歯ブラシが有名なメーカー
「エビス株式会社」について調べてみたら、実は愛用している日用品の1つであることに驚きました(笑)。
その製品は「ザ・プレミアムケア」という歯ブラシで、一本300円前後の高い値段ながらも多くのスーパーや薬局などで販売されています。
このメーカーの商品はプラスチックや樹脂などを加工したものを作っており、「絶品ごはん 保存」も売れ筋の様です。
絶品 レンジでパスタの特徴
商品の売りである特徴を見てみると上記の画像と同様の説明がパッケージに記載されています。
ですが、先に言っておくと高級パスタの仕上がりにはなりません(笑)。
管理人は調理師でパスタ好きですが、安い乾麺が「セタロ」「ジュゼッペコッコ」などのパスタクラスにはならないと断言できます。
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メリットともデメリットとも取れますが、本来は茹で汁として捨てる部分を麺の表面にコーティングするので、小麦粉の風味が若干強くなることはありえます。
この商品の優れている所がこのヴォルケーノ構造であり、沈殿しやすいデンプンをこの構造が防ぐことを可能にしています。
デンプンを麺にまとわせることでトロミが付き、もっちりとした食感を付加しているので通常の茹で方と比べると食感が異なります。
どの様な時に便利か
お湯を沸かす時間が短い
通常のパスタは100g(約1人前)を茹でる際には2Lの水が必要ですが、これを使う場合には1/10の水分量である200mlで済みます。
又、鍋で茹でる際には麺同士がダマにならないようにするために偶に箸で混ぜる必要がありますが、それも当然不必要になります。
2Lの水を沸騰させて麺を茹でるよりも、「絶品 レンジでパスタ」の方が圧倒的にスピーディなことがわかります。
洗い物は比較的楽になる
通常のパスタを茹でる場合には鍋とザル、菜箸orトングは必須になりますが、本製品を使えばこの容器と食べる時に使う箸やフォークだけで済みます。
ただし、容器のフタはデンプンまみれになるので調理後は速やかに流水でサッと掃除しておくと後々の片付けがスムーズになります。
コンロが足りない時に
シンプルな理由ですが、コンロの数が足りない時には重宝すると思います。
又、パスタサラダを作る際には少量のパスタが欲しくなりますが、逐一茹でるのは馬鹿らしいので便利ですね。
レビュー
今回紹介するのは「エビス株式会社」の「絶品 レンジでパスタ」です。
同社からはフタをしないで加熱出来、湯切りするタイプの似たような製品も取り扱っています。
▼パッケージはこのようになっています。▼裏面には作り方と注意点が記載されています。
▼容器はこのようになっています。
▼側面には加熱時間と湯量の目安が記載されています。
麺を茹でる際の熱湯の量と目安でどれぐらいのお湯を注げばいいかわかる線が書いてあるので、作り慣れたらパッケージを捨てても問題ありません。
作り方
1.スパゲティを軽量する。
容器のフタには軽量穴がありますが、実際に図ってみると正確な数値を測ることが難しいです。
なので、電子秤で正確に測るクセを付けたほうが失敗しにくいです。
2.熱湯を注水線まで注ぐ。
お湯に関しては目測でもある程度問題ありませんが、電子秤に載せたままなら指定されている湯量を正確に注ぐ方が良いですね。
失敗しやすいポイント
この商品のAmazonのレビューを見ていると『めちゃくちゃ硬くて茹でられていない』というコメントが多数見受けられました。
これは普通に使っていれば起きない事であり、考えられる理由としては『乾麺を入れてからお湯を注水線に合わせる』と麺の分だけ体積が増えるので、水分量が全然足りていません。
なので、通常の作り方では1と2の手順を入れ替えることは無くすようにしましょう。
このミスを無くす意味でも電子秤を使用する方法にすることで、麺と注ぐお湯の量がml(g)でわかることにより、逆手順でも失敗が起こらなくなります。
3.麺を入れる。
ディチェコは少々長めのパスタになりますが、少しだけ斜めになるように入れることでキレイに収まります。
4.フタをして電子レンジで加熱
パスタは袋に書かれている茹で時間に合わせるのが基本ですが、好みによって細かく時間を調整してください。
電子レンジは500Wと600Wのみ対応(700Wでも一応作れるという報告はありました)になっており、加熱時間は容器の時間かパッケージの裏面を参照してください。
加熱され始めるとフタの穴からボコボコとお湯が出てきて、小さな穴から容器内へと再度入っていきます。
5.パスタと茹で汁をよく混ぜる
茹で汁が残らないように加熱されるので、上の方のパスタがやや水分が少なくなっています。
そこで、味が均一になる様に容器内でしっかりと混ぜます。
絶品 レンジでパスタの味
商品名で絶品と付いているので期待するかもしれませんが、クオリティとしては普通ですね(笑)。
多少意見は分かれるとは思いますが大量のお湯で茹でた方が美味しいと答える人が多いでしょう。
その代り、調理時間はお湯を沸かす時間を含めて12,13分前後かつ洗い物が楽なので、利便性は優秀です。
パスタの特徴としては小麦粉デンプンが麺に絡んでいるので付着性(とろみ)は通常の茹で方よりも優れており、小麦粉の香りも若干強くなっています。
付着性がある事により、舌が味を感知しやすくなるので麺の味が変わるのは納得出来、ソースと絡みやすいのもわかりました。
手抜きペペロンチーノ
電子レンジに入れる前にチキンブイヨンやコンソメブイヨンで味をつけてしまい、ニンニクの粉末とブラックペッパー、鷹の爪を入れます。
茹で上がった麺をほぐし、オリーブオイルを入れたら手抜きペペロンチーノの完成です。
器に移し替えずに、そのまま食べれば洗い物がグッと減らすことが出来るので便利ですね。
管理人は少量のパスタが必要な時、コンロが足りない時、洗い物の手間と時間を短くしたい時に「絶品 レンジでパスタ」を使用しています。
購入する前に抑えておくポイント
購入を検討する前に以下のポイントは抑えておきましょう。
使える電子レンジについて
・庫内左右幅 295mm以上
・ターンテーブルの直径240mm以上
・500Wと600Wのみ使える
使用後は電子レンジの水分を拭き取る
大量の水分を長時間加熱するので電子レンジの中は当然のことながら水蒸気が溜まります。
なので、使用後には水分を拭き取り、扉を開けておくことが必要になります。
本製品の大きなデメリットの1つですが、地味に掃除がしやすくなるというポジティブな思考を持てばいいかもしれません(笑)。
味に関して
乾麺から出る小麦粉デンプンの粘性が味に影響を与えています。
サラッとした麺が好きな人は鍋で茹でた方が好きだと思いますが、上記の通りトロミがつくのでソースと絡みやすくなり、モッチリした麺の気分は多少味わえます。
好みの硬さは正確な軽量を
フタに付いている軽量穴は正確に測れないので、電子秤を使用すると正確かつスピーディに作れます。
熱湯を注ぐ際にも容器の目盛りに合わせるよりも、記載されている水分を注いだ方が正確かつ楽に出来ます。
好みの水分量と硬さ(加熱時間)を覚えればより、使いやすくなります。
総評
随分前に使った電子レンジで作るパスタは正直食べるに値しないものが多かったですが、これはそれなりに美味しく出来るのが良いですね。
テレビで紹介された経緯かつ商品名の『絶品』が無ければもっと高評価だったかもしれません(笑)。
便利な調理器具には間違いないので、使い道を考えてから購入すると良いでしょう。