セールスポイント
・贅沢なパスタソースが8種類ある。
・良質な素材を使っている高級パスタソース。
・味がやや強めなので多めの麺が食べられる。
洋麺屋ピエトロについて
1980年、福岡県福岡市に創立されたパスタ専門店「洋麺屋ピエトロ」は当時には革新的な明太子や辛子高菜、納豆などの和風素材を使ったパスタを提供しており、人気を博していました。
中でも「ピエトロ」を象徴する商品の1つである「ピエトロドレッシング」は創業2年目から本店で販売されるほどの大人気商品であり、企業から数年で百貨店や通信販売が行われるほどでした。
九州地方から関東地方まで幅広い地域に出店しており、現在(2022/11/09)では44店舗のチェーン展開をしています。
ピエトロの製品の特徴
看板商品はやはりドレッシングとパスタソースになりますが、冷凍ピザや輸入品の乾燥パスタやパスタソースなども取り扱っています。
「ピエトロ」では野菜はすべて国産のものを使用しており、物によっては契約農家で専用の野菜を作って貰っています。
又、イタリアンの命であるトマトソースは国産トマトとイタリア産のトマトをブレンドすることで酸味と旨味、ほのかな甘味のバランスを良くしているそうです。
製造場所ではライン生産ではなく、調理師が包丁と大きな調理器具を使用し、素材ごとに見極めながら調理しているので、手作りに近い味わいを提供することを可能としています。
PIETORO A DAYについて
元々、「ピエトロ」では「洋麺屋ピエトロ パスタソース」というラインナップを販売しており、蟹やウニ、ボロネーゼなどの400円前後する製品を提供していました。
こちらのシリーズは先述した様に素材と手間をかけているので、レトルトのパスタソースとしては元からやや高価なものでした。
▼スーパーでも購入可能。
その後、販売されたのが「ピエトロファーマーズパスタソース」というハイグレードな製品であり、2022年11月にはリニューアルされて「PIETORO A DAY」というパスタソースが8種類誕生しました。
高価なのには当然理由があり、紅ずわい蟹や黒豚、ウニなどを贅沢に使用しており、従来のソースよりも時間と手間をかけて作っているからです。
例えば従来の「洋麺屋ピエトロ パスタソース 蟹と蟹みそのスパゲティ」と比較して、「PIETORO A DAY 紅ずわい蟹と蟹みその芳醇トマトソース」では3倍近い蟹を使用しています。
PIETORO A DAYのラインナップ
・国産紅ずわい蟹と蟹みその絶品クリームソース(秋・冬限定)
・国産紅ずわい蟹と蟹みその芳醇トマトソース
・うにとたらこの贅沢クリームソース
・国産真鰯と香味野菜の本格ペペロンチーノ(絶望スパゲティ)
・鹿児島県黒豚の本格ボロネーゼ
・ピエトロ風ナポリタン-デミグラスソース仕立て-
・博多辛子明太子の極上クリーム
・5種のチーズの濃厚カルボナーラ
レビュー
今回紹介するのは「ピエトロ」の「PIETORO A DAY パスタソース」から以下の3品を選びました。
ごきげんなPASTA ピエトロ風ナポリタン-デミグラスソース仕立て-
うれしさいっぱいのPASTA 鹿児島産黒豚の本格ボロネーゼ
夢見ごこちのPASTA 5種のチーズの濃厚カルボナーラ
▼旧パッケージ。
2022年11月にパッケージが変更され、以下の様なデザインに変更されました。
▼新パッケージ。
まだ、楽天やAmazonなどのECサイトでの流通が執筆時には無いので公式画像をお借りしています。
購入した次の月にデザインが変わらなくとも良いじゃないですか(笑)。
▼裏面とレトルト袋。
ポイント
「ピエトロ」で採用しているレトルト袋は所謂、パウチ臭(様々な匂いに例えられますが、本記事ではアルミっぽい金属の臭い)がほとんどありません。
レトルト食品を選ぶ際に、香りを重視する人や嗅覚が鋭い人は白い袋であることをAmazonや楽天などの画像にてチェックするといいでしょう。
ピエトロ風ナポリタン-デミグラスソース仕立て-
昔からある喫茶店のケチャップ味のナポリタン…ではなく、デミグラスソースの旨味とコクが程よく効いたトマトソースの中に、たっぷりのベーコンが入った奥深い味わいとなっています。
その旨味に加えて、酸味が残ったケチャップとトマトソース、赤ワインが効いているので、やや大人向けのナポリタンに仕上がっていますね。
驚かされたのが隠し味にマーマレードを使っていることであり、ほのかな苦味が酸味と力強い旨味を優しくまとめており、独特の風味と甘さがナポリタンに合うとは思いもしませんでした。
一般的なナポリタンは家庭で作ったほうが野菜がシャキシャキしていて美味しいと思いますが、本製品はいい意味で家庭で作れないソースがメインのナポリタンですね。
鹿児島産黒豚の本格ボロネーゼ
たっぷりと入った粗挽きの黒豚を芳ばしく炒め、タマネギとセロリ、人参などの香味野菜がソースに溶けるほどにじっくり煮込んであるので、野菜の甘味と香りが濃縮されています。
一般的な国産豚やアメリカ産豚などと比べるとしっかりと育てられた黒豚の脂肪分は口溶けが良く、風味が豊かなので、市販品のボロネーゼとは思えない贅沢な味わいですね。
長時間煮込まれていることで、酸味はマイルドになっており、香味野菜以外にも飴色タマネギが使用されているので野菜の甘味と美味しさの真髄を感じられました。
5種のチーズの濃厚カルボナーラ
たっぷりのチーズと卵黄と生クリームが効いたカルボナーラはよくあるクリーミィな物とは雰囲気が違い、チーズの複雑な味が主張したソースです。
昔ながらのチーズとベーコンが使われているので、やや塩気は強いので多めの麺と絡めるのがオススメです。
ただし、単純な塩気ではなく、長期熟成させたベーコンに含まれている塩分なので、強い旨味を感じることが出来るはずです。
又、使用しているベーコンはしっかりと燻製されていることにより、燻製の匂いが強烈であり、燻製好きならば非常に喜ぶ味わいになっていますね。
総評
手作りに近い環境で作り、黒豚や紅ずわい蟹などをたっぷり使ったものはレトルトでは中々手に入りません。
『贅沢なパスタソース』というと市販品でも珍しくないキャッチフレーズかもしれませんが、本製品ぐらいのこだわりがあると納得できますね。
多くの小売店やスーパーなどでは手に入らない製品だと思われるので、通販を利用することをオススメします。