セールスポイント
・フライドガーリックがたっぷりと入ったパスタソース。
・にんにく醤油と違い、細かい工夫がされている。
・1つ具材があれば美味しく仕上がる。
サクラカネヨについて
鹿児島県いちき串木野市にある「吉村醸造」は1927年に設立された味噌や醤油などの調味料の加工販売を行っているメーカーです。
鹿児島では身近な甘露醤油のブランドの1つである「サクラカネヨ」は自然の気候に任せて、大豆と麦、塩、水だけで1年以上熟成させた生揚げ醤油に旨味と甘味を加えたものです。
甘露醤油はしょっぱい薄口醤油や濃口醤油と異なり、甘じょっぱいのが特徴ですが、独特の味わいがあるので馬刺しに使う・甘めの煮物に使うなどの工夫により変わります。
醤油蔵のパスタ醤油とは?
醤油にフライドガーリックをたっぷりと入れ、芳ばしいニンニク風味がする和風パスタソースです。
ケースや瓶に入ったパスタソースは物珍しい訳ではありませんが、赤ワインや酢、昆布などの細かい味付けの工夫が特徴的です。
パスタ以外にもガーリックライスやステーキソース、野菜炒め、ドレッシングにも使用することが出来ます。
レビュー
今回紹介するのは「サクラカネヨ」の「醤油蔵のパスタ醤油 320g」です。
サイズは通常の320gとハーフサイズの150gがありますが、値段はあまり変わらないので基本的には通常のサイズの方がオススメです。
▼外側の紙は底まで覆われています。
ポイント
基本的な使い方は1人前のパスタに「醤油蔵のパスタ醤油」を大さじ3使い、好みの具材を足していきます。
このソース自体の旨味はしっかりとしていますが、塩気はそこまで強くないのでスパゲッティを茹でる際にはやや強めの塩加減で茹でるとバランスが取れます。
又、パスタの味が前面に出やすいので「ディチェコ」や「バリラ」などのそれなりに美味しいパスタを使うことをオススメします。
▼中身です。
香りは焼き肉のタレをちょっと上品にした感じですが、味わいはニンニクがしっかりと効いています。
甘味は甘露醤油よりはやや控えめであり、赤ワインのコクと酢の酸味がほのかに入ったことによりパスタソースとしてはサッパリ目の部類になっていますね。
焼き肉のタレやドレッシングとの違いは油分がかなり少なく、フライドガーリックに使ったオイルのみを使っている所です。
万能調味料として紹介されていますが、色々と試した所、パスタ以外には個人的にはイマイチでした。
カニの和風醤油パスタ
カニ缶をほぐし、茹でた小松菜と「醤油蔵のパスタ醤油」を大さじ3入れて混ぜたら、仕上げに七味を振りかけたものです。
カニ缶はお世辞にも美味しいとは言い切れない缶詰ですが、ちょっとした具材が入るだけでこのパスタソースはグッと美味しくなります。
サッパリとした具材との相性が良く、シーチキンや茹でた鶏肉、キノコ類などがオススメです。
Wガーリック鯖醤油パスタ
こちらは特殊なレシピになりますが、サバ缶ブームの火付け役である「伊藤食品」の作る「美味しい鯖水煮 黒胡椒ニンニク入り」を使ったものです。
[amazonjs asin="B07K2CTHMR" locale="JP" title="伊藤食品 美味しい鯖水煮 黒胡椒・にんにく入 190g ×4個"]この缶詰はコショウとニンニクがかなり強いのですが、塩気はそこまで強くない変わった商品です。
鯖を半分ほどほぐし、「醤油蔵のパスタ醤油」を大さじ2入れたら一緒に混ぜるだけです。
普通のサバ缶では青魚の臭みが気になりますが、たっぷりのガーリックと強めのコショウ、醤油の香りが加わることで普段味わうサバとは全く違う味わいを楽しめます。
バター醤油納豆パスタ
大さじ10gのバターとコショウで納豆の表面が軽くカリッとなるまで火を入れ、「醤油蔵のパスタ醤油」を大さじ3入れるだけです。
先に納豆に何らかの臭み消しを使うことでマスキング効果により、納豆の匂いを軽減出来るので、納豆に直接カラシやコショウ、七味などを使ってください。
納豆を加熱した料理は人によって好みが分かれる所ですが、納豆を普段から食べる人ならば冷蔵庫にストックされていると思えるので具材に困っている時に役立つレシピです。
王道のバター醤油味なので汎用性が高く、最悪納豆が無くともそれなりに美味しく仕上がります。
総評
おとりよせでは色々な調味料があり、汎用性が高い商品が多いのですが、これはパスタ専用にしたほうが無難でしょう。
その代わり、上記のレシピの様に1つ具材があれば本格和風パスタを味わえます。
又、この手のソースでありがちなすぐにソースが無くなるということがあまりないのはポイントが高いですね。
シンプルなにんにく醤油とは違い、細かい仕事がしてあり、油分が少なくサッパリと食べられるので、パスタを良く食べる人にオススメの商品でした。