セールスポイント
・日本人にとっては甘めだが、好きな人にはたまらない味。
・しっとりした生地とトロリとしたキャラメルを楽しむ洋菓子。
・アムステルダム式で食べると異国の気分を味わえる。
Stroopw(ストループワッフル)について
ストループワッフル(オランダ語でシロップとワッフルという意味)はオランダ発祥の洋菓子であり、格子模様の薄い円形のワッフル生地にシロップを挟んだものです。
18世紀にオランダの都市ゴーダにてパン職人がパン屋で販売したのが元祖であり、ゴーダのワッフルと呼ばれていました。
全盛期では100軒のパン屋で販売されていた商品ですが、現在はゴーダにはわずか4件ばかりになってしまいました。
ですが、オランダでは定番の観光土産として有名であり、オランダ以外の国ではスーパーやお土産屋などで何故か販売される様になっている不思議なお菓子です。
今回紹介するのは「ホーランドオリジナルワッフル」という商品ですが、「DAELMANS(ダールマンズ)」というメーカーも非常に有名なオランダのストループワッフルメーカーです。
ストループワッフルの作り方
ワッフル生地を焼く時に途中で半分に切って、断面にシロップを塗ってから再び焼き上げます。
現存するゴーダにて最も古い老舗と言われている店ではシロップは両側の断面に塗ることになっています。
大きさは5~25cmまでと大小様々となっており、「ホーランドオリジナルワッフル」のものは約8cmでした。
レビュー
今回紹介するのは「ホーランドオリジナルワッフル」の「ストループワッフル 缶入り」です。
▼パッケージです。
こちらの絵はオランダの風景になっており、周りには4種類の異なる絵、フタにも違う絵が描かれています。
缶入りは通常の箱入りに比べて300円程高くなりますが、この缶が欲しいためにこちらを選ぶ人が多数います。
又、現地のオランダでもこちらの商品は販売されているので、お土産が足りなかった場合には日本の通販で気軽に買えるのは便利ですね(笑)。
▼中の袋です。
缶を汚したくない場合はこちらの袋から取り出した後にタッパーにでも入れれば良いでしょう。
こちらの袋は箱入りタイプと同じになっています。
▼素朴なお菓子なので昔ながらの絵皿が合いますね。
クッキー生地にはほのかにシナモンが使われていますが、そこまで強くはないので京都の八ツ橋ほど敬遠はされないでしょう。
厚みは5mmぐらいであり、キャラメルシロップがたっぷりと入っているので生地はしっとりとしており、サクサクしたのクッキー生地を想像しているとビックリすると思います。
中のキャラメルは甘味が強いだけではなく、チーズの様にトロリとした食感と淡い黒糖の様な風味が楽しめます。
日本ではサクサクした上品な甘さの商品が多いので、甘党かつグローバルな味覚や感覚を持っている人じゃないと苦手かもしれません。
▼有名なアムステルダム式。
オランダの首都であるアムステルダムではホットコーヒーのカップ上にストループワッフルを乗せ、1分間待ってから溶けたシロップを楽しむという食べ方があります。
当然ながら味は更に甘くなり、生地もキャラメルも柔らかくなりますがストループワッフルを一口かじり、コーヒーを口に含むと甘味と油分、ほのかなシナモンとキャラメルの淡い風味が加わり、絶妙なバランスになりますね。
インスタントコーヒーとストループワッフルをキャンプや登山などで持っていき、疲れた身体にコーヒーの暖かさと強い甘みは非常に染み入ります。
総評
日本に馴染みのない洋菓子に良くあるパターンなのですが、甘味が強く、多少のクセがあるので万人受けはしません。
ですが、ストループワッフル独特の生地の柔らかさやキャラメルのコッテリとした味わいが好きな人にはたまらないでしょう。
単品で味わうよりは紅茶やコーヒー、ワイン、ウイスキーなどと一緒に味わうことをオススメします。