セールスポイント
・北海道で100年近く愛されているお菓子。
・さつまいもを使っていないのに、芋の味わいがする。
・昆布入りというユニークさがあり、お土産に最適。
わかさいもについて
洞爺湖温泉の名物である「わかさいも」は面白いコンセプトで作られており、『サツマイモのとれない土地で、焼き芋を作りたい』という思いが形になったものです。
初期に作られた「わかさいも」の元となる創作和菓子である「やきいも」は北海道の黒松内駅で販売されていました。
その当時の北海道ではさつまいもが取れないという背景から親しまれていましたが、洞爺湖温泉に移転してから「わかさいもの」となりました。
芋を全く使わない焼き芋の和菓子
このお菓子は和菓子なのですが、芋を全く使わずにスイートポテトの様な味わいを作り出しています。
基本的には白あんに鶏卵を混ぜ込み、黄身餡の様に仕立てた物珍しくはないものですが、焼き芋の繊維質を再現する為に、刻み昆布を入れるという大胆な手法を取っています。
更に、焼き芋の香ばしさを作り上げる為に白あんの表面に薄く卵入りの醤油を塗ってから焼き上げています。
レビュー
今回紹介するのは「わかさいも本舗」の「わかさいも 6個入り」です。
▼パッケージはこの様になっています。
▼包装紙を取った箱です。
▼小分けになっているので配りやすいですね。
▼中身をあけたものです。
見た目は焼きいもというよりは洋風の焼き菓子といった風貌ですが、醤油の香ばしさがするのが面白いですね。
食べてみると最初に醤油の塩気と風味がし、口溶けの良い白あんがサラリと醤油の旨味と混ざり、さつまいもの様な甘味に変化します。
▼昆布は目で確認出来る程入っています。
意外かもしれませんが昆布が良く合っており、昆布の繊維質が歯ごたえに僅かな変化を与えた上に、醤油と昆布の旨味があるのでスイートポテトよりも深みのある味わいです。
又、「わかさいも」には油が一切使われていないので、洋菓子の様な見た目であってもサッパリとしており、胃に優しいのも大きなメリットになります。
総評
「わかさいも」という商品名から『芋を使っていない』事実に驚き、『昆布が入っている甘い和菓子』で不安にさせられ、『さつまいもの味だコレ』と笑わせてくれます。
その上、しっかりと美味しく作られており、流石北海道のソウルスイーツと呼ばれるだけはありますね。
北海道土産で白い○○シリーズや海産物とちょっと違うお土産を選びたい人は買ってみてください。