セールスポイント
・辛くないのに香辛料の香りが楽しめる。
・身体にやさしい厳選された材料を使用。
・乳化剤や保存料などの添加物を不使用。
フリーデンについて
1960年に日本で初めての大型多頭養豚システムを確立させたことで有名な「フリーデン」は神奈川県にあります。
豚肉の生産・加工・販売などをメインに行っており、自社ブランドのやまと豚を使用したハムやソーセージなどが有名です。
安心素材のお子様カレー
厳選された原材料を使用したお子様向けのカレールゥであり、辛さをほとんど感じないぐらい控えめにしています。
保存料や着色料、添加物が一切入っておらず、シンプルに素材の味を活かした作りになっています。
カレー以外にもビーフシチューやクリームシチューもラインナップにあります。
市販品の子供用カレーのおおまかな区分け
①小麦粉でルゥを作るオーソドックスなもの。
②小麦の代わりにデンプンをつかってトロミをつける
③野菜を細かくしてトロミをつける
上記の3つのパターンが多く、①は本格的なものから安い商品まで幅広く有り、大人向きのカレーも含み、多くのものはこちらが該当します。
動物油脂と植物油脂をたっぷり使っている物が多いのですが、その分旨味が多く入っており、美味しいと感じやすいのはこちらでしょう。
②と③のタイプは特定原材料7品目ないし特定原材料に準ずる21品目(アレルギーが出やすい食品)を除去したカレーに多く、物足りなく感じる場合があります。
基本的にはアレルギーの有無で選ぶことになり、後は子供の嗜好によるので明確な決まりはありません。
タンパク加水分解物・酵母エキス等は身体に悪い?
この商品にはたん白加水分解物が含まれており、商品名通りに『安心・安全』という事が偽りないのか管理栄養士の管理人が解説します。
たん白加水分解物や酵母エキスはざっくりいうと複合的な旨味を持つ素材を様々な加工をして作ることが出来る様々な美味しさを凝縮したものです。
「コレあれでしょ?味の素とかと一緒で身体に悪いヤツ!」という人がたまに居ますが、実際には別物な上に、味の素も身体に悪いものではありません。
豆乳、鶏ガラスープ、魚の煮汁、和風だしなどもたん白加水分解物と同様なので、言い出したら食べられるものは一切なくなるでしょう。
現在の日本人はレトルトや外食などの影響により、味と旨味が強い食品に慣れているので、やや強めにこれらを使う傾向がありますが、強すぎると味のバランスに違和感を来す可能性があります。
わかりやすい例をあげると煮詰めすぎたかつおだしをそのまま飲んで、美味しく感じないのがわかりやすいと思います。
ですが、こちらの製品は他社と比べても圧倒的に使用量が少なく、シンプルに素材の味を全面に出しているので味にうるさい管理人も違和感を得ませんでした。
レビュー
今回紹介するのは「フリーデン」の「安心素材お子様カレー」です。
▼パッケージです。
▼裏面の原材料表示です。
▼中身です。
商品のレシピに忠実なカレー
材料
カレールウ 全部
豚肩ロース 350g
人参 大1本
タマネギ 大1個
ブラウンルゥよりもホワイトルゥに近いものにわずかなカレー粉を入れた黄色いカレーであり、一言で言うならバーモンドカレーの辛さを抜いて、上品に仕上げた様な感じですね。
スパイスから辛味をグッと減らしていますが、カレーの風味は部屋に充満するぐらいに感じるのが非常に面白いです。
意外と大人がそのまま食べてもカレーと思わなければ美味しいという意見が多かったのには驚きました。
余計なものが入っていないシンプルな構成のせいか、玉ねぎの甘味と三温糖ならではのコクが全面に出る味は子供用カレーの中でも他社のものとは違いますね。
又、塩分が一人前0.7gとかなり少ないのでお子様カレーの中でもトップクラスの低塩分でしたが、バランスが上手に取れているので子供なら喜んでくれるはずです。
大人用アレンジカレー
材料
上記のカレー ほぼ全部
バター 10g
ニンニク 1片
カレー粉 大さじ1.5
コショウ 小さじ1
チリパウダー 小さじ2
コンソメパウダー 大さじ1
醤油 小さじ1
調味料はかなり多めに足していますが、管理人の場合は子供がおらず、研究目的で買ったのでほぼ全てのカレーが残っている前提のレシピになっています。
別鍋にバターを溶かし、すりおろしたニンニクを軽く炒めたらスパイスを投入し、少量の水でダマを無くしてからカレーに入れて煮込みます。
色々と足すことが出来ますが、ベースのカレーが甘めなのでウスターソースやとんかつソースなどの様な甘めかつフルーティな素材は入れない方が良いと思います。
このレシピで中辛ぐらいのレベルだと思いますが、香辛料は鮮度やメーカーによって大きく異なるので参考程度にしてください。
総評
大抵の市販のカレールゥや手作りカレーが脂っこい・胃もたれすると感じる人は少なくないと思いますが、こちらの商品はその様なことはありませんでした(子ども用ということもありますが笑)。
子供用カレーのメジャーな商品は仕事でも使ったことがありますが、こちらはかなり手作りカレーに近い味だと感じました。
ただし、保育園ではコストがかかるので採用されることはないでしょうね(笑)。
大手メーカーが出している市販品も安全な商品ですが、味覚が鋭敏な子や添加物に反応しやすい子にはこちらの方がオススメです。