セールスポイント
・サクリとした食感ととろける口溶け。
・シンプルな干菓子の為、様々な飲料と合う。
・子供から大人まで幅広く楽しめる味わい。
月世界本舗と銘菓「月世界」
1897年、富山県富山市に創業した「月世界本舗」は富山銘菓の1つである「月世界」を販売している老舗の和菓子屋です。
新鮮な鶏卵に、和三盆糖・寒天・白双糖(しろざらとう、ザラメの事)を煮詰めて作った糖蜜を加えて乾燥させた干菓子の1種です。
-
【実食】雪の如き干菓子「立山雪渓」【雪渓本舗 宝屋】
・日本三霊山「立山」の雪渓にあやかった干菓子。
・雪のように口溶けが良く、スッキリとした味わい。
・全国菓子大博覧会にて2回賞を受賞したことがある。続きを見る
名前の由来は『暁の空に浮かぶ淡い月影に似ている』ことから「月世界」と名付けられたそうですが、オリジナル商品という訳では無く、以前紹介した「雪渓本舗 宝屋」の「立山雪渓」でも似たような製品を取り扱っています。
「月世界本舗」では「月世界」と「まいどはや」という2種の和菓子しか製造しておらず、「まいどはや」はゆず風味のする和風マシュマロの様なものです。
レビュー
今回紹介するのは「月世界本舗」の「月世界 6本」です。
▼包装紙。
▼化粧箱。
割れやすい製品の為、包装関連はしっかりしています。
▼中身にも化粧箱を使用。
小さな化粧箱はフィルムで包むことで湿気対策を行っており、加えて、1本に4包、1包に2個入っている程度の量(計8個)なので沢山の人がいる場合にもお裾分けがしやすいですね。
▼盛り付け。
干菓子の1種となりますが、米や豆などで作った落雁と比べるとクセが無く、砂糖の味わいとほのかに卵の味がするシンプルさが良いですね。
卵白が多めに使用されている菓子の為、口溶けが非常に良いですが、和三盆糖は僅かに使われている程度なので和三盆糖の風味はあまり感じられません。
ですが、そのおかげで多少の湿気の中でもカリッとした歯応えが失われず、サラリと口の中で溶けていく滑らかさは素晴らしく、スッと身体に染み渡る感じがします。
それ故に飽きずに何度も手が伸びてしまい、気が付いたらお茶と本製品を大量消費してしまうでしょう(笑)。
総評
カリッとした歯応えは「月世界」に軍配があがりますが、砂糖の風味や味わいを重視する場合には「立山雪渓」の方が上ですね。
ただし、「立山雪渓」は湿気と温度に弱めなので、管理場所は多少気をつけないといけません。
人にプレゼントする場合には長持ちする「月世界」、自分で楽しむならば「立山雪渓」と使い分けるのが良いかも知れませんね。