セールスポイント
・ただ薄いだけではなく、高品質な味わいを楽しめる。
・ザクザクとした歯ごたえの上、口溶けが優秀。
・黒糖の香りとアーモンドの芳ばしさが楽しめる。
菓子匠処 古能美について
熊本県の菊池にある「菓子匠処 古能美」は「松風」をはじめ、地元の素材を使った手作りのお菓子や全国から集められた有名なお煎餅などを様々用意している和菓子屋です。
60年以上の歴史を持ち、近年では店内に和風カフェスペースが出来、人気のあるスポットになっています。
松風について
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【実食】驚きの1mm、日本一薄い菓子「松風/正観寺」
・熊本県の銘菓「松風」の元祖である。
・日本一薄い和菓子である松風の厚みは1.2mm。
・一枚一枚が小さいので、1袋だけでも長時間楽しめる。続きを見る
「松風」は伝統的な熊本県の銘菓の1つであり、「菓子匠処 古能美」以外では「正観寺丸宝」というメーカーが有名です。
当サイトでも紹介しているので、良かったら併せて読んでみてください。
いずれのメーカーにしろ、前者は1.5mm、後者は1.2mmと日本一薄い和菓子として有名で、サクサクとした軽い食感にも関わらず、独特のコクを持っているのが特徴です。
そのコクの正体はナッツ類(アーモンドやケシの実など)を細かく刻んだものを、小麦と砂糖、卵などで作った生地に混ぜ込み焼いていることから生まれます。
松風の種類
今回紹介するのは「黒松風」という黒糖を使っている「松風」になりますが、他にも種類があるのでざっくりとまとめておきます。
伝統的な作り方である「松風」
小麦粉で焼いたお菓子で最も薄く、香ばしいケシの実を散らした伝統的な手法と材料で作られているのが「松風」です。
熊本県で「松風」といえば、このプレーンに近い味わいが想像され、お茶の友としても親しまれているそうですが、熊本に住んでいる人でも一部の人しか知らない隠れた逸品の様です。
コクを増やした現代好みの「黒松風」
伝統的な手法ではケシの実と上白糖で作りますが、こちらの「黒松風」は琉球特産の黒砂糖とアーモンドに置き換え、コクを増やした商品です。
この「黒松風」が一番人気がある様で、「正観寺丸宝」の「元祖松風」を含めてもこちらの評価が高いですね。
レビュー
今回紹介するのは「菓子匠処 古能美」の「黒松風 32袋入」です。
▼熊本なので信頼のくまモンですね(笑)。
▼中身は二段になっています。
▼一袋にはなんと9枚も入っています。
ポイント
伊達に1.5mmという薄さではないので、たっぷりと入っているのが良いですね(笑)。
グラムに直すと1枚約3gという驚きの軽さです。
▼質素なお菓子ですが、意外と映えます。
袋を開けると黒糖の香りは穏やかであり、アーモンドのほのかな芳ばしさがします。
1.5mmしかないお菓子なので、歯ごたえは脆そうであり、味が薄そうなイメージがありましたが、そんなことはありませんでした!
上品な甘味とアーモンドのコクが非常に良いバランスに保たれており、1枚食べるごとに満足感が得られ、小さな1袋でも十分に楽しめます。
そして、薄さからもたらされる歯ごたえは『パリパリ』といった可愛いものではなく、『カリカリ・ザクザク』といった十分な硬さを短時間楽しんでいる内に、スッと口の中で溶けて無くなります。
▼アイスのウエハースの代わりにもオススメ。
プリン・ア・ラ・モードやパフェなどにウエハースが使われることがありますが、あのウエハースは凄い合っているかと言うとそうではないと個人的に感じます。
しかし、この「黒松風」はアイスのフレーバーを選びますが、極薄の生地とたっぷりのアイスを組み合わせると乳製品のコクに黒糖の旨味が加わるので、和風アイスへと変貌します。
その上、歯ごたえはウエハースよりも楽しめ、口の中に長時間残らないので、気分を変えるのに最適です。
今回はバニラアイスにしましたが、抹茶アイスに使っても間違いなく美味しいでしょう。
総評
色々なお取り寄せをしていると当たり外れが出てくるのは仕様がないのですが、『地味な商品だけどロングセラー』なお菓子はやはりハズレが少ないですね。
当サイトの和菓子の中でも相当上位に当たるオススメ商品として押して良いぐらいのクオリティです。
味、歯ごたえ、香り、値段などとあらゆる面で優れているので、熊本のお土産としてだけではなく、おとりよせする価値のある良い商品ですね。
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【実食】驚きの1mm、日本一薄い菓子「松風/正観寺」
・熊本県の銘菓「松風」の元祖である。
・日本一薄い和菓子である松風の厚みは1.2mm。
・一枚一枚が小さいので、1袋だけでも長時間楽しめる。続きを見る