セールスポイント
・市販品よりも品質が高く、少し安い関西風うなぎ。
・国産特大うなぎは肉厚で170g以上のボリュームがある。
・うなぎの形状が様々あり、用途に合わせて使える。
川口水産について
1964年に和歌山県有田市で創業された「川口水産」は炭火焼きで作るうなぎの蒲焼販売店です。
楽天グルメ大賞のうなぎ部門では2010~2018年の間受賞し続けており、うなぎのおとりよせ部門では14,000件を超えるレビューと共に高評価され続けています。
Amazonではこの様な賞は特に用意してありませんが、Amazonにおいてもうなぎと調べれば川口水産の商品が多数出てきます。
店頭では朝10時から販売されている朝焼きうなぎが作られるほど人気がありますが、うなぎの品質によっては焼かない日もあるそうです。
時期によっては同じ値段でサイズアップすることもあるので、大きいうなぎが好きな人は細かく販売ページをチェックしてみてもいいですね。
関西風と関東風のうなぎ
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【実食/取寄】関東風でふわとろ「浜名湖 うなぎのたなか」
・浜名湖の国産うなぎだけを取り扱っている。
・自宅でも名店の味に引けを取らないクオリティを楽しめる。
・老舗うなぎ屋による、ふわふわ・とろとろである関東風のウナギの蒲焼き。続きを見る
以前紹介した鰻の蒲焼き屋「浜名湖 うなぎのたなか」は関東風でしたが、今回紹介する「川口水産」のものは関西風です。
関西風は腹開きにした鰻をじっくりと長時間焼くか高温で一気に焼き上げることで鰻の表面がパリッとし、コッテリ・芳ばしい香りを楽しむことが出来ます。
一方、関東風は背開きをし、流儀にもよりますが素焼きした後に蒸し、本焼きに入ります。
これにより、鰻の強い油を程々に調整し、身も皮もふっくらとしているのが特徴です。
東と西でうなぎの好みは変わりますが鰻で有名な静岡県浜松町ではどちらの焼き方も存在しており、いずれの焼き方も全国的に散在しているそうです。
川口水産の取扱商品
タレや白焼き、肝吸いなども買えますが、基本的に購入することになる「長焼き」「蒲焼きカット」「きざみうなぎ」の3つを説明します。
「川口水産」ではうなぎに合わせて3種類のタレを使用しているそうなので、商品によっては通常のうなぎと味が異なるものもあります。
恐らく、食べた感じでは焼く用のタレ・かける用のタレ・きざみうなぎ用の3つだと思われます。
単品で購入(同梱追加可能)することも出来ますが、サイズや量がセットによって変わるので購入時は色々なセットを見比べることをオススメします。
レビュー
今回紹介するのは「川口水産」の人気商品である「3種お楽しみセット」と「肝吸い」です。
冷凍便ですが、送料無料な上に同梱発送が可能なので追加注文しても安く済むのもメリットですね。
▼「長焼き」「蒲焼きカット」「きざみうなぎ」の3つ。
▼長焼きのサイズは約26cm。
袋に記載されていましたが、「川口水産」では高温で一気に焼き上げる関西風を採用しているみたいですね。
食べ終わった後に気が付きましたが、こちらの撮影した商品は同梱追加した120gの方でしたので、実物はもう少し大きくなります。
それでもこの大きさがあり重箱に入れても見た目は立派であり、特大サイズはもう少し大きいぐらいで肉厚な感じでした(写真を後に見せます)。
▼タレはたっぷりとあります。
ポイント
ひつまぶし以外はこのタレと山椒が2つずつ付いているので、うなぎの蒲焼きが足りなくともタレかけご飯でボリュームを増やすことは簡単です。
又、旨味がたっぷりとあるので残りは鶏肉の照り焼きでも作る時に使う手もあるので捨てることはないでしょう。
▼蒲焼きカットは1袋に2つ。
1枚40gなのでやや軽めですが、牛丼チェーン店のうなぎのサイズぐらいだと思われます。
▼きざみうなぎはタレごと1袋に。
ポイント
きざみうなぎだけを頼む人は中々の通だと思いますが、この商品だけタレと山椒が入っていません。
なので、食べる際にはこのタレを逃さない様にしましょう。
解凍方法
1.解凍してから直火で炙る。
2.解凍してからアルミホイルで包んで焼く。
3.冷凍したまま熱湯で湯煎して約4分間温める。
4.冷凍のままパックから取り出し、電子レンジで約2分加熱。
公式の食べ方を分類するとこの4つに分けられますが、色々と試した所、湯煎で解凍してから焼き目を最短でつける方法が1番美味しく食べられました。
