セールスポイント
・お湯を注ぐだけでとろみのあるシチューが出来る。
・アウトドアクッキングに使いやすい。
・肉と野菜の旨味が濃い。
アマノフーズについて
アサヒグループ食品の製造子会社である「アマノフーズ」はフリーズドライ食品の販売を1983年から続けている老舗食品加工メーカーです。
「いつものおみそ汁」や「にゅうめん」などのフリーズドライが人気商品であり、いずれの商品も高評価を受けています。
「アマノフーズ」のユニークな特徴としてはフリーズドライ専門のアンテナショップを東京、横浜、福山(広島)に出しており、アマノフーズの多数の商品をその場で楽しむことが出来ます。
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【実食】全国の味噌汁セット「みそ汁里自慢/アマノフーズ」
・1袋100円程度だが品質が高い。
・全国各地のご当地味噌汁4種類の詰め合わせ。
・インスタントでもちょっと変わった味を楽しめる。続きを見る
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【実食】手軽で低カロリー「濃厚3種のチーズリゾット/アマノフーズ」
・1食100kcal前後の低カロリー食。
・カロリーは低いが旨味やコクは十分にあるので満足できる。
・4種類の味わいがあり、いずれも特徴がある。続きを見る
当ブログでは「アマノフーズ」の「みそ汁里自慢」と「ビストロリゾット」も紹介しているので、良かったら併せて読んでみてください。
フリーズドライとは?
最近ではフリーズドライ商品をコンビニやスーパーなどで販売されているのが普通になってきましたが、フリーズドライ加工には様々な利点があります。
フリーズドライとは読んで字のごとく、凍結させてから水分を乾燥させる加工方法です。
ざっくり言うと冷凍させた素材の水分を凍らせて、加熱をせずに水分を蒸発させて無くすことが出来る魔法のような方法です。
フリーズドライによる恩恵
先述した様に余計な加熱をしないため、栄養成分の損失が少ない製法と言われています。
極限まで乾燥させるため、持ち運びが楽になり、水分がないことにより雑菌が繁殖しないという利点があるので、保存料がなくとも品質保持をすることが出来ます。
挑戦的であるフリーズドライのシチュー
カップスープでは「クノール」や「ハウス食品」などからビーフシチューやクリームシチューの様なとろみがあり、具材が入っているものは珍しくありません。
しかし、フリーズドライのシチューという挑戦的な商品を作り出した所が流石「アマノフーズ」と言った所です。
何故挑戦的かというと、フリーズドライではどうしてもボリュームにかけるからです。
ですが、アウトドアではコンパクトな商品であるフリーズドライはかなり重宝されており、こちらの商品はキャンパーやハイカーなどから高評価です。
レビュー
今回紹介するのは「アマノフーズ」の「シチュー2種セット」です。
▼いつもながらシンプルなケースです。
▼パッケージです。
Amazonの公式商品画像と異なるデザインですが、最近パッケージがリニューアルされ、高級感があります。
▼軽い固形ルーみたいな感じですね。
とろみがつく商品なので注いだあとは良くかき混ぜる様にすると美味しく食べられます。
ビーフシチュー
お湯を注ぐと下手なレトルトよりも香りが好印象であり、牛肉と赤ワインの香りがします。
見た目が寂しい反面、スープの出来は中々のものであり、牛肉の旨味に加えてポークエキスとチキンエキス、そしてタマネギの旨味をたっぷりと加えることで野菜の甘味と旨味があるコクのある味わいに仕上がっています。
▼とろみもしっかりあります。
写真の様にとろみがあるので、アウトドアクッキングではパスタソースの様に使う人がいるのがわかりますね。
具材はちょっと小さいですが、あくまでわかめスープやコーンスープなどと同様に汁物として作られた製品と思えばそこまで気にならなくなります(笑)。
クリームシチュー
ほんのりとチーズの香りがするクリームシチューといった印象であり、牛乳の匂いはやや弱めですね。
こちらもビーフシチューと同様にタマネギの味がしっかりとしており、チキンの味が強めです。
元々バターを使うホワイトルゥに加えて生クリームやチーズ、ほたてエキスが入ることで濃厚な味わいがしますね。
ほたてエキスというと以外かもしれませんが、カレーやシチューにオイスターソースやほたてエキスを少し入れると肉類だけでは出せない美味しさが出てきます。
アウトドアクッキング
スパゲッティを茹でた際に使った汁にビーフシチューを1つ入れるだけのお手軽メニューです。
スパゲッティを3つ折りにして沸騰した水に入れるだけですが、茹で時間が長いとそれだけ水分が蒸発するので細麺か茹で時間が短いタイプのパスタを使うと良いでしょう。
正直、スパゲッティのソースに使ったほうが本領を発揮するかもしれない商品ですね(笑)。
総評
普段食事で食べるシチューはスープとしての役割ではなく、主菜にあたるので量の少ないフリーズドライでは物足りなく感じるかもしれません。
しかし、湯煎が必要なレトルトやカップスープと違いお湯を注いですぐに食べられるというのはかなりの高ポイントになり得ます。
レストランなどで出てくるシチューとは別物ですが、現在他社も含めて代わりになる商品はなく、汎用性の高さからからアウトドアが好きな人にオススメ出来る商品です。