セールスポイント
・普通のジェラートよりも濃厚な味を楽しめる。
・アイスクリームよりも舌に残る滑らかさがある。
・実店舗で人気のある商品のギフトセット。
Donatellos(ドナテロウズ)について
ジェラート&カフェ「ドナテロウズ」は新宿の高島屋やお台場などに入っている高級ジェラート店であり、日本産まれのジェラート専門店です。
250種類を超えるレシピを擁しており、高品質な材料を使って作る贅沢なジェラートは他所のジェラートとは少し違います。
本場イタリアのジェラート製法を日本人好みにアレンジしてあり、フワッと滑らかな舌触りとサッパリとした後味が楽しめ、何よりも素材の味が十全に味わえるのが醍醐味です。
ドナテロウズの美味しさの秘密
ジェラートはイタリア語で凍った意味を持つ氷菓であり、冷やしながらたっぷりと空気を含ませながら撹拌するアイスクリームと違い、あまり空気を含ませないことで密度を濃くし、コクがあるのが特徴です。
空気の代わりにトロミのあるブドウ糖や卵白などの材料を加えながら撹拌することで口溶けの良いアイスクリームに対してジェラートは滑らかさを感じることが出来ます。
なので、アイスミルクに該当する商品が多く、値段も通常はそこまで高くないのですが…「ドナテロウズ」のジェラートはまさかのアイスクリームに分類されています。
これにより、通常のアイスクリームともジェラートとも違う雰囲気の味を楽しむことが出来るのです。
アイスクリームの分類
市販のアイスもそうですが、パッケージを見るとアイスクリームやラクトアイス、アイスミルクなどと記載されています。
これらは乳成分の量によって法律によって区分けされており、覚えることである程度味の判別が可能になります。
普段は長くなるのであまり書きませんが、「ドナテロウズ」のジェラートは例外なので触れています。
長いので初期表示は折りたたんでおきます。
レビュー
今回紹介するのは「ドナテロウズ」の「ジェラートギフト 18個入り」です。
なのですが、今回は貰ったカタログで注文したものなので、ネットショップで買える商品が一品だけ違いました。
▼送られてくるケースです。
内容は「ホワイトクリーム」「バニラ」「チョコレート」「ラムレーズン」「抹茶」「マンゴー」「ブラッドオレンジ」の7種類です。
楽天ショップでは「ラムレーズン」は取り扱っておらず、代わりに「レアチーズ」が入っています。
▼デザインはシンプル。
ポイント
ジェラートの美味しさと滑らかさを楽しむ為には少し常温で柔らかくしてからのが楽しめます。
出したての場合は甘味が控えめになるので、好みに合わせた食べ方を選んでください。
ホワイトクリーム
北海道産の新鮮な牛乳と生クリームで仕上げた基本でありながらも王道の看板メニューです。
牧場のソフトクリーム並にフレッシュな風味を感じ、『牛乳の美味しさはスゴイな』と再認識させられるジェラートです。
ジェラートならではの濃厚な素材の味と口の中で踊る様な滑らかさがあり、アイスクリームに分類されているとは思えない程サッパリとした後味には驚かされました。
個人的にこの商品がミルク系のジェラートではお気に入りでした。
バニラ
写真でもわかる様にバニラビーンズがたっぷりと入っており、最初は何か製造ミスでもあったのかと思いましたが、全てコレぐらい入っていました(笑)。
同じバニラ味のアイスで比較すると「ハーゲンダッツ」は生クリームと卵の味がしっかりとしたドシッとした強い味ですが、「ドナテロウズ」のバニラジェラートは全体的に優しい味ながらも牛乳の風味は圧倒的に上ですね。
自家製アイスクリームでも「ハーゲンダッツ」の味を超えるのは簡単ですが、「ドナテロウズ」の味は再現が難しいと思われる品に感じました。
お取り寄せをしている大抵の人はやらないと思いますが、パフェやパンケーキのお供にする場合は「ハーゲンダッツ」の方が合うのでオススメです。
チョコレート
スペイン産のチョコレートとココアパウダーをブレンドした実店舗でも人気のあるジェラートです。
見た目通り、チョコレートもココアもそこまで強くないのですが、強すぎると繊細な牛乳の味を消してしまうと思われるので、ふんわりと香るぐらいの風味がとても合っています。
ラムレーズン
表側には見えませんが、中にはラムレーズンがしっかりと入っているので心配しないでください(笑)。
ラムレーズンは洋酒の香りが強いものが多いですが、こちらはジェラートのアッサリした味に合わせてあまり効かしていません。
ラム酒の香りが好きな人には物足りないかもしれませんが、ジェラートの本質を壊していないので、普段食べるアイスクリームのラムレーズンとは違った味を楽しめました。
抹茶
使用している茶葉は京都府の宇治茶であり、日本ならではの味ですね(最近は海外でも大人気だそうです。)
抹茶ジェラートというと世界一濃い抹茶ジェラートを食べられる浅草のお茶屋「壽々喜園(すずきえん)」で通常のタイプと一番濃いタイプを食べ比べしましたが、普通の濃度の方が良かったですね(笑)。
多ければが良いという訳じゃないことが分かるいい例で、こちらはお茶屋ではなくジェラート一筋の「ドナテロウズ」なのでいい塩梅にしてくれています。
穏やかな薫りを楽しめますが、見た目が抹茶らしさを楽しめないと困ると考えたのかクロレラを入れていますね。
マンゴー
ものすごい量のマンゴーピューレを使っていることがわかるネットリとした口当たりがある濃厚な氷菓子です。
マンゴー自体も熟成した良いところだけを使っていることがわかり、アクもクセも感じないにも関わらず、フレッシュな状態よりも味は濃く感じます。
これが高級イタリアンジェラートの特徴であり、シャキシャキとしたシャーベットと違い、スッと溶けるのではなく、口の中で長く楽しめます。
ブラッドオレンジ
フレッシュジュースを濃縮したことにより、なんとも毒々しい美しい色合いになっていますね(笑)。
着色料を使っているのかと勘違いしましたが、果汁だけでこの色になっています。
マンゴーは高級マンゴーを味わっている生の果実を彷彿する味でしたが、こちらは相当強いオレンジの酸味と爽やかさを堪能できます。
100%のフレッシュジュースよりも強い風味ですが、不思議と酸味や苦味は想像の範囲内なのでグレープフルーツ関連が好きな人はハマりそうな味ですね。
総評
アイスクリームもジェラートも管理人は好きなのですが、「ドナテロウズ」のジェラートは両方の良いところを合わせた様な味わいに感じました。
レシピを作った人は相当バランスにこだわったことがわかり、優しい味に合わせたギリギリのラインまで攻めたフレーバーが多数ありました。
一流バーテンダーが『ウイスキーの水割りの水1滴でも味は大幅に変わってしまう』と言っていた様に、ジェラートも非常に繊細な食べ物であることが分かりました。
基本的にはカタログやギフトなどに使われることが多い様ですが、自分で頼む価値は十分にあると思います。