なので、管理人は少し長めに湯煎をしてアツアツにしてからガスバーナーで炙る方法で作りました。
といっても、家庭でガスバーナーを持っている家は少数派だと思うので、湯煎したものをオーブントースターかグリルの最高温度で予熱したものに入れて、表面がプツプツと泡立ってきたらそれなりにパリッとします。
公式では2,3回ひっくり返すと良いとも記載されていますが、身崩れが起きることもあるので長焼きではオススメしません。
うなぎの蒲焼きのレビュー
カットしてあるものと長焼きでは基本的に同じなので、まとめてレビューすることにします。
うなぎの美味しさの1つであるこんがりと焼かれた香りがほのかにし、淡水魚にありがちな泥臭さは一切感じさせません。
旨味とコクはどのサイズ(カット、120g、170gとの比較)でもしっかりとありました。
関西風の鰻の作り方であると先述しましたが、これは関東風と関西風の中間ぐらいの出来になっており、身はふっくらとしており、油はやや残っている印象でした。
これにより、関西のメーカーであるにも関わらず日本全国土から愛される食べやすい鰻になっているのでしょう。
パリッと香ばしくしっかりと焼いたうなぎはどうしても出来たてでしか味わえないので、表面は全体的に焼きが控えめになっており、各自で好きな具合にすることが出来るのも万人受けしたポイントと思われます。
付属されたタレの甘味はやや控えめで、醤油の味が強く、少量のうなぎでもタレかけご飯でガッツリと食べることが出来ます(笑)。
写真に撮り忘れてしまいましたが、付属されている山椒はやや粗挽きのものであり、刺激が強めで香りはやや穏やかでした。
きざみうなぎ(ひつまぶし風)
基本的なうなぎの特徴は先述したものと同じですが、カリッと焼き上げることが不可能な点と若干ボリュームが少ないことは抑えておきましょう。
きざみうなぎは付属されているうなぎのタレと比べると甘味が控えめで、塩分もやや控えめですが、その代わりたっぷりと入っています。
そのタレをご飯にしっかりと染み込ませてそのままかっこむ、出汁をかけてウナ茶漬けにするなど幅広い楽しみ方が手軽に出来ます。
うなぎは物によっては小骨が気になる人が居ますが、こちらは小骨が全く当たらなかったので、子供やお年寄りにはボリュームや小骨が少ないことからこちらの商品がオススメになります。
肝吸い
ポイント
うなぎに肝吸いは外せないと人も一定数いると思いますが、安い肝吸いとの違いは単純なレトルトではなく、冷凍食品として作ることで新鮮な味わいを楽しむことが出来ます。
捌きたての新鮮な肝のみを使用しており、食感を活かすために低温殺菌でレトルトにしているのでプリプリとした食感を楽しむことが出来ます。
▼中身です。
ポイント
この手の商品は粉末タイプが多いですが、こちらは出来たての肝吸いに近い味を作る為に濃縮液体出汁にしています。
肝は小さいですが、凍った状態で届くので1分程度の湯煎が必要となっています。
▼具材と肝を入れたら熱湯を150cc注ぎます。
三つ葉と麩が入っているお吸い物であり、鰹節や鯖節、しいたけ、昆布、煮干し、昆布を使った混合だしはどれがメインと言い難いですが、非常に美味しい汁物です。
乾燥具材に柚子が入っていますが、品質が良いものを使っているのか新鮮な香りを楽しむことが出来、後味はサッパリとしています。
▼見るからに瑞々しいですね。
メインの鰻の肝は変な話ですが、今回のおとりよせで1番驚かされたものであり、専門店で食べたどの肝吸いよりも美味しかったです(笑)。
低温調理で作った肝は驚くほどプリプリとした歯ごたえがあり、臭みは内蔵とは思えないレベルでした。
又、低温調理のおかげか肝自体の旨さが抜けておらず、上等なハマグリの磯臭さを無くした様な絶品でした。
総評
管理人一家(4人)は非常に大食漢な集まりなので、今回は同梱追加商品として長焼きを買い足していますが、それで外食で食べるうなぎと同じぐらいの量と感じました。
『関西風と思っていたら関東風の要素もある?』と思う様な仕上がりであり、関西風うなぎが苦手な父親も美味しく食べられました。
鰻の値上がりが更に上昇しているので、これからもうなぎの値段は上がっていくでしょうが、「川口水産」の鰻はスーパーで販売されているものと同じぐらいの値段で品質は上なのには驚かされます。
肝吸いはうなぎのオマケ程度だと考えていた管理人は1袋だけお試しで頼みましたが、非常に美味しかったので次回以降は人数分揃えたいですね。
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