本レシピのポイント
・手軽に本格塩ラーメンのスープを作ることが出来る。
・器具によってはアクを一切取らずに出来る。
・スープに使う野菜はごくわずかで大丈夫。
・スープに使った肉は全て食べられる。
・コストパフォーマンスに優れている。
・低カロリーかつカルシウムが取れるラーメン。
沖縄そば風の塩ラーメン
沖縄そばのトッピングにはスペアリブの軟骨(軟骨ソーキ)があり、骨ごと食べられるものがあります。
といっても、そちらはあまりスーパーで手に入らないので比較的見かけやすい豚バラ軟骨(パイカ)を使用して、スープとトッピングをまとめて作っています。
豚バラ軟骨はラーメン屋でも使われているぐらいなので、豚肉の中では貴重な良質なスープが取れるものの1つです。
捨てる部分は手羽元の骨とスープに使ったごく僅かな野菜だけなのでコストパフォーマンスにも優れています。
シャトルシェフがあれば澄んだスープが取れる上にアクを取る必要がありませんが、普通の鍋や圧力鍋でも作れるので安心してください。
材料(3人前)
材料
好みの麺 3袋
ネギ 適量
A(スープの材料)
水 800cc(要調整)
生姜(皮付き) 5g
長ネギ(青い部分) 2,3本
昆布 3cm
手羽元 250g
豚バラ軟骨 250g
B(調味料)
鶏ガラスープの素 大さじ3
粉コショウ 少々
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40年以上愛用している調理師一家がシャトルシェフを勧める理由
・手間をかけずにおいしい料理が出来上がる。
・加熱する時間を1/3に抑えられ、時間に余裕が出来る。
・電磁調理器(IH)にも使える。続きを見る
調理器具や環境によって水分量は変わりますが、今回はシャトルシェフを用いた方法で進めていきます。
鶏ガラスープの素は好みのもので大丈夫ですが味が大きく異なります。
作り方
1.熱湯に手羽元と豚バラ軟骨を入れて臭みを取る。
素早く表面だけを加熱したいので、箸を使ってしゃぶしゃぶの要領で加熱していきます。
長めに煮ると旨味が多く流れてしまうので注意してください。
2.長時間煮込む用の鍋で昆布出汁を取っておく。
ポイント
沖縄料理でよく見かける豚肉と昆布の組み合わせは旨味の相乗効果を得やすい理想的なコンビの1つなので、スープに昆布を入れます。
澄んでいるスープを作るので絶対に粘り気を出さないようにしてください。
3.昆布を取り出したら、スープの材料を全て入れて煮込む。
シャトルシェフ(保温調理器具)の場合は3~4時間行い、手羽元を取り出します。
十分に火が通っているので、この手羽元を照り焼きのタレなどにサッと絡めると手軽な一品にもなります。
手羽元を取り出したら、青ネギを入れて更に3時間保温調理を行います。
青ネギは加熱しすぎるとスープの濁りの原因と苦味をもたらすので、二回目の加熱で入れると間違いがありません。
他の調理器具ではどうする?
圧力鍋の場合は説明書に沿った内容で加熱し、通常の鍋で作る場合はフタをせずに弱火で2,3時間煮込み、食べやすい硬さになったかを確認してください。
4.スープと豚バラ軟骨だけ取り出し、調味料を入れる。
圧力鍋では素早く骨が柔らかくなりますが、この様な澄んだスープを作るのは難しいかもしれませんね。
浮いている油はラードと鶏油(チーユ)であり、ラーメンにはピッタリの旨味なので、取りすぎない様にしましょう。
5.麺を茹でて合わせたら完成!
昨今では電気圧力鍋や低温調理器、保温鍋などと手間をかけずにプロ並のスープを簡単に作り出すことが出来る様になりました。
スーパーで販売しているラーメンセットよりも単純ですが、それに負けない精錬された塩ラーメンが味わえます。
何でも複雑化しているラーメンが多いのが最近の流行りですが、シンプルな構成でも十分に美味しいことがわかります。
▼豚バラ軟骨は箸で簡単に裂けます。
メインディッシュの豚バラ軟骨はラーメンを食べながらコリコリとした食感を楽しむことが出来、チャーシュとは違った美味しさを楽しめます。
今回はシンプルな構成ですが、野菜炒めなどを加えてタンメンにすることで栄養バランスがいい料理にすることも可能です。