セールスポイント
・普通の新玉ねぎよりも日持ちする。
・有機肥料かつ減農薬で栽培している。
・甘味があり、瑞々しさがある。
蜜玉について
淡路島で一般的に栽培されている玉ねぎの品種である中手種を「2525ファーム」が100%有機肥料かつ減農薬で育てたものが「蜜玉」です。
淡路島で栽培された玉ねぎは味が濃いことで有名ですが、「蜜玉」は甘味と風味が強く、肉厚でありながらも柔らかな食感が特徴となっています。
栽培中には肥料として小魚やエビ、カニ、海藻エキスなどを与えることで通常の玉ねぎよりも甘味が高くなるそうです。
レビュー
今回紹介するのは「2525ファーム」の「蜜玉」です。
▼小売タイプを購入。
時期によって届けられる品種が異なり、管理人が購入した時期は6月前半だったので新玉ねぎに近いですね。
▼断面。
通常の新玉ねぎだと直ぐに傷んでしまう傾向にありますが、本製品は2週間以上経っても瑞々しさがあり、傷むことはありませんでした。
通常の乾燥させた玉ねぎの場合ならば加熱用にした方が無難ですが、新玉ねぎは加熱する料理にした場合には乾燥玉ねぎよりも劣る為、フレッシュの状態で料理しました。
三種のオニオンサラダ
薄くスライスした「蜜玉」とアーリーレッド(赤玉ねぎ)を8:2の割合でブレンドし、「蜜玉」で作ったフライドオニオンをトッピングしています。
「蜜玉」は『新玉ねぎと乾燥玉ねぎの中間』という印象を持ち、瑞々しさは一般的な新玉ねぎと同様にありますが、スカスカとした脆い歯応えではなく、一層一層がシャキシャキとした食感を楽しめます。
淡路島の玉ねぎ特有の強い甘味と旨味がありますが、新玉ねぎの中では辛味がしっかりとあるので、もっとマイルドな味わいを求めている人にはホワイトオニオン(白玉ねぎ)が良いでしょう。
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【実食レシピ】年明けの新玉「ホワイトオニオン/白玉ねぎ」
・新玉ねぎの中でも非常に甘く、瑞々しい。
・辛味が少なく、朝採りなので新鮮。
・12月末から1月までの限定品。続きを見る
オニオンサラダを美味しく作る方法
オニオンスライスを水で晒すのは基本的には厳禁であり、栄養価と旨味が流れてしまうので、時間をかけて空気に晒す方法をオススメします(辛味成分は大抵揮発性である為)。
ほとんどの玉ねぎでは切り立てのオニオンスライスは辛味が強く、たっぷりと取ると胃を痛めてしまうこともある程の強い刺激があります。
薬味として使う場合には作りたてを使うのが良いのですが、たっぷりのオニオンスライスを楽しみたい時にはカットしてからラップをして半日程度寝かしておくと良いですね(途中で上下を入れ替える様に混ぜると尚良し)。
元々玉ねぎはメロンと同じぐらいの糖度(15度前後)なので、刺激を程よく除去できれば果物の様な甘さと辛味を同時に堪能できます。
冷製アンチョビパスタ~イワシのフリット添え~
アンチョビのみじん切りとすりおろしたニンニクを水で〆た茹でパスタと和え、トマトの角切りとオニオンスライス、バジル、パープルラッフルバジル、イワシのフリットを添えました。
香辛料はシンプルに胡椒だけですが、歯応えと程よい辛味を持つ「蜜玉」の切り立てスライスオニオンを多めに散らすとイワシの嫌な匂いを抑えつつも、ほのかな甘味が加わり、新たな旨味を生み出してくれます。
オリーブオイルを使用しなくともコクが十分にあるので、低カロリーかつ栄養バランスに優れた一品料理ですね。
総評
最近は淡路島の玉ねぎを様々な農場から取り寄せていますが、農場ごとに驚くほど味わいが異なります。
その中でも「蜜玉」はオニオンサラダにするのに最適な玉ねぎの1つと感じ、サラダのランクを1つ上げてくれますね。
今回は新玉ねぎを購入しましたが、次回は乾燥玉ねぎの方を試してみたいと考えています。