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【実食レシピ】低カロリーでクセが無い「あんこの内藤/内藤製餡」

あんこの内藤、製品一覧、甘栗、こしあん、しろあん

セールスポイント

・100年以上続くあんこの専門店。
・甘味が控えめなのでアレンジしやすい。
・小豆の風味とクセがマイルドになっている。

内藤製餡(あんこの内藤)について

三重県四日市市にある「内藤製餡」はあんの製造・販売を100年以上行ってきた老舗であり、オーソドックスかつ甘さが控えめなあんを作っているのが特徴です。

元々は業務用のメーカーでしたが、小売店や個人向けの小型製品の製造をしてからは「あんこの内藤」というショップ名でAmazonや楽天などでの販売も行う様になりました。

和菓子作りに必要な物も多数扱っており、この店だけでアマチュアからプロまで必要な道具と材料は揃ってしまう程にラインナップが充実しています。

又、本格的な和菓子作りのレシピも多数公開されている為、クラシルやクックパッドなどの簡易的なレシピよりも美味しく仕上ります。

内藤製造のラインナップ

こしあん・つぶあん・白あんなどのオーソドックスな製品は説明不要なので、それ以外のものを簡単に紹介しておきます。

生あん

甘味を付ける前のこしあんを脱水したものが生あんであり、そのまま食べることはできませんが、様々な液体を加えて加工するのに便利な材料です。

砂糖が入っていないタイプかつ完璧に脱水している訳では無いので、賞味期限は無加工では3日ほどしか保ちません。

ただし、今川焼きや鯛焼き、パン屋などの業務用店ではオリジナリティを出しやすく、個人利用では甘さ控えめの菓子作りに便利です。

糖類ゼロこしあん

人工甘味料を使用した低カロリーの「糖類ゼロこしあん」は砂糖を一切使わないことで普通のあんこと比べるとカロリーを約50%カットしています。

ただし、小豆の成分に含まれている糖質(主にデンプンとオリゴ糖)は重量の20%ほどなので、『糖類ゼロ』という表現とは言え、ゼロカロリーとは程遠いことには気をつけてください。

とは言え、元々カロリーが低い和菓子は、洋菓子と比べれば加糖タイプのあんこでも圧倒的にヘルシーと断言できます。

季節のあん

桜あんや芋あんなどと季節を感じることが出来るラインナップが用意されており、基本的には季節限定のものが多く用意されています。

本記事では秋限定の季節あん「甘栗あん」を紹介しますが、こちらは秋限定になります。

レビュー

今回紹介するのは「あんこの内藤」の「こしあん」「しろあん」「甘栗あん」です。

▼今回購入したあんこ。
あんこの内藤、製品一覧、甘栗、こしあん、しろあん

こしあん 450g
しろあん 450g
甘栗あん 250g

どうでもいい小ネタ

小豆のことを『アズキ』と読むのが普通ですが、和菓子職人や豆取扱業者などは『ショウズ』と呼びます。

通ぶりたい時にはショウズと発言してみるのも一興かもしれません(こういう知ったかぶりを半可通と言いますが笑)。

▼手書きメッセージ入り。
手書きメッセージがあるショップは総じて良いメーカー

管理人と送付者の名前は画像編集で消しています。

よく売れているメーカーですが、手書きメッセージを書き続けているのは顧客を非常に大切にしている表れであり、好印象でした。

こしあん(どら焼き)

あんこの内藤の餡子でどら焼を

白双糖(白ザラメ)を使用している訳では無く、グラニュー糖を使用している為、スッキリとした上品な味わいになっています。

寒天を少量使用している為、やや硬めの仕上りになっているので、作業性の高さが良いですね。

三重県では晒し餡気味の製法が主流の為、小豆のクセと香りは控えめで、万人受けする作りになっている気がします。

「あんこの内藤」の製品は晒し餡と普通のあんこの中間ぐらいの印象なので、どら焼きの生地には蜂蜜を加えて香りを足しています。

しろあん(桜あんの大福)

あんこの内藤のしろあんで桜大福

しろあんもこしあんと同様にクセが無い仕上りになっており、フルーツ大福には最適な白あんの1つだと感じました。

ただし、白双糖と水飴を使用している為、砂糖の美味しさは小豆のあんこよりも上であり、旨味がある分、加糖せずに使っても味は十分でしょう。

今回は桜の塩漬けを刻んで白あんの中に混ぜ込み、大福に仕立てましたが、桜の風味を邪魔しないのが良かったですね。

甘栗あん(今川焼き/大判焼き)

あんこの内藤のくりあんで今川焼き、大判焼き

管理人が「あんこの内藤」で一番オススメしたいのが、「甘栗あん」であり、写真を見ればわかる様に粗めに刻んだ栗がギッシリ入っています。

こちらの製品は今までとは逆に、余計なことをせずにそのまま食べるのが良く、栗の風味と食感を楽しむべきですね。

広島の銘菓「桐葉菓」を真似した作りをしており、求肥粉を使用した皮はモチモチと弾力があり、栗の歯応えとの対比が面白かったです。

オマケ:笑みしぼり

あんこの内藤、豆絞り、笑みしぼり、丹波黒

三重県産の丹波黒(黒豆の1種)は大粒であり、味が濃い為、煮豆として重宝されていましたが、「あんこの内藤」では和菓子作りに採用しました。

鈴鹿山脈の伏流水で一晩浸水させ、砂糖水で4~5時間かけてふっくらと炊いてから更に一晩寝かし、表面を乾燥させたシンプルな菓子です。

「笑みしぼり」は似たような製品の中では甘さは控えめになっており、モッチリとした大豆の食感が見事であり、オリジナリティがありますね。

大豆の下煮もしっかりと行えているので渋味やアクなども感じさせず、人によっては1回で1袋食べきってしまう程に、次々と手が伸びてしまう和菓子です。

程よく水分が飛び、中はしっとりしている、黒豆しぼり
【実食レシピ】低カロリー、甘納豆の完成形「黒豆しぼり」

・外はサクッ、中はホロッとした新食感の甘納豆。
・豆臭さが少なく、豆が苦手な人でも楽しめる。
・製菓やパン作りなどに使うと美味しい。

続きを見る

以前紹介した「黒豆しぼり」と同様の製品であり、黒豆を甘く煮てから乾燥させたものは定番の和菓子になりつつありますね。

酷い製品だと大豆特有の青臭さが抜けていないものもありますが、「笑みしぼり」と上記の「黒豆しぼり」ならば裏切らないことを保証します。

総評

リーズナブルな価格設定でありながらも良質な味わいが楽しめ、季節限定のあんは少々高くとも満足度の高い製品でした。

絶品という訳ではありませんが、全体的にクセが少なく、上品な甘味はアレンジしやすいので比較的万人受けするあんこのメーカーですね。

キノアン、あんこ、窓
【実食レシピ】マツコの知らない世界で紹介「キノアン」

・高級店で使う小豆を銅釜で丁寧に。
・小豆の美味しさが市販品と大きく違う。
・甘さが控えめなので手を加えやすい。

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一方、価格は少々高めですが、「キノアン」のあんこの方が味と香りは良いので、予算を気にしない場合にはこちらの製品をオススメします。

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