セールスポイント
・沖縄名物のタコライスを手軽に。
・タコスと違ったボリュームを楽しめる。
・スパイシーだが辛味は少なく、万人向け。
沖縄ハム総合食品について
1977年に沖縄に設立された「沖縄ハム」はハムやベーコン、ソーセージなどの食肉加工品や沖縄の伝統料理や素材を提供している大手食品メーカーです。
通称「オキハム」という名前で沖縄在住者に親しまれているこのメーカーは本場ドイツの製造技術を活かした本格的な味わいがウリであり、ギフトやプレゼントにもよく使われています。
会社名からは想像出来ませんが最初に琉球料理のレトルトパウチ食品の製造を行ったメーカーであり、今回紹介する「タコライス」もそうですが、「イカ汁」や「てびち(豚足)」「ミミガージャーキー」「シークワーサー」などの沖縄らしい商品を多数製造しています。
以前、書いた「伊江島おっかー自慢のイカ墨じゅーしぃの素」という炊き込みご飯も同じメーカーです。
-
【実食レシピ】黒い飯「伊江島おっかー自慢のイカスミじゅーしぃの素」
・沖縄県内で水揚げされたイカを使用。
・沖縄県推奨優良県産品。
・イカ墨以外にも旨味がたっぷりと入った炊き込みご飯の素。続きを見る
2011年にはすっぽんの養殖まで始めたらしく、これから先も面白そうなメーカーですね(笑)。
タコライスとは?
タコライス自体を知らない人はほぼ居ないと思いますが、メキシコ風アメリカ料理のタコスの具材を生地に挟むのではなく、ご飯の上に乗せた沖縄生まれの料理です。
タコライスの具であるタコミートは基本的には牛挽き肉に調味料と香辛料を効かせたものであり、これをご飯に乗せたドライカレーの様なものです。
元祖ではトッピングとしてレタスやチーズを提供していたそうですが、今では野菜が乗っているのがスタンダードになっており、更にサルサソースがかかります。
沖縄の大衆食堂や弁当屋ではサルサソースの代わりにケッチャプを使う所もあるそうです。
タコスの「ス」はどこいった?
タコスはアメリカ産まれの料理であり、英語表記ではtacoという単数形を複数形にしたものがtacosです。
ご飯という形態は不可算名詞なので、taco+riceでtacoraiceになった様ですね。
レビュー
今回紹介するのは「オキハム」の「タコライス」です。
▼パッケージです。
▼セット内容は2食分になります。
右側の赤い袋はサルサソースです。
▼サルサソースの中身です。
トマトベースにしており、タマネギや砂糖、スパイスなどにヤラピノピューレなどをブレンドした定番のサルサソースですね。
ヤラピノはハラペーニョというメキシコの唐辛子を使用したもので、実は日本の唐辛子として有名な鷹の爪と比べると辛さは1/10程度なのでそこまで辛くありません。
なので、トマトの優しい味わいに少しだけピリッとした辛さがある程度であり、どちらかというと甘さの方が印象的なぐらいかもしれません。
▼5分間湯煎して盛り付けるだけです。
具材はレタスとトマト、チーズそしてタコミートというシンプルな組み合わせです。
写真では見栄えを気にしてトマトをスライスにしていますが、角切りにして全ての具材をビビンバの様に軽く混ぜてあげたほうが美味しく食べられます。
タコミートは牛肉だけの作り方が本格的な様ですが、こちらには豚肉と少量の大豆が含まれており、コクを増やしつつ歯ごたえを加えています。
このタコミートは甘味が少なく塩分がやや主張していますが、量がそこまで無いのでご飯や野菜と混ぜるといい塩梅になります。
タコミートにはトマトやスパイスが入っておらず、タマネギとニンニクが主な旨味なのでスパイシーなタコライスの味にするにはサルサソースが必須ですが、掛けなくとも意外と美味しいです(笑)。
総評
この商品の具材は1食当たり165kcalと比較的低く、生野菜がたっぷりと食べられるので1人暮らしの人やフレッシュな野菜が食べたいけど楽をしたい人などにオススメです。
個人的にタコライスは野菜が大量にあってバランスが取れる料理と考えており、このレトルトでもご飯と同量ぐらいの野菜があっても美味しく食べられました。
家庭用タコライスの金字塔というぐらい有名な商品ですが、食べたことがない人が多くいると思うのでカレーやシチューなどの定番レトルトに飽きたら試してみるのも良いかもしれませんね。