セールスポイント
・サンシャイントマトを100%使ったジュース。
・糖度が約8度と高く、フルーツの様な味わい。
・後味はスッキリとしており、酸味が少ない。
ワンダーファームについて
2013年、福島県いわき市に創業した「ワンダーファーム」はトマトを中心とした農産物や加工品などを製造・販売している複合農業施設であり、『トマトのテーマパーク』という別名がある程です。
施設内では様々なトマトが栽培されており、全てのトマトを温室栽培している事により、1年中フルーツトマト狩りを行える様になっています。
BBQやキャンプが出来、福島県の野菜や果物、名物などを購入できる「森のマルシェ」、トマトをメインに据えたフレンチ&イタリアンの創作レストラン「CROSS WONDER DINING」などが併設されているので一日中飽きずに過ごすことが出来ます。
ワンダーファームのトマトの特徴
元々、福島県いわき市はトマトの温室栽培の歴史が長い場所であり、トマトの栽培地としては中々有名です。
温室管理されたトマトは糖度8~10度以上の甘さのあるフルーツトマトが中心であり、温室栽培が行われているハウスではシーズンによってトマトの種類が異なります(サンシャイント、フルティカ、フラガール、アルルなど)。
トマト狩りを行う際には自分の好みのトマトを袋一杯に摘むことが出来るので、シーズンのトマトを把握するのが大事そうですね。
イワキワンダーレッドについて
「IWAKI WONDER RED(以下、イワキワンダーレッド)」は生食用のブランドトマト「サンシャイントマト」を100%使用したトマトジュースです。
このトマトは桃太郎系列のスイートトマトを福島県が品種改良した物であり、流通はまだまだ多くはないものの、地元や通販での評価は高いですね。
本製品は食塩を使用しておらず、甘味が強く、酸味が少ない味わいになっているのが特徴となっており、ギフト利用が多い商品となっています。
レビュー
今回紹介するのは「ワンダーファーム」の「イワキワンダーレッド 500g」です。
▼パッケージ。
瓶タイプは2種類あり、1つは95g、もう1つは大容量の500gとなっています。
色合いがやや黄色/薄い赤色になっている理由はトマトの糖度が高くにつれて、真っ赤なトマトでは無くなっていくそうです。
管理人が購入した時期が2年近く前だった事もありますが、使っているトマトが『7種類のブレンド』から『サンシャイントマト100%』へと変更されました。
ECサイトのコメントを見る限り、味わいに大きく差はなさそうですが、細かい味わいは異なる可能性があるのは考慮してください。
▼盛り付け。
カゴメやデルモンテなどが販売しているトマトジュースはトマトジュース専用のトマトを完熟させてから加工する為、トマトの味わいは強いですが、海外で生産したものを濃縮還元している為、ドロリとしており、風味が弱いです。
しかし、「イワキワンダーレッド」は濃縮還元をせずに作ったトマトジュースの為、濃厚さは感じないかもしれませんが、フルーツの様な甘さと酸味の少ない味わいは非常にナチュラルな味わいですね。
糖度が高い為、果物がブレンドされている野菜ジュースの様なまろやかさがあり、これがトマトだけで構成されている上に、食塩が使われていないとも誰も思いもしないでしょう。
料理に使ってみるとトマトの爽やかな風味と甘味が兎に角持続する為、カレーやシチューなどに使うよりも甘味があっても良い料理、実際にミートソースに仕立てましたが一味違う仕上がりになりました。
総評
-
【実飲】世界一高いトマト飲料「OSMIC FIRST QUEEN」
・糖度が12度以上と果物並の甘さ。
・甘いだけではなく、旨味と香りも良い。
・同じ品種でも味の差が驚くほど違う。続きを見る
以前紹介した1万円するトマトジュース「OSMICトマトジュース」に似た味わいをしており、流石に味と風味は「OSMICトマトジュース」には敵いませんが、特別なプレゼントで無ければ「イワキワンダーレッド」も相当美味しく、リーズナブルな製品ですね。
この手のジュースは料理にするよりもそのまま飲む方が無難ですが、料理人や料理好きにとっては面白い素材や調味料として活躍するでしょう。
トマトジュース以外にも「とまと味噌」や「トマトカレー」などのトマト加工品が販売されている為、機会があれば他の製品も試してみたいですね。