セールスポイント
・短時間で本格的なダシを取ることが出来る。
・保存料・化学調味料が使われていない自然の味わい。
・鶏と野菜の旨味は和洋中と活躍の場面が多いので、使いやすい。
茅乃舎だしについて
「茅乃舎だし」は九州にある自然食レストラン「茅乃舎」が作り出したダシパックです。
特徴は短時間で本格的なダシをとることが出来、保存料・化学調味料が使われていません。
又、味を整えるためにうすく味付けしてあるのが特徴です。
減塩タイプでは約53%減塩されているので、自分で味付けを決めたい人でも使うことが出来ます。
各種だしの特徴
今回紹介するのは洋風出汁なので、和風出汁についてはこちらの記事を参考にしてください。
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【実食レシピ】「茅乃舎だし」~和風出汁を色々研究~
・短時間で本格的なダシを取ることが出来る。
・保存料・化学調味料が使われていない自然の味わい。
・和風出汁だけで7種類もある。続きを見る
野菜だし(減塩タイプあり)
日本の洋食に合う洋風だしをコンセプトに作られ、動物性原料を一切含まずに作られています。
使われている野菜は「玉葱」「にんにく」「セロリ」「人参」「キャベツ」の5種類で、熊本県天草灘の海水で作られた海塩で味付けしています。
万能性の高いだしパックで、洋食では特に活躍しやすいです。
鶏だし
国産の鶏肉をかつお節のような節に仕上げた「鶏節」を粉末にしたものです。
「鶏節」はここ数年でかつお節問屋が研究している材料の1つのようです。
多くのものは脂が少ない部位を使用しており、鶏肉の脂臭さを無くし、旨味を強めているのが特徴です。
市販されているチキンブイヨンとは違い、シンプルな素材のため幅広い料理に使うことが出来ます。
茅乃舎だしの使い方
こちらは公式のダシのとり方を引用したものです。
基本だし
だしパック1袋に水400ml。約カップ2杯の割合です。
水から入れ、沸騰後1〜2分(野菜だしは4~5分)煮出して取り出します。
料理に応じて、味を調えてください。
用途
スープ類やロールキャベツ、ポトフ、ミネストローネなどの料理に適しています。
濃いだし
だしパック2袋に水500ml。約カップ2杯半の割合です。
水から入れ、沸騰後1〜2分(野菜だしは4~5分)煮出して取り出します。
料理に応じて、味を調えてください。
用途
スープ類、シチュー、カレーなど、やや味の濃い料理に適しています。
だしパックをやぶって
だしパック1袋は2〜3人分が目安です。
だしパックを破って中身を出し調理します。
料理に応じて、味を調えてください。
用途
ミートソース、挽肉料理、ピラフなどに粉末のまま使えます。
レビュー
今回は洋風だしのパックのみをレビューします。こちらの記事内で取り扱うのは「野菜だし」「鶏だし」の2つです。
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【実食レシピ】「茅乃舎だし」~和風出汁を色々研究~
・短時間で本格的なダシを取ることが出来る。
・保存料・化学調味料が使われていない自然の味わい。
・和風出汁だけで7種類もある。続きを見る
和風出汁と違って、まだまだ種類が少ないですが、幅広い料理に対応しているので、試してみてよかったものを可能な限り紹介したいと思います。
▼「茅乃舎だし」のパックはこのようになっており、『破いて中身を入れる』か『そのまま使うか』の2通りです。写真では「極みだし」を用いています。
▼水から煮出します。
▼2分間沸騰させたら引き揚げます。
注意ポイント
種類によって沸騰させる時間は変わります。
▼鶏だしは少々濁ったスープが取れ、野菜だしは透き通ったスープが取れます。
鶏飯
材料
鶏だし 1パック
白ご飯(好みの固さ・量でOK)
鶏肉(モモ・ムネ 好みのお肉でOK)200g
漬け汁
日本酒 大さじ1
濃口醤油 小さじ1
塩 少々
卵1個
好みの薬味
作り方
1.ご飯を炊く。
2.ダシを取り、パックを取り除く。
3.鶏肉は一口大に切り、漬け汁に浸しておく。
4.沸騰したダシ汁に鶏肉を入れ、弱火にして徐々に火を入れていく。
5.卵は錦糸卵を作る(味付けは砂糖を入れても塩を入れてもOK)。
6.鶏肉に火が通ったら、ほぐす。
7.具材を載せて、アツアツの掛け汁を注いだら完成!
実際に作る鶏飯(鹿児島県の郷土料理)は沢庵や甘く煮た椎茸など具材が多いのですが、今回は「鶏だし」の味がわかるようにするために具材はシンプルにしています。
ダシ汁を飲んでみてわかることは香りの良さと鶏肉の純粋な旨味を味わえることですね。
香りの良さは鶏肉の臭みの原因の1つである脂肪を除去し、かつお節のようにつくる過程により、燻す工程が加わるので穏やかな香ばしさが加わるからでしょう。
鶏肉の味が濃くなるのも燻して、乾燥させることで旨味が凝縮され、美味しいところは全てエキスとして抽出出来るからですね!
