セールスポイント
・帝国ホテルの味を家庭で楽しむことが出来る。
・レトルトや冷凍食品においてもキャリアがある。
・値段は少々高いが、それ相応の旨さがある。
帝国ホテルとは?
1890年、日本の迎賓館の役割を担って誕生した「帝国ホテル」は世界のVIPや内外の美食家より、長年愛用されています。
ホテル業界において御三家と呼ばれている「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ東京」の2社よりも70年以上長く運営されており、国内外の宿泊客からは高評価されています。
日比谷の帝国ホテルで食事をしてきましたが、ランチでも5000円前後しますがそれでも十分に食べる価値がある味です。
レトルトや冷凍食品のキャリアも長い
「帝国ホテルキッチン」は冷凍食品が普及されてきた1974年、「帝国ホテル」と「ニチレイ」により設立されました。
以降、絶えず「帝国ホテル」の伝統と格式に裏打ちされた最上級の味を追求し、商品の買付から販売まで一貫して取り組んできました。
様々な国の料理を提供している「帝国ホテル」ですが、中でもフランス料理は開業当時から高度な技術を持っており、「帝国ホテルキッチン」にもその技巧は活かされています。
レビュー
今回紹介するのは「帝国ホテルキッチン」の「パウンドケーキセット」です。
追記
リピートした際に「アールグレイとりんごのケーキ」と「レモンケーキ」を購入したので、そちらもレビューします。
写真のクオリティに差があるのは諸事情があるので触れないでください(笑)。
冷凍食品なので、受取日時には気をつけましょう。
▼パッケージも安っぽくないのが好印象です。
「帝国ホテルキッチン」では現在(2019/08/06)の時点で5種類販売されており、「チョコブラウニーケーキ」「オレンジケーキ」「フルーツケーキ」「レモンケーキ」「アールグレイとりんごのケーキ」のうち、「チョコブラウニーケーキ」と「オレンジケーキ」がセットになっているものが売れ筋です。
パッケージはほとんど同じなので、最後に撮影した「レモンケーキ」のものだけ記載します。
チョコブラウニー
解凍時間は公式通り、冷蔵庫で4~5時間かけて解凍しました。
ギッシリとアーモンドが乗っており、チョコレートの濃厚な香りが漂ってきます。
▼カットするとズシッとした手触りですが、キレイに包丁が入りました。
中にはクルミが入っており、ブラウニーの中でもチョコレートが多いことが見てわかります。
ビターに仕上げられており、チョコレートの品質の高さが一口だけでもわかります。
生チョコのような口溶けですが、ケーキなので口の中がベタベタしません。
トッピングにあるアーモンドと生地に入っているナッツが食感にいいアクセントになっており、チョコレートの強い味わいにメリハリを付けてくれています。
噛むたびに生地とナッツ、甘味が一体化していき、濃厚な味わいにも関わらず、すぐに次の1切れを求めたくなりますね!
オレンジケーキ
ポイント
焼き目はしっかりと付けられていますが、オレンジは瑞々しさを感じる様に作られています。
封を切った瞬間にオレンジのいい香りがしてきました。
▼オレンジピールが入っており、「チョコブラウニーケーキ」より生地は軽くなっています。
口の中にいれるとふわっとオレンジの香りが広がり、バターのコクと甘味を感じます。
オレンジピールは小さいですが、風味が強く感じられます。
後味にほんのりと苦味を感じる程度に仕上げられており、全体的に優しい味わいになっています。
パウンドケーキだとキツめの味付けが多い印象ですが、「帝国ホテルキッチン」の「オレンジケーキ」は食べやすいように作られていますね。
アールグレイとりんごのケーキ
ポイント
封を切ると穏やかな紅茶の香りがし、丁寧に作っていることがすぐにわかります。
リンゴのシロップ漬けをケーキの上に載せてあり、上掛けゼリーを使うことでリンゴの舌触りを改善し、同時に乾燥しにくく作られているのが特徴ですね。
アールグレイの香りと味がしっかりとしていますが、苦味が出ない様に大量の茶葉を贅沢に使っていそうですね。
色合いから見るとズシッとした食感を想像しますが、しっとりとした軽めの生地であり、口溶けの良いケーキです。
甘みは生地だけ食べるとやや控えめに作られており、リンゴのシロップ漬けと一緒に食べると歯ごたえと甘み・香りの変化を楽しむことができます。
シンプルな構成ですが、食べるアップルティーと言える程のクオリティの高さです。
レモンケーキ
オレンジケーキに似ている生地の硬さとしっとり感ですが、トップにはオレンジスライスではなく、天日塩を使ったレモンピールのスライスが載っています。
バターと小麦粉の良さが分かるコクのある生地にレモンピールが入っているので、シンプルな素材で作られていながらも様々な香りを楽しむことが出来ます。
レモンケーキというシンプルなパウンドケーキに対して、細かい処まで気を使っているのは『流石、帝国ホテル!』といったところであり、先述したレモンピールと塩の組み合わせが奥深さを感じさせます。
本製品を加えることで、4種類のケーキを食べ比べましたが、いずれもリピートしたいぐらいに高品質です。
総評
「帝国ホテルキッチン」の商品はスープ1杯ですら1,000円程します。
中にはビーフシチュー1杯の値段が3,000円以上するものもあります。
ですが、こちらのパウンドケーキは比較的リーズナブルになっており、市販の冷凍ケーキと比べると値段が少し高い程度になっています。
にも関わらず、その味は流石「帝国ホテル」と言わざるを得ないクオリティなので、ギフトにもいいですが是非自分で味わってもらいたいですね。