セールスポイント
・冷凍パンなのに膨らみながら燒き上がる。
・解凍がいらず、そのまま焼くだけで調理可能。
・種類が豊富であり、様々なパンを味わえる。
魔法の冷凍パンについて
日本で初めてオーブンの中で膨らみながら燒き上がる冷凍パン「ふくらむ魔法の冷凍パン」を作ったのは「ブーランジュリーピノキオ」です。
特許製法で作られた本製品はベーカリーの焼き立てパンを再現した冷凍パンであり、生の状態(二次発酵後に冷凍)から解凍せずに焼け、家庭で仕上げることが出来ます。
かつて、パン業界では膨らみながら燒き上がる発酵済み冷凍パンを作るのは不可能とされていましたが、こちらはその不可能を可能にした画期的な製品となりました。
鮮度抜群のまま冷凍する為、風味・食感・香りに優れており、その鮮度を保つ様に1つ1つ真空パックにしてあります。
ラインナップ(全21種、2022/12/03時点)
バターボール(プレーン)
バターボール(レーズン)
バターボール(クルミ)
ソフトフランス(ミニバタール)
豆乳パン
豆乳五穀パン
よもぎパン(プレーン)
よもぎあんパン(小倉あん)
あんパン(小倉あん)
あんバタ(小倉あん)
クロワッサンプレーン
国産小麦100%クロワッサンプレーン
あんクロワッサン
メロンパンプレーン
メロンパンチョコチップ
ふんわりカステラメロンパン
パン・オ・ショコラ
国産りんごのパイ
ベーグル(クルミレーズン)
ピノキオのもちもちベーグル(ウィンナー&セサミ)
燒きカレーパン
レビュー
今回紹介するのは「Boulangerie Pinocchio/ブーランジュリーピノキオ」の「ふくらむ魔法のパン」です。
購入したものは以下の5種です。
バターボール(プレーン)
メロンパン(プレーン)
クロワッサン(プレーン)
国産りんごのパイ
燒きカレーパン
▼パッケージ。
ポイント
少し可愛らしいパッケージになっています。
写真ではわからないと思いますが、生パンが冷凍されているので、冷凍庫を圧迫しないのも大きなメリットですね。
▼中身。
1つ1つ個別包装されているので、扱いやすいですね。
「ふくらむ魔法の冷凍パン」は全て無添加であり、天然野生酵母(白神山地より分離した酵母)を使用しています。
調理方法
パンの種類や調理器具によって温度や時間は若干異なりますが、約200℃に予熱したオーブンレンジやオーブンで約15分焼くだけです。
燒き方のポイント
クシャクシャにしたアルミホイルを天板の上に乗せることでパンがアルミホイルに張り付くのを予防できます。
ポイント
更に、アルミホイルをドーム状にしてパンに被せることで表面が先に燒き上がるのを防ぐことが出来ます。
生地に含まれる水分が少なくなると膨らみが悪くなりますが、水分の逃げ場が無いほどにアルミホイルで包み込むとベットリとした仕上がりになってしまいます。
後は予熱したオーブントースターに入れ、規定の温度と時間で燒きます。
膨らんできたらアルミホイルを外し、再度、庫内に戻したら1分前後焼くとパリッと仕上がります。
バターボール(クルミ)
調理温度&時間:190℃/14~17分
ふんわり柔らかく、モチモチとしたバターボールに炒ったクルミを入れたものであり、シンプルな味付けなので、食事パンとして活躍するでしょう。
二次発酵後に冷凍し、真空パックをしてあるおかげで、先述した様に燒き上がると芳ばしくも甘い香りが豊かです。
▼中身。
表面はカリッとしていますが、中はフワフワ、クルミはサクサクとしているので食感が良いですね。
バターロールよりも中身はややしっとり目になっていますが、小麦粉の風味が非常に強く、旨味があるので満足感が高いです。
「ブーランジュリーピノキオ」の代表メニューである「バターボール」は一度は購入してほしい製品です。
メロンパン
調理温度&時間:190℃/14~17分
焼く前にはパンの表面にはヒビが余り入っていませんが、2倍ぐらいに膨らむ際にメロンパンを象徴するヒビが入ります。
伊達に焼き上がり時に見た目が変わるのでは無く、クッキー生地である表面は焼き上がり時には非常にサクサクとしており、バターの風味が堪能できますね。
又、市販品のメロンパンの弱点である中身が若干生焼け気味(ベタついた様な)になっているものもありますが、こちらの中身はふんわりとしています。
その結果、ベトベトとした舌触りが一切なく、サクサクとした食感と共にバターの風味を楽しんでいる内に、気がつけば口の中でスッと溶けてくれますね。
クロワッサン
調理温度&時間:200℃/20~22分
他のパンと同様にクロワッサンも2倍近くの大きさになるぐらいなので、写真を見れば分かる様に1つでも中々の大きさがあり、美しい黄金色に焼き上がります。
クロワッサンやデニッシュ系統は焼いてから放熱することで、更にサクサクとするので、燒き上がっても少しだけ我慢する様にしましょう。
クロワッサンなので当然ながらバターがたっぷりと使われているので香り高く、かなりサクサクとした歯切れとなっています。
塩も砂糖も控えめな味付けとなっていますので、こちらを利用した食事だけではなく、アイスクリームなどを添えたデザートとしても活躍するでしょう。
国産りんごのパイ
調理温度&時間:220℃/17~19分
爽やかなリンゴとパイ生地に使われているバターが芳醇な香りを生み出し、パイ生地の醍醐味である軽やかな食感を楽しめます。
国産のリンゴを砂糖で煮てからシナモンを仕上げに振りかけてある程度なので、シナモンの風味が穏やかなので万人受けする味付けですね。
リンゴはほのかな酸味がありつつも、ジューシィさが残っているのでサクリとしており、燒きたてならではのパイ生地との対比が最後まで飽きさせません。
燒きカレーパン
調理温度&時間:180℃/19~23℃
カレーを包んでから揚げてあるタイプのカレーパンではなく、中心部にカレーを詰めてから焼くタイプなので、他の製品と同様に焼きたてパンとしての美味しさを損ねていません。
「ブーランジュリーピノキオ」の製品は全て無添加であり、1から作った手作りカレーかつ化学調味料不使用なので自然の滋味を堪能できます。
子供が食べられるぐらいの優しいスパイスの使い方になっていますが、豚肉と野菜の旨味がいい仕事をしているので、大人でも物足りなさを感じさせません。
物足りないと感じる場合には胡椒を粗挽きで適量かけるのがオススメです。
総評
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【実食】冷凍クロワッサンが美味【パンド/スタイルブレッド】
・冷凍状態から10分で燒き上がる。
・冷凍パンとは思えない焼き立てのクオリティ。
・出来上がり時に美味しさを特化している。続きを見る
最近の冷凍パンの中でもクロワッサンのクオリティは高く、以前紹介した「PAN&/パンド」のクロワッサンもベーカリーを超える美味しさでした。
ですが、リベイクタイプ(再度焼きこと)よりも、生の状態から焼く「ふくらむ魔法の冷凍パン」の方が当然ながら風味・食感は上です。
手軽さは「PAN&」、ちょっとした手間を惜しまず美味しさを求める、又は冷凍庫の場所を取らない方が嬉しい人は「ふくらむ魔法の冷凍パン」といった様に自分に合った製品をチョイスしてください。
何にせよ、テレビで特集されるほどに冷凍パンは目覚ましい進化を遂げており、これから群雄割拠の時代が来そうですね。