「鶏だし」を使うことで香ばしさが加わるので、通常の鶏飯よりも上品な味に仕上がるのが嬉しいですね。
鶏白湯風ソーメン
材料
鶏だし 1パック
そうめん 1把
好みの薬味 適量
作り方
1.ダシを取っている間に好みの薬味を用意する。
2.パックを取り除いたら、下茹でせずにソーメンを入れる。
地獄炊きという食べ方があり、ソーメンから塩気が出ていき、スープに味が付く上にとろみが付きます。
4.トッピングを載せたら完成!
鍋1つで全てを完結させるお手軽料理です。
「鶏だし」の旨味をソーメンが余すこと無く吸ってくれるので、麺自体にも旨味が入ります。
更にとろみが付くことで、舌の感受性が強くなり、「鶏だし」の味をより楽しめます。
とろみや塩気があまり好きではない人はソーメンを茹でてから、かけ蕎麦の用に食べれば大丈夫です。
その際には味が薄いので、塩を足してください。
ラーメンのような味わいなので、写真ではネギをトッピングしていますが、辛子明太子も美味しかったですね!
フライドポテトのシーズニング
材料
野菜だし 1/2パック
コショウ 適量
冷凍食品のフライドポテト 適量
揚げ油 適量
作り方は揚げたフライドポテトに「野菜だし」の中身をシーズニングのように使うだけです。
「野菜だし」は野菜の旨味、甘み、塩気がバランス良く配合されているのでコショウやカレー粉などのスパイスを好みで入れましょう。
粉末だけを味わうとわかりますが、タマネギとキャベツの甘さがしっかりと出ており、人参、ニンニク、セロリなどの旨味が甘みと海塩のバランスを取っています。
風味がとても良く、嫌な香りが全くしないので洋食の料理にならどう使っても美味しさを補強出来るクオリティですね。
ロールキャベツ
材料
野菜だし 1袋
玉葱 100g
合い挽き肉 200g
塩 1g
ナツメグ 少々
コショウ 少々
キャベツ 適量
作り方
1.キャベツを剥ぎ取り、下茹でする。
煮汁は使うので置いておきます。
3.肉ダネをよく練り、キャベツで包み、鍋に並べる。
4.ダシを淹れて、落し蓋をしたら弱火でゆっくりと火を通す。
5.20分以上煮れば火は通るので、好みの柔らかさで完成させる。
「野菜だし」の特徴は肉の旨味が加わることで、上等なブイヨンスープに変わることですね。
市販で売っているチキンブイヨンやコンソメブイヨンなどは様々な肉のエキスが入っており、複合的な旨さを楽しめるようになっていますが、味が強すぎる傾向にあります。
「野菜だし」は逆にシンプルな美味しさを追求できることが嬉しいですね。
挽肉の旨味以外に余計な肉のエキスが入らないので、優しい味わいのロールキャベツに仕上がります。
ミートスパゲティ
材料
野菜だし 1袋
合い挽き肉 200g
サラダ油 適量
玉葱 150g
生姜 10g
ニンニク 1片
ケチャップ 大さじ1
とんかつソース 大さじ1
ウスターソース 大さじ1
塩 少々
コショウ 少々
ナツメグ 少々
ホールトマト 半缶
コンソメブイヨンキューブ1個
作り方
1.玉葱、生姜、ニンニクはみじん切りにする。
2.玉葱の色が変わるまで炒める。
3.生姜、ニンニク、挽肉を加えて炒める。
4.ホールトマトは手で潰し、一緒に炒めて酸味を飛ばす。
5.調味料を加えたら、コンソメブイヨン(今回はマギーブイヨンを使用)と「野菜だし」を破って中身を入れ、水を100cc程足す。
6.煮詰めたら味を整えて、完成!
先程のロールキャベツと真逆で、旨味成分をガッツリと加えたミートソースです。
ミートソースには様々な野菜のエキスが入ることで深みが出てきますが、ウスターソースやとんかつソース、ケチャップには様々な野菜の旨味が濃縮されており、甘味や酸味などをバランス良く含まれています。
市販のコンソメブイヨンは野菜エキスが控えめなので、「野菜だし」を加えることで贅沢なスープへと変貌します。
今回は旨味を存分に味わうために小麦粉を使わずに、水分を飛ばしています。
可能な限り材料と工程を減らしていますが、味はお店で食べるものと同じぐらい美味しいですよ。
総評
今回は「野菜だし」と「鶏だし」を紹介しました。
『「久原本家」の「茅乃舎だし」は単純な旨味ではなく、様々な素材を合わせることで風味と旨味を補強しているのでシンプルな味わいを求めている人には向いていないと思います』と、和風出汁編の記事では紹介していますが、「野菜だし」と「鶏だし」はシンプルな部類になります。
和洋中と場面を選ばないように作られているので、シンプルな旨味はとても嬉しいですね!
調理をしたあとに再度購入をしたのですが、オススメは「減塩 野菜だし」になります。
シンプルな鶏の旨味を求めている場合にはとても便利でした。
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【実食レシピ】「茅乃舎だし」~和風出汁を色々研究~
・短時間で本格的なダシを取ることが出来る。
・保存料・化学調味料が使われていない自然の味わい。
・和風出汁だけで7種類もある。続きを見る