ブログの運営費用の為に広告を利用しています。

Amazon おつまみ お取り寄せ レビュー&口コミ 楽天 洋食 肉類

実食/伝統的味わい【カサデモン・フエ・エクストラ/Casademont】

casademont、白カビ、フエ、サラミ、スライス

セールスポイント

・熟成した味わいとほのかな酸味が心地よい。
・白カビの風味が程よく、肉の味も楽しめる。
・ほんのり柔らかく、口溶けが良い。

カサデモン社について

1956年、スペインのカタルーニャ州に創立した「Casademont(カサデモン社)」はフエやハムなどを製造している食肉加工メーカーです。

伝統的な製法を大切しながらも人々の健康や安全、更に、地球環境まで意識した企業努力を行っており、消費者からはフエの品質が高い事で評価されています。

又、「Casademont」はスペイン国内で初めてフエを全国展開した企業であり、現在はスペイン有数の食肉生産メーカーである「COSTA FOOD GROUP」の傘下に入っています。

カサルバ、CASALBAのモルシージャ、窓
【実食レシピ】モルシージャ イベリコ ベラ【Casalba】

・スペインやフランスの3つ星レストラン御用達。
・血液が入ることでコクのあるブラッドサラミ。
・脂と肉質、両方とも文句の付け所が無い。

続きを見る

当サイトでは様々なフエやサラミなどを紹介しており、フエやチョリソ、イベリコ豚などについては上記ページにて解説しています。

カサデモン フエ エクストラとは?

スペインのフエはロンガニーサと呼ばれる細長いドライソーセージの事であり、「Casademont」では豚の挽肉にニンニク・胡椒などを加えたものを小腸に詰めて、自然の環境に任せて熟成させた製品です。

ビッシリとした白カビサラミ、フエ、盛り付け、完成品、フエ・カリダ・エクストラ、アルガル社、ARGAL

日本では白カビサラミと呼ばれる事が多いフエですが、驚くほど真っ白なフエはどちらかというと人の手で意図的にカビ付けしたものであり、上記の写真の様なものが該当します。

しかし、本製品は熟成させる段階で徐々にカビが付いていくので真っ白では無く、うっすらと白カビを付ける事で風味が穏やかなのが特徴です。

変わったフレーバータイプもある

※公式から画像を引用(https://www.casademont.com/)

CAPRICHOS DE FUET(カプリチョス デ フエ)という製品では伝統的なフエにブルーチーズやイチジク、グリーンペッパーなどを混ぜ込んだフレーバーを60年以上販売しています。

しかし、非常に良さそうなシリーズなのですが、日本には全く輸入されておらず、今回紹介する白カビのフエしか購入出来ませんでした。

レビュー

今回紹介するのは「Casademont」の「FUET EXTRA」です。

▼パッケージ。
カサデモン、フエ、パッケージ

オーソドックスなパッケージであり、密封されています。

ケーシングは天然の豚の腸を使っている為、そのまま食べても問題ありませんが、好みに合わせて取り除いても大丈夫です。

基本的には日本とアメリカが製造しているサラミ以外ならばケーシングは付けっぱなしで食べた方が美味しい気がしますね。

▼パッケージ裏面。
カサデモン、フエ・エキストラ、原材料

「Casademont」ではイベリコ豚も取り扱っていますが、製造しているフエにはイベリコ豚を採用していません。

実はイベリコ豚と言っても肥育方法が悪いならば白豚と対して差が出来ず、白豚を使用したとしても肥育方法が良いのならば美味しく仕上がります(豚牛鶏、全てに言え、品種よりも育て方が重要)。

ただし、一流の職人が良質なイベリコ豚を用い、長期熟成させたものには流石に勝てません。

▼中身。
カサデモン、見た目

人為的に白カビを付けたもの程ではありませんが、しっかりと脂が回っているフエにしては白カビは多めですね。

詰め物の色合いがやや暗めの茶色っぽい、一見、綺麗な色合いでは無いですが、これは不飽和脂肪酸(常温で溶ける脂)が多く、しっかりと熟成させた証拠の1つです。

色々な高級サラミを食べている内に見た目でも何となく特性がわかってきましたが、脂が多めのサラミを好む人はケーシングの色にも注意してみると好みのものが選びやすいかもしれません。

