セールスポイント
・無添加にこだわっている。
・オリーブの味が好きな人にはたまらないパスタソース。
・1瓶で5~6人前の分量がある。
小豆島 庄八(共栄食糧)について
1986年に香川県小豆島に設立された「共栄食糧」は伝統的な手延うどんや素麺、オリーブ加工品などを製造しているメーカーです。
添加物や化学調味料に頼らず、出来る限り国産素材を用いた製品作りを心掛けているのが特徴であり、ユニークな製品が多数あります。
中でも有名な商品は「マツコの知らない世界」で紹介された「オリーブラーメン」であり、手延製法で使う油をオリーブオイルに変更した小豆島らしい製品でしょう。
近年では今回紹介する「島のパスタソース」シリーズの人気がある様であり、新製品が開発されています。
島のパスタソースシリーズについて
現在販売されているのが「トマト」「ペペロンチーノ」「醤油ガーリック」「ジェノベーゼ」「ボロネーゼ」の5種類です。
これらのラインナップは無添加を基本とし、小豆島の味を再現しているので、オリーブの味が主張しているのが特徴となっています。
1瓶で5~6人前作れる様になっているので市販のレトルトよりもリーズナブルと言えるのも隠れたセールスポイントかもしれません。
レビュー
今回紹介するのは「小豆島庄八」の「島のパスタソース」の「トマト」と「ペペロンチーノ」です。
▼瓶のデザイン。
持ち手が付いており、使用後にもオシャレかつ便利な瓶として利用する人もいます。
▼中身です。
やや粗めに刻んだ具材が入っており、オリーブオイルが多めになっていることがわかると思います。
島のパスタソース トマト
爽やかなトマトの酸味と玉ねぎのほのかな甘味、そして、オリーブオイルの旨味とコクを楽しむことが出来ます。
イタリアではアンチョビを使った料理が多数ありますが、「島のパスタソース」シリーズでは同じ魚の発酵食品である魚醤を使っています。
この魚醤を使うことで奥深い旨味が強化されており、他社とのトマトソースと違う味わいを作り出していますね。
ややマイルドな味わいなので、パスタを茹でる際にはやや多めの塩を使い、他のパスタソースよりも多めにソースを使うと美味しく仕上がります。
島のパスタソース ペペロンチーノ
爽やかなトマト味と違い、こちらはたっぷりのオリーブオイルとオリーブの実、魚醤が使われているので非常にコクがありますが、ややクセのある味かもしれません。
ニンニクがスライス状ではなく、粗みじんになっており、グリーンオリーブも同様に刻まれているのでオリーブ好きにはたまらない味わいになっています。
又、上記の点に加え、唐辛子がそれなりに入っているので辛味はしっかりと感じ、ニンニクと塩気が強めなことから本製品を使用した料理は酒の宛にオススメですね。
ライトのツナ缶やシーフードミックスを併用すると塩気とクセをマイルドに出来、旨味を補強することが出来るので他の料理のサブ調味調理としても優秀でした。
総評
レトルトのパスタソースが日本では人気があり、多種多様な製品が販売されていますが、瓶詰めタイプのパスタソースは高品質なものが多い分、少々値が張ります。
ですが、本製品は瓶詰めの最大のメリットであるレトルトパウチ臭が無いのは当然ながら、一瓶で多めのパスタを作ることが出来るのでコストパフォーマンスは悪くありませんでした。
現在、5種類の味わいが販売されているので単純なパスタソースとしてだけではなく、調味料として幅広い活躍も出来そうな良品でした。