔は家庭ごとに丸々1本のかつお節と削り器がありましたが、現代においてはかなりの少数派でしょう。
本物の本枯れ節を使った削りたてのかつお節は顆粒だしや安いだしパックでは到底かなわない味ですが、手間はかかるので、減った理由はとてもわかります。
そんな美味しい削りたてのかつお節の味を現代でも味わって欲しいという想いで「かつをぶし池田屋」は産まれました。
扱っている商品
だし素材の専門店なので、かつおぶしだけではなく、いりこや干し椎茸、混合厚削り節など様々扱っています。
中にはユニークな「食べる削り節」や「小鯛の煮干し」なども販売されています。
今回紹介するのは中でも大ヒット商品になっている「食べる削り節」です。
まるで生ハムのような削り節
2018/02/13で放送された「マツコの知らない世界」で紹介されてから出来た商品からすぐに売り切れてしまう人気商品です。
厚削り節よりもやや薄くスライスされたかつお節を特製だれに漬け込み、焙乾を重ね、生ハムのようなしっとりした柔らかな食感になるように作られています。
かつお節の味を邪魔しないようにするために保存料や化学調味料は一切使われていません。
レビュー
今回紹介するのは「かつおぶし池田屋」の「食べる削り節」です。
▼パッケージはこのようになっています。
▼通常の大きさの厚削り節と同じぐらいの長さがあるので、お皿に盛るため折ってあります。
特徴としては出汁を取る厚削り節よりも薄い、中削り節を用いているところがポイントですね。
麺つゆを取る時に使う中厚削り節や厚削り節と食べ比べるとわかりますが、厚すぎて食感はシャゴシャゴしています。
一方、「食べる削り節」はしっとりとした舌触りであり、歯切れがとてもいいですね。
ですが、謳い文句である「生ハムのような」というのは少々誇張していると感じました。
Amazonのレビューでの評価を下げている要因として生ハム好きが期待して購入した所、想像と違うものだったというのも原因の1つですね。
味は上等なかつお節の旨味を濃厚にした味わいですが、あくまでかつお節なので、ほのかな酸味と強い旨味が特徴です。
味付けには醤油の他に三温糖と魚醤を使っているので、旨味を全体的に強めています。
▼大量に食べるおつまみではないので、お酒の共にしては低カロリーかつ低塩分なのがいいですね。
通常のかつお節と違い、食感・味共に優れているので、素材としていくつか料理に使ってみました。
かつお節の和風サラダ
材料
好みの野菜 適量
「食べる削り節」 適量
ポン酢 適量
和風の食材をメインにしたサラダです。
食感がいい「食べる削り節」を活かすために水菜、大根、人参、針生姜と歯応えのある野菜で構成しています。
好みのドレッシングもいいですが、ポン酢がとても合います。
カロリーを抑えたい場合にはピッタリなサラダであり、「食べる削り節」の強い旨味があるのでこれだけでも物足りないということはありません。
旨みたっぷりチャーハン
材料
ご飯 1杯
「食べる削り節」 10g
ほうれん草 10g
鶏(モモ・ムネどちらもでOK)30g
サラダ油 なるべく少なめ
濃口醤油 小さじ1
酒 大さじ1
作り方
1.ほうれん草は茹でたら、水冷して水をしっかりと絞る。
2.鶏肉を茹でたら、荒くほぐしておく。
茹で鶏の残りはほぐして冷凍しておくと便利です。
4.サラダ油を鍋肌に馴染ませたら、鶏肉と調味料を入れて軽く炒める。
パラっとさせるチャーハンと違うので、油を少なく仕上げるのが美味しく作るコツです。
6.全体に味が入ったら、ほうれん草を入れて軽く混ぜたら完成!
通常のチャーハンでは卵や粉末だしなどを使いますが、「食べる削り節」を入れるだけでそれらの旨味を担うことが出来ます。
味付けはかなりシンプルに仕上げるだけで美味しいので、ほとんど味付けしなくとも大丈夫ですが、好みで塩を調整するといいでしょう。
香りのいい野菜が少ないので、和山椒を隠し味に入れると味にまとまりが出来ます。
総評
そのまま食べると低塩分かつ低カロリーなので、晩酌の肴には最適です。お酒は焼酎や日本酒がオススメです。
「食べる削り節」は個人的にそのまま食べるよりも料理に使う方が旨味を活かせると思います。
通常のかつお節の旨味を更に強めた製品なので、鶏ガラスープの粉末や魚粉に近い使い方ができます。
値段が少々高いと言われていますが、カツオの値段や製造費を考えると妥当だと思います。
かつお節の味が好きな人は是非試してみてください。