▼カットしたもの。
casademont、白カビ、フエ、サラミ、スライス

サラミの白カビの風味は良くカマンベールの香りに例えられますが、この製品はそこまで風味が強くなく、フワリと僅かに感じる程度ですね。

あの香りは管理人も好きなのですが、白カビをたっぷり効かしたサラミは肉の風味を損ねやすいので高級品ほどたっぷり付いていません。

つまり、本製品はイベリコ豚で無くとも、肉と脂の質に自信がある証拠であり、熟成した味わいと各種素材の風味を大事している事がわかります。

▼サラダに添えて。
casademont、fuet、salad

全体的に粗目に刻んだ肉と脂身がドッシリと腸詰めにされており、粗目に刻んで作ったフエは口当たりが優しく、ジワリジワリと脂の旨味と甘味が舌から口腔へ染み渡っていきます。

フエにしては珍しくニンニクの風味が微弱ながらも感じられ、熟成させた酸味がドッシリとした肉と脂身の強さと良く合っており、コクがあるにも関わらず、後味はサッパリしている不思議な感覚をもたらします。

熟成した味わいに反して、塩分はそこまで強くないので、少し厚めにカットして食べるのが美味しく食べるコツであり、フエの味を損ねない為に、風味が弱めの酒と合わせるのが良さそうですね(赤ワインなら軽め、白ワインなら辛口)。

シンプルに味わうのが一番ですが、野菜との相性も中々良く、控えめな味付けをしたサラダなどと一緒に楽しむことが出来ます。

総評

日本に入ってくるフエは食べやすく、リーズナブルなものが多いのですが、このフエはスペインで食べられる王道の味わいであり、価格に見合った味わいが楽しめます。

現在、スペインのサラミを中心に色々と食べ比べていますが、高級品ほどメーカーによって特徴があり、本製品は熟成した旨味と酸味、白カビの風味のバランスが非常に良いですね。

昔ながらのスペインの味を求めている人にオススメ出来る製品であり、発酵食品が好きな人に向いているでしょう。

カサルバ、CASALBAのモルシージャ、窓
【実食レシピ】モルシージャ イベリコ ベラ【Casalba】

・スペインやフランスの3つ星レストラン御用達。
・血液が入ることでコクのあるブラッドサラミ。
・脂と肉質、両方とも文句の付け所が無い。

続きを見る

トリュフサラミ、サルチス、salcis、盛り付け、美味
【実食】芳醇な香り、白カビトリュフサラミ【サルチス】

・人工香料ではなく、本物の黒トリュフを使用。
・トリュフの香りが凄まじい。
・塩気がマイルドなのでサラミの素材の良さが分かる。

続きを見る

ソシソンセック、サヴォワ、窓
【実食レシピ】仏サラミ【ソシソンセックサヴォワ/SAVOIE】

・憧れの仏マルシェの「アレ」が日本でも。
・他国のサラミと違い、肉と塩気の旨味が強い。
・酒のつまみとしても素材としても一流。

続きを見る

エルポソ、フエテック、窓
【実食レシピ】白カビの旨さが凄いサラミ「フエテック」【ELPOZO/エルポソ】

・白カビの旨さを堪能できるスペインサラミ。
・塩気と香辛料が控えめで、マイルド。
・様々な国で販売されているサラミの中でも上品。

続きを見る

フエ・カリダ・エクストラを盛り付け、有名メーカーの割に美味
【実食】フエ・カリダ・エキストラ【ARGAL/アルガル】

・カマンベールとナッツの香りがするサラミ。
・口溶けの良さとクリーミィな味わいが特徴。
・高品質な素材で伝統的な製造を行っている。

続きを見る

わたせいの様々な製品、窓
【実食レシピ】和牛熟成白カビフエ&和牛ベーコン【わたせい】

・甘味が口の中に広がるとろける和牛ベーコン。
・醤油と山椒の風味がする日本のフエ/サラミ。
・和牛の脂肪は口溶けが非常に良い。

続きを見る

カサルバのフエ・イベリコ、窓
実食レシピ/市販品の4倍熟成【フエ・イベリコ/カサルバ】

・イベリコ豚を使った贅沢なスペインサラミ。
・塩分が控えめでイベリコ豚の旨味を堪能出来る。
・一般的なサラミの数倍熟成させることで深みがある。

続きを見る

ラ・プレデンシア、サルシチョンカセーロ、窓
料理向きサラミ「チョリソカセーロ」【Prudencia】

・スモークパプリカが効いたスペインの定番メーカー品。
・フレッシュさがある格安サラミ。
・そのまま食べるよりも加熱するのに向いている。

続きを見る

Casalba、カサルバ、窓
実食/最高のチョリソベジョータ【カサルバ/イベリコ豚】

・至高のチョリソの到達点の1つである味わい。
・イベリコ豚のデ・ベジョータのみで製造。
・和牛以上にとろける脂と肉の濃厚さ。

続きを見る

-Amazon, おつまみ, お取り寄せ, レビュー&口コミ, 楽天, 洋食, 肉類