セールスポイント
・マツコの知らない世界で紹介された乾麺のそば。
・そばの香りと甘みを楽しめる。
・更科そばというよりは藪に近い性質を持っている。
永坂更科布屋太兵衛について
麻布十番で人気のある老舗蕎麦屋の1つです。
乾麺の種類は茶そばやとろろそばなどを含めて、7種類販売されており、中でも「太兵衛そば」「袋入り御前そば」「御膳そば」の江戸流の更科そばはグレードが高いです。
袋入り太兵衛そばと太兵衛そばは別物
マツコの知らない世界で紹介されたのは白い更科そばである「太兵衛そば」(黄色い紙袋のタイプ)ではなく、そば粉が5割使われた「袋入り太兵衛そば」の方です。
放送をしっかりとチェックした訳ではありませんが、ツイッターの放送時の画像を見ると「太兵衛そば」として紹介していたので、購入する際には間違えない様にしてください。
「袋入り太兵衛そば」の製造は朽木田製粉という長野県にある業者が製造しており、製粉業者としても乾麺のメーカーとしても有名です。
レビュー
今回紹介するのは「永坂更科布屋太兵衛」の「袋入り太兵衛そば」です。
▼パッケージです。
▼強火で6分茹でます。
普通の「太兵衛そば」は通好みの更科そばですが、こちらの田舎そば風である「袋入り太兵衛そば」は万人にオススメ出来ます。
色と味から察するに二番粉(甘皮入のそば粉)がメインであり、蕎麦らしい香りと甘みのバランスが優れている藪系の蕎麦です。
色々な乾麺のそばを食べてきましたが、そば粉が5割の商品は乾麺のそばとして美味しいものが多く、値段が極端に高くないので手に取りやすいですね。
▼濃い目のそばつゆがオススメ。
安い乾麺にありがちな末粉(蕎麦殻ばかりのそば粉、色と香りは強いが味はイマイチ)で小麦粉の風味が隠れる様なことが無いので、そばとしては甘みがあります。
なので、塩分が濃い目のそばつゆとの相性が良く、家庭用のめんつゆでも少し濃い目にして食べると良いかもしれません。
蕎麦通あるあるのウザイセリフの定番である『そばの先の1/3ぐらいだけそばつゆを付けるんだよ!』の食べ方と相性が良いですね。
実際には店によってそばつゆの濃さは異なるので、飲食店ではそばつゆの味見をしてからどれぐらい絡ませるか決めるのがベストと言い返してあげてください(笑)。
総評
以前、マツコの知らない世界で紹介された「信州田舎そば 小諸七兵衛」はそばとしてはシンプルに食べると他のそばよりも風味が若干弱かったですが、つゆとの絡みに関しては非常に優れた商品としてレビューしました。
ですが、今回紹介された「袋入り太兵衛そば」はベーシックな味であり、田舎そばや藪そばを好む人にオススメです。