セールスポイント
・本場イタリアのドルチェを楽しめる。
・ちょっと変わったフレーバーがある。
・イタリアの高級素材をたっぷりと使用。
ナポリアイスクリームについて
1953年に東京都港区にあった「ナポリアイスクリーム」は当時、イタリア王室御用達だったイタリアン・ジェラートの製造しているトルトラーノ家の夫妻により創立されました。
ソフトクリームブームのきっかけとなったアイスクリームメーカーであり、パリの老舗ブランド「FAUCHON(フォション)」のアイスクリーム製造委託もしている底力を持っています。
又、イタリアンジュエラードブームにも拍車をかけた食品メーカーとしても有名です。
イタリアン・クローネとは?
「ナポリアイスクリーム」の運営要するジェラートショップで人気の商品の中から、人気のフレーバーを一口サイズのアイスへとリメイクしたものです。
現在、「バニラ」「チョコレート」「ティラミス」「ピスタチオ」「ソルト」「ストロベリー」「ブラッドオレンジ」の7種類が販売されており、イタリア産原料にこだわっているのが特徴です。
例えばピスタチオはイタリアのシチリア産ブロンテ村にて2年に1度しか収穫されないピスタチオ原料を使用しています。
ソルトならばシチリア島の岩塩を使用し、ブルーキュラソーというリキュールを使って風味と海を彷彿させる空色をしています。
豆知識:超高級品のシチリア産ピスタチオ
イタリアのシチリア島で採れたピスタチオは非常に品質が良いのですが、希少価値の高いものであることから現地でも盗難事件が絶えず、政府が警備を強化している程です。
ピスタチオは「ナッツの女王」とも呼ばれており、今ではコンビニでも買えるほどですが他のナッツ類と比べても品質の差が著しく差があります。
産地や製法だけではなく、加工法によっても味が変わってしまうので、ナッツといえども料理に近い複雑さがあります。
味に関してはオススメ商品が通販では現状ないのですが、この手の商品に力を入れている専用の問屋さんがあった場合に食べてみると確実に差がわかると思います。
レビュー
今回紹介するのは「ナポリアイスクリーム」の「イタリアン・クローネ」の「ティラミス」「ピスタチオ」「ブラッドオレンジ」です。
▼手に入ったのが家庭用タイプ。
ポイント
今回は小さい詰め合わせでしたが、ギフト用のものは「バニラ」「チョコレート」「ピスタチオ」「ソルト」「ストロベリー」「ブラッドオレンジ」となっています。
どうしても「ティラミス」が欲しい場合は直接買いにいくしかありません。
▼中身です。
パッと見は森永のピノですが、ほぼ似たようなコンセプトの商品ですね(笑)。
その代わり、市販品ではあまり見かけないイタリアンテイストを楽しめるのが本製品のメリットであり、味は安っぽくありません。
ティラミス
ティラミスの濃厚さを再現しており、コーヒー味がするアイスクリームとは別物に仕上がっているのが良いですね。
ティラミスを彷彿させる様なチョコレートと生クリームを再現した1口アイスと言った印象です。
特にいい仕事をしているのが中に入っているプルンとしたコーヒーゼリーであり、濃厚なアイスクリームの味を見事に引き締め、ほろ苦い味が後味をサッパリと〆てくれます。
ブラッドオレンジ
ブラッドオレンジの果実感が凄く、唯一の氷菓なのですが、ねっとりとした舌触りとブラッドオレンジの濃厚さはイタリアンジュエラードを体現しています。
ブラッドオレンジの酸味とチョコレートというとあまり合わなそうという印象がありましたが、これが不思議とケンカしていませんでした。
ほのかなチョコレートのコクと甘みが単純なブラッドオレンジのシャーベットとは違った楽しみ方が味わえます。
ピスタチオ
何度食べても生涯で一番美味しいピスタチオアイスと言っても良いクオリティです。
ピスタチオってこんなにウマイものだったのかと知ることが出来、ミックスナッツに入っているピスタチオが如何に貧弱な味と風味なことか…。
濃厚さ、風味、アイスクリーム自体の美味しさ、味をまとめているチョコレートコーティングとの相性と満点クラスですね。
▼ピスタチオだけ再購入。
▼外見がリニューアルされました。
総評
取扱店が圧倒的に少ないのがかなりの欠点な上に、結構高いです(笑)。
それでも、「イタリアン・クローネ」はかなりいい商品であり、少し食べれば満足できる良品でした。
「ナポリアイスクリーム」の新作プレミアム版アイスがAmazonフレッシュで購入できるので、今度はそちらもレビューしたいですね。