セールスポイント
・冷凍専用の大福なので、いつでも好きな時に食べられる。
・賞味期限が長く、1ヶ月程度持つ。
・マツコの知らない世界で紹介された大福。
お多福庵について
「お多福庵」は大福餅を中心とした和菓子全般を販売しているメーカーで、『楽天大福ランキング1位』を何度か獲得しています。
もともとは全国の催事販売を中心として和菓子を作っていましたが、人気があった為、2016年8月に京都の河原町五条にてイートインコーナー付きの実店舗を開きました。
市販の大福は常温で賞味期限が1,2日のものが多いですが、「お多福庵」の大福は冷凍で長期保存を可能にしており、新鮮な味をいつでも味わえるのがコンセプトの1つです。
厳選された原材料
厳選された原材料を使用しており、「滋賀県産 黒豆」「北海道産 小豆」「滋賀県 羽二重餅米」などを使っています。
滋賀羽二重餅(滋賀羽二重糯)はもち米の品種であり、昭和27年からずっと正月用の餅として昭和天皇陛下に献上し続けている歴史を持っており、日本一と称されています。
キメ細やかで美しく白く、もっちりと仕上がる滋賀羽二重餅は柔らかさだけではなく、歯切れの良さも特徴です。
塩大福が人気なことだけあり、使われている塩は兵庫県の赤穂にて昔ながらの塩田製法で作られた天塩が使われています。
レビュー
今回紹介するのは「お多福庵」の初回限定の「お試し福セット」です。
季節の大福が1種類、大福が6種類、みたらし逆団子が1種類と様々なものが詰め合わされているので、各種特徴と共に味のレビューをしていきます。
▼通販専門だっただけはあり、梱包は丁寧ですね。
▼すべて冷凍便で来るのが特徴です。
様々な商品がありますが、すべての商品を個別解凍が出来るのが良いですね。
公式では解凍時間を30分としていますが、その時間では夏場でもカチカチなぐらいなので、管理人は2,3時間かけて自然解凍していました。
みたらし逆団子
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歯切れの良い団子生地にタレを包み込んだ新タイプのみたらし団子です。
食べやすい1口サイズで手が汚れないので、上品に食べることが出来ます。
単品で購入した場合にはよもぎ風味の生地に粒あんが入っているタイプも味わえます。
▼パッケージはこのようになっています。
▼少し香ばしさを出す為に一部焼かれています。
歯切れがいいと説明されているだけあり、ほんのりと硬い、キュッとした歯ごたえがありますがこれは表面の焼き目も影響していると思われます。
見た目は平べったい団子みたいですが、中身のみたらしは親しみのある甘じょっぱい味になっていますね。
▼半分に切ったものです。
市販の串団子になっているみたらしは串を持てば手が汚れ、口にすれば口の周りに付きやすいですが、中に入れることでオシャレなだけではなく、非常に食べやすいです。
ですが、味はやや平凡な感じなのでこの「みたらし逆団子」だけを単品で購入するのはあまりオススメ出来ません。
季節の大福(白桃大福)
▼季節の大福は1種2個入りになっています。
品物は選べるわけではなく、季節によって種類が変わるので注文時によって内容が違うのには注意しましょう。
柚子、白粒、ごま、栗きんとん、いちごヨーグルトなどのユニークな商品が沢山あるのが良いですね。
解凍のポイント
商品を見ればわかるように大福が冷凍されているということは解凍時には多少の水分が出てきます。
なので、フィルムを付けたまま自然解凍を1,2時間行い、フィルムを取ってから少し放置すると表面の水気がなくなり、食感が良くなります。
▼ピンク色のキレイな大福でめでたい感じがします。
大福の餅生地にも桃の果汁が使われているので餅生地だけを食べても桃の味がし、冷凍とは思えないモチモチとした生地には驚きました。
白手亡豆(白あん)にも桃が練り込まれていますが、あんこの甘みが控えめで、桃ならではの酸味によりサッパリとしています。
▼割ってみると謎の白い物体が(笑)。
最初はホイップクリームだと思ったのですが、原材料で見当たらず、結局何かわかりませんでした(笑)。
なんとも言えない酸味やコクがあり、大福の味をまとめているのだけは間違いないですね。
お多福セット
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お多福庵の人気商品6種類を詰め合わせたもので、「黒豆塩大福(つぶあん)」「塩大福(こしあん)」「塩大福(よもぎ)」「ずんだ大福」「プリン大福」「抹茶ホイップ大福」が入っています。
▼フタを開けるとこのように個別包装されています。
好きな大福を好きな時に解凍して食べられるのがお多福庵の製品のメリットの1つですね。
黒豆塩大福(つぶあん)
「お多福庵」の大福全てに言えますが、コンビニで販売しているものより、一回りサイズが大きくなっており、モチモチした餅生地はやや厚めになっているので、皮を楽しめるように作られている大福なのかもしれません。
そのような餅生地なので、大きめの黒豆が入ることにより、味が濃くなるのが嬉しいですね。
▼柔らかめの粒あんです。
あんこには天塩が入っていますが、甘みが前面に主張されることがないのでかなり甘みを抑えていることがわかります。
「お多福庵」の塩大福は人気が根強く、ファンが居るのも納得な味ですね。
塩大福(こしあん)
基本的には「黒豆塩大福」と大差はありませんが、粒が一切なく、丁寧に裏ごしされたこしあんが入っています。
皮に黒豆が入っていない分、シンプルな塩大福として楽しめるようになっています。
▼キレイなこしあんが入っています。
塩大福(よもぎ)
宮城県産の香り豊かなヨモギを使用しており、それを餅生地の中に練り込んであります。
市販のよもぎ大福よりも香りがしており、塩気の効いた粒あんとの相性は抜群ですね。
▼切ってみるとよもぎがたっぷり入っているのがわかります。
ずんだ大福
ずんだは作るのに手間がいるあんの1つで、枝豆の薄皮を一枚一枚丁寧に取り外す必要があります。
「お多福庵」のずんだは歯ごたえを残して煮ることでドロッとした食感ではなく、小さい粒に水気を残すことで、シャキシャキとした独特の歯ごたえがあります。
こちらも甘みが少なめになっていますが、枝豆の味がしっかりとしているので物足りなさを感じさせません。
▼見た目からして水気が少なく、通常のずんだとは異なります。
プリン大福
「プリン大福」はカスタードプリンでカラメルを包んだ上に、柔らかい餅生地で更にまとめた大福です。
大福を作っているメーカーではよくある組み合わせの1つですが、ここのカスタードプリンはかなり柔らかくなっているのでトロリとしていますね。
公式ではほろ苦いカラメルと記載されていますが、苦味はほとんどないので幅広い人が楽しめる商品になっています。
▼ナイフで切るだけで中身が流れてきます。
他の大福と比べると甘みがありますが、濃厚なコクを持っているカスタードプリンとバランスが取れています。
よくあるクリームやジャムなどが入った大福よりランクが上に感じる出来ですね。
抹茶ホイップ大福
白手亡豆で作ったこしあんに香り豊かな抹茶を混ぜ、ホイップクリームを入れた人気商品の1つです。
今回紹介した大福の中では1番甘みが強くなっています。
抹茶がふんだんに使われているので抹茶の香りを最初から最後まで楽しむことが出来ます。
▼白あんがここまで抹茶の色になる程抹茶が使われています。
総評の前に本当にお買い得か検証
ということで税込みで計算してみた所、以下の様になりました。
ざっくりとした計算
大福6個 1,980円
季節の大福2個 330円×2=660円(大福の値段から算出)
みたらし逆団子1個 680円
クール便 1,020円
合計 4,340円
今回紹介した「お試し福セット」は送料無料、税込み2,929円なので、1,411円も得になっているのがわかりますね。
お多福庵には基本的にセット商品しかありませんが、最初に頼むならほとんどの商品を楽しめる初回限定の「お試し福セット」がオススメです。
「スイートポテト」や「みたらし逆団子」などは単品では送料がかかりますが、送料無料のセットと組み合わせることで同梱してくれるので、同梱分も送料無料になります。
総評
今回の「お試し福セット」でわかったことは「お多福庵」の大福は餅生地にかなりこだわっているということでした。
激安品を抜かすとこの値段帯でここまで厚めの皮はあまり見かけませんが、「お多福庵」の大福は皮がメイン!と言ってもいいぐらいに皮に力を入れています。
皮にもやや強めの味付けをしている分、中身のあんは甘みが少なく、旨味やコクが多い様な印象でした。
いつでも食べられるメリットがあるものの、出来たての美味しい大福と比べると少し落ちてしまいます。
なので、この商品をオススメする人は近くに美味しい和菓子屋が無い人や気分気ままに大福を食べたい人がいいと思います。
ギフトにも評価が高いので、贈り物やギフトなどを考えている人にもいいですね。