セールスポイント
・長野の郷土料理であるしょうゆ豆の高級バージョン。
・醤油のコクが染み込んだ発酵調味料。
・米麹と甘酒、和風だしが使われているのでまろやか。
しょうゆ豆とは?
しょうゆ豆は大豆・白米・大麦で作った麹を醤油で漬け、発酵熟成させたものです。
長野県や新潟県、山形県、鹿児島県の郷土料理として有名であり、醤油の実とも言われていますが地方によって使われる素材は異なっており、今回紹介するものは長野県のものであり、大豆が主流です。
醤油麹に煮た大豆を入れて、味付けをしたものが多く、キッコーマンが販売しているものもありますが、こちらは唐辛子入りなので又違った味わいになっています。
レビュー
今回紹介するのは「すや亀」の「善光寺しょうゆ豆」です。
▼善光寺御公許に伴ってグレードアップ版になっています。
善光寺の名を冠するブランド善光寺は信州の伝統的である善光寺に適した商品に限り、クオリティアップやサービスなどの向上を図るために作られたものです。
「すや亀」のしょうゆ豆は通常品は袋に入っているものでしたが、こちらは和風だしをプラスした上に賞味期限が長くなっているプレミアムバージョンとなっています。
一切添加物を使っておらず、シンプルに信州の伝統的なしょうゆ豆を楽しむことが出来るのも嬉しいですね。
▼サイズは納豆で言う中粒ぐらいです。
通常のしょうゆ豆はコストパフォマンスの為に普通の大豆を使いますが、「すや亀」のものは中々品質の良い黒豆を使っているのが特徴です。
フタを開けると醤油とみりんの風味がし、発酵の香りはわずかといった印象です。
黒豆はやや硬めに茹でたものを使っており、米麹とみりんの甘さとこってりとした醤油の味が染み込んでいるので、酒のあてからご飯の友まで幅広く活躍します。
つけ汁は醤油とみりんは両方ともに火を入れてある様なので、カドのない優しい味わいになっています。
▼まずはキュウリに載せることをオススメします。
旨味がたっぷりの素材は瑞々しい素材と相性が良く、長野でも定番の食べ方であるキュウリと組み合わせるとやや味の強いしょうゆ豆がマイルドになります。
味が強いといっても、強烈な味付けではないのでキュウリは塩もみしてから叩いてあげるとバランスが取れます。
鳥軟骨の黒豆炒め
かなりシンプルなのでレシピは割愛しますが、鳥軟骨とピーマンを塩コショウで下味を付けて炒め、仕上げにしょゆう豆を適量加えたものです。
贅沢するならば塩コショウを少なめにし、しょうゆ豆をたっぷりと入れると美味しいのですが、こちらは高級品なのが迷いどころですね(笑)。
中華のブラックビーンズ炒め(豆鼓炒め)の着想に近いですが、日本に馴染みのある素材だけで構成されているので日本人の為の炒めものと言った味わいになります。
低カロリーかつ軟骨のコリコリとした食感があるので、満足感を得つつご飯も酒も楽しめます。
総評
しょうゆ豆と検索するとほとんどが香川のしょうゆ豆が引っかかりますが、こちらはそら豆を使ったものなので味が全く異なります。
しょうゆの実で検索するとまた違う県のものが出てきますので、馴染みのある大豆にこだわりたいのならこちらの製品は非常にオススメです。
郷土料理に近い瓶詰めですが、クセがあまり強くないので米麹と大豆の味が好きな人なら楽しめる一品だと思います。