セールスポイント
・従来の水羊羹よりも更に滑らか。
・小豆の味を控えめにすることでサッパリとしている。
・夏のギフトに最適。
たねやについて
「たねや」は1872年に福岡県近江八幡市に創業された老舗和菓子屋であり、関西だけではなく、関東地方でも多数出店している大きなメーカーです。
最中、饅頭、どらやきなどの定番の和菓子から後述にある様に洋菓子に古くから力を入れていた為、「オリーブ大福」や「たねや寒天トマト」などの和魂洋才であるユニークな製品も作っています。
現在の和菓子チェーン店では珍しいことではないかもしれませんが、先見の明があり、かなり早い段階(1951年)から洋菓子部門を設立しており、現在では「クラブハリエ」という別の会社が存在しているほど洋菓子に精通しています。
2021年にはフランスの洋菓子部門洋菓子の世界大会 第 17 回「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2021」 へ出場するほどとなりました。
のどごし一番 本生水羊羹とは?
「たねや」の数ある和菓子・洋菓子の中から気になったのがこちらの商品であり、2004年に発売されて以来、夏の定番和菓子の一翼を担った逸品です。
「たねや」が長年理想としてきた『生の柔らかさ』を表現した水ようかんは、滋賀県の鈴鹿山脈の湧水と北海道の契約農場で作られた専用の小豆で作られています。
管理人は様々なお取り寄せをしてきましたが、良質の和菓子を製造しているメーカーは現在でも優秀な水を確保していることが多いですね。
肝心の製造方法は独自製法の為、ほとんどのことがわかりませんでしたが、製品名からわかるように日本に点在する和菓子屋の中でも口当たりに特化した水羊羹であることは間違いありません。
レビュー
今回紹介するのは「たねや」の「のどごし一番 本生水羊羹」です。
▼化粧箱はシンプルです。
▼和菓子ならではの趣のある雰囲気。
今回購入したのは6個セットですが、ギフトやプレゼントに使うのには丁度いい個数だと感じました。
▼水ようかんなので充填タイプ。
▼取り出せないので盛り付けは一工夫必要。
金箔は付属品ではありません。
スプーンを本製品に入れると力を入れずとも、スッと水ようかんの中に滑り込み、口の中に入れると小豆の存在を忘れるほどにサラリと溶けていく独特の舌触りが非常に面白いですね。
昔ながらのドシッとした重い餡が好みな人には物足りないかもしれませんが、小豆の軽やかな味と良質な天然水の清らかな味が楽しめるのが一番の特徴です。
その分、甘みはしっかりと感じられる様に作られており、甘党でも満足できる仕上がりになっています。
やや渋めの緑茶と一緒に味わうことで、強めに感じる甘みがスッと消え、次に食べる一口が常に新鮮になり、口の中だけではなく、ウリである喉越しも最後まで飽きずに味わうことが出来ます。
なので、深煎りの上等な緑茶(高級な方が渋い成分が多い)か浅煎りの緑茶(浅煎りの方が苦味が強い)との組み合わせがオススメですね。
総評
のどごし一番という商品名の響きはものすごくビールっぽいのですが(笑)、数ある水羊羹の中でもトップクラスの滑らかさと口どけであり、夏のギフトの代名詞であるビールに劣らぬ商品です。
夏季限定メニューなので注文するときは販売しているかどうかの確認を販売ページでおこないましょう