セールスポイント
・強い旨味と香りを持っているおかきが多い。
・日本酒やビールにも合う。
・様々な辛さのカレーせんべいがある。
山盛堂本舗について
1963年、三重県桑名市に創立した「山盛堂本舗」はあられやおかきなどの焼き菓子を中心に製造しているメーカーです。
看板商品は「五穀せんべい」「おこげせんべい」「カレーのおせんべい」などであり、シンプルな煎餅からスナック風の煎餅まで様々な米菓のラインナップがあるのが特徴です。
販売の専門店である「美鹿山荘(びろくさんそう)」は「山盛堂本舗」の近くに店を構えており、直売所とインターネット販売の運営を行っています。
今回は「海老とあおさ入りおこげせんべい」「カレーのおせんべい」「チーズカレーのおせんべい」の3種類となります。
米菓作りのこわだり
国産米の玄米をそのまま仕入れて、工場内で精米し、一晩浸水させることで米の風味と旨味を逃がすこと無く加工することが出来ます。
翌日、蒸籠(せいろ)でじっくりと蒸してから餅作りを行いますが、美味しい煎餅を作るにはそのまま食べても美味しい餅作りが欠かせないそうです。
その餅を薄く伸してから乾燥させ、職人が付きっきりで煎餅やおかきなどが焼き上がまで微調整をしています。
レビュー
今回紹介するのは「山盛堂本舗」の「海老とあおさ入りおこげせんべい」「カレーのおせんべい」「チーズカレーのおせんべい」です。
▼パッケージ。
カレーのおせんべい
「山盛堂本舗」の人気No.1の製品であり、国産米の生地を和風仕立てのカレータレに漬けた日本ならではの味わいです。
塩気はそこまで強くはありませんが、まるでカレーライスを食べている様な旨味と香辛料の香りを堪能でき、次々と手が伸びてしまいます。
この手の製品にしてはカレーのコクが強くなっており、ブラックペッパーの辛味が非常に効いていますね。
チーズカレーのおせんべい
「カレーのおせんべい」にチェダー&ゴーダチーズの風味を加えることで、チーズの旨味とコクが加わったことでマイルドな辛さになっています。
こちらはチーズの味わいが主張しており、たっぷりとチーズを溶かし入れたカレーの味わいが彷彿されられますね。
いずれの「カレーのおせんべい」にしろ、兎に角、酒が飲むたくなる味わいであり、スナック菓子よりもクドくない所が好ましいポイントでした。
海老とあおさ入りのおこげせんべい
せんべいの生地に仕立ててから米油とパーム油のブレンドした油でカラッと揚げてあるので、米の1粒1粒がバリッとした食感となっており、おこげならではの芳ばしさも楽しめます。
封を切った瞬間から醤油や海老などの複雑な匂いが部屋に漂ってきますが、口に含むと海老とあおさのりの風味が一気に口の中で弾け、強い旨味が堪能できます。
あおさのりは伊勢志摩の名産品であり、一般的な安いあおさのりと比べても風味が強く、その品質は煎餅に仕立てても健在ですね。
総評
一袋の値段が400円前後なので高級品という程ではありませんが、いずれの製品も後を引き、一度に一袋を空けてもおかしくない製品が多数あるので、ある意味高級ですね(笑)。
人気商品である「カレーのおせんべい」も良いですが、あおさと海老の味わいをこの手の菓子でしっかりと活かしている製品は少ないので、個人的には「海老とあおさ入りのおこげせんべい」がオススメです。