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【実食】国産メンマは歯応え良し「糸島めんま」【タケマン】

糸島めんまを使った塩ラーメン、料理

セールスポイント

・国産の孟宗竹を使用した希少なメンマ。
・ラーメン以外にも楽しめる味にしてある。
・輸入品よりも国産品は歯応えがしっかりしている。

タケマンについて

福岡県糸島市に設立した「タケマン」は国産メンマの元祖である食品メーカーであり、日本でも珍しいメンマ専門店です。

定番の輸入品メンマを様々な形態で販売しており、塩漬けめんま・乾燥めんま・水煮めんま・味付けめんまなどを取り扱っています。

「タケマン」が製造した「糸島めんま」が生まれたきっかけは、日本で放置された竹林が多数あり、拡大防止の為に伐採した竹の有効活用の用途を考えたからでした。

そこで、「タケマン」の店主である「吉野秋彦/吉乃竹彦」さんがオリジナルの国産めんまの製造方法を考案し、現在は少しずつですが純国産めんまの製造者が増えてきました。

国産メンマは1%

国内消費量のメンマは99%が輸入品であり、国産の竹から作ったメンマは1%しかありません。

よくあるメンマに表記されている『国内製造』は輸入した材料を日本で加工・製造したものを指し、『国産』は原材料が日本の物となっています。

そもそもメンマとは何か?

中国や台湾にある麻竹(マチク)という品種の非常に柔らかい2m前後の若竹を蒸してから、塩漬けした後に発酵させたものです。

熟成が済んだものを細かく割いてから、天日乾燥させたものが筍乾(スンガン)というものであり、これの塩気を抜いてから味付けしたのが日本で良く見るメンマとなります。

メンマという単語は中国や台湾では存在しておらず、『ラーメン上のマチク』、略してメンマという日本生まれの単語となっています。

ちなみに、日本ではラーメンにはメンマは付き物と言っていいほどに定番となっていますが、麺類の具材として海外で使われることはなく、漬物感覚で食べるものだそうです。

純国産 糸島めんまの特徴

先述した様に中国産・台湾産のメンマは柔らかい麻竹ですが、日本の場合には竹と言えば孟宗竹か真竹がほとんどであり、「糸島めんま」では孟宗竹から製造しています。

ご存知の通り、日本で見かける竹は簡単に切ることが難しいので、国産メンマは自然と歯応えが強くなる傾向にあります。

国産メンマの製造工程を全て記載すると長くなるので細かいことは割愛しますが、筍乾と違い、エグミの出ない内に朝採れの孟宗竹をカットしてから茹で上げ、塩を使わずに乳酸発酵させます。

その後、天日乾燥させることで旨味が凝縮されて、シャキシャキとした歯応えが生まれます。

レビュー

今回紹介するのは「タケマン」の「糸島めんま 黒」です。

「糸島めんま」には「黒」と「赤」の2種類が販売されています。

▼パッケージ。
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ポイント

赤はとんこつ風の下味を付け、香り豊かな香味ラー油で絡めています。

黒は醤油で甘辛く炊き、どこか懐かしい昔味に仕上げているそうです。

▼中身。
糸島めんまの中身

多くのメンマは漂白されたものを使用していますが、「糸島めんま」では漂白剤などの添加物は一切使いっていません。

発酵や乾物などでは色合いがややくすんだ様になるので、漂白剤を使用したものが多々ありますが、味が落ちる傾向にあります。

油断して、冷蔵庫に適当に置いていたら家族に一気に全て食べられたので、今回の写真はラーメンしかありません(笑)。

▼盛り付け。
糸島めんまを使った塩ラーメン、料理

「糸島めんま 黒」は濃口醤油がやや強めになっていますが、ほんのりとする甘味とポークエキスが加えられているので市販品よりも力強い旨味があります。

何と言っても重要なのはフニャリとした歯応えのメンマが多い中、厚みがそこまで無くともハッキリと分かる、コリコリとした噛みごたえが素晴らしいですね。

ラーメン以外の目的でも美味しく食べられる様に作られているので、小鉢に少しだけ本製品を載せ、ビールや紹興酒、ウーロンハイなどと一緒に堪能すると贅沢な一時を過ごせます。

ラーメンに使用するときには塩ラーメンがオススメであり、メンマを主役に出来る様に楽しんでみてください。

総評

おとりよせの製品というと上品な味付けが多くなりがちですが、こちらは歯応えが長時間楽しめることもあり、やや味が濃い目になっています。

今までのメンマは柔らかい物が多く、大きめにカットされたものでも歯応えが物足りなかった人がいると思いますが、「糸島めんま」ではその不満が解消されているのが大きなメリットでした。

今回紹介した「糸島めんま」ですが、同じワードで検索すると「竹次郎」の「無限めんま」が出てきますが、別のメーカーが製造している別商品となっていることには気をつけてください